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電力調整器 概要


電力調整器とは、主に温度調節器の4 ~ 20mAなどのアナログ信号、またはボリウムによる手動設定などを受けて、位相制御/最適サイクル制御によりヒータの電力量を無段階に調整する機器です。ここでは電力調整器の概要を解説します。

関連情報


電力調整器とは

電力調整器とは、主に温度調節器の4 ~ 20mAなどのアナログ信号、またはボリウムによる手動設定などを受けて、位相制御/最適サイクル制御によりヒータの電力量を無段階に調整する機器です。

ヒータ制御の構成と種類

電力調整器は、主にヒータ制御に用いられます。
それぞれのヒータ制御方式には特徴があるため、用途に合わせて方式を決定する必要があります。

ヒータ制御方式の種類

① ON/OFF制御

(1)温度調節器との組合せによる、最もポピュラーな制御方法です。

(2)ON/OFFによるヒータ自身の温度差が大きいと、ヒータの寿命が短くなります。

(3)熱容量の大きいものの(暖まりにくく冷めにくい)制御に向いています。

② 位相制御

(1)半サイクルごとに出力量を変化させるため、高精度な温度制御が可能となります。

(2)よりきめ細やかな制御により外乱に強く、ヒートショックも少ないため、ヒーターの寿命が延びます。

(3)勾配を自由に設定できるため、温度調節器とのセットで使用する際に出力量を調整できます。

(4)ソフトスタート、定電流回路により突入電流をおさえることができます。

(5)位相制御により、ノイズを発生します。

③ 最適サイクル制御(高精度ゼロクロス制御)

(1)最適サイクル制御は、負荷電源の検出とトリガ信号によるSSRの駆動により行われます。

(2)半サイクル毎に出力をON/OFFすることで、ノイズの発生を抑えながら応答が速く、高精度な温度制御を行います。

④ サイクル制御

(1)電圧出力の出力周期により、短い周期で細かい制御ができるため、ON/OFF時分割比例制御よりも精度の高い温度制御が実現できます。

(2)温度調節器を使用しないマニュアル制御をSSR で実現できます。(外部ボリウムを使用します。)

多点パワーコントローラ、サイクルコントロールユニットについては、各商品カタログ(データシート)をご覧ください。

形G3PWの制御方式と組み合わせ例

形G3PWは、精密な温度制御が可能な、サイリスタ方式の単相電力調整器です。
温度調節器などと組み合わせて、ヒータを制御します。

●形G3PWのアナログ制御とは

温度調節器の電流出力4~20mAの信号をうけ、電力量をなめらかに調整し精密なヒータ制御を行います。外部(内部)勾配設定により微調整が可能です。

●形G3PWのON/OFF制御とは

温度調節器の電圧出力の信号をうけヒータをON/OFFにより制御します。外部(内部)勾配設定により微調整が可能です。

●形G3PWの手動制御とは

外部ボリウムにより、手動で出力量の調整が可能です。

形G3PWと電子温度調節器の接続例

1台の温度調節器で複数台のヒータを制御する場合、勾配設定をすることにより、温度のバラツキを改善することができます。

例. 熱干渉によりB点の温度がA点より高くなる場合、ヒータBの勾配設定をヒータAより小さくすることによってAとBの温度を均一にできます。


最終更新日:2019年11月18日