事例番号
ap10009
情報更新

加工後のエンジンブロックの通過検知

現場の課題

マシニングセンタでNC加工されたエンジンブロックの通過検知を油にも強いというIP68・69Kの光電センサで行っていますが、長期間使用すると、ケーブルが硬化し割れて切削油が芯線外被界面に浸入。界面を伝って基板に浸入し、回路破壊を起こし検出不可能となります。複数設置している光電センサが、油環境で壊れるたびに設備の突発停止を招き、稼働率低下の一因となっています。

改善の内容

耐油性能に優れた光電センサ E3ZR-Cで加工後のエンジンブロックの通過検知を行います。
ケーブル外被の材料に耐食性に優れたフッ素樹脂を採用することでケーブルの膨潤や劣化を抑え、センサ内部の基板に切削油が浸入することを防止。さらに耐油性に優れた水素化ニトリルゴム(HNBR)にフッ素ゴムをオムロン独自の配合で混練し、切削油による膨潤・劣化の両方に優れた耐性を持つ新素材のゴムを接合部の重要なシール部に採用し、耐油性能を強化しています。また、金属同士の接合部はレーザビームによる金属融解ですき間を封止。金属と金属以外の接合部は新素材Oリングを使用し、周囲をレーザ溶接固定することで、膨潤・劣化の可能性を持つ接着剤を一切使用することなく切削油の浸入を防ぎます。これらの「材料」と「構造」により耐油性能を従来品に比べて2倍の耐油実力4年(*1)に高めました。油環境で長期間使用しても壊れず、設備の安定稼働に貢献します。
(*1)オムロン独自の加速評価試験における実使用環境年数。

  • 加工後のエンジンブロックの通過検知
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改善のポイント

耐油光電センサ E3ZR-Cは、JIS C 0920のIP67Gに基づく評価試験に加えて、はるかに厳しい独自のオムロン耐油コンポーネント評価基準に基づき、評価試験を実施。製造現場で使用される代表的な18種(*2)の切削油で耐油試験を行い、4年間(*1)の安定動作が実証されています。
(*2)別表1の通り、ユシロ化学工業株式会社製の18種類の油剤で耐油試験を実施。表内のpHについては、切削油メーカ推奨希釈時の値を記載。参考値のため、詳細はユシロ化学工業株式会社様のホームページをご参照ください。

事例はご参考ですので、「適合性等」については保証いたしかねます。詳細は免責事項をご覧ください。

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