ソリッドステート・リレーは、半導体を使った無接点リレーで、高速高頻度動作が可能です。ここではソリッドステート・リレーの参考資料を示します。
![]() | 用語解説 |
![]() | ![]() |
フォト・カプラ、フォト・トライアックカプラ
入力信号を伝達するとともに入力と出力を絶縁する素子
トリガ回路
負荷電流を開閉するトライアックのトリガ信号を制御する回路
スナバ回路
抵抗、コンデンサで構成され、トライアックなどに加わる急しゅんな立ち上がりの電圧を抑えて、ソリッドステート・リレー(SSR)のトライアックの誤点弧を防止する回路
ゼロクロス回路、ゼロクロス機能
交流負荷電圧のゼロ位相近辺で動作を開始させる回路(機能)
ゼロクロス機能は、負荷電圧のゼロボルト付近でONすることにより、急激な負荷電流の立ち上り時に発生するノイズを抑えます。
ノイズには電源ラインに直接のるものと、空間へ放射されるものがあり、この双方にゼロクロス機能は効果があります。
定格電圧
入力信号の基準となる電圧
使用電圧
入力信号の許容電圧範囲
動作電圧
出力がオフ状態からオン状態に変化するときの入力電圧の最小値
復帰電圧
出力がオン状態からオフ状態に変化するときの入力電圧の最小値
入力電流
定格電圧を印加したときに流れる電流値
入力インピーダンス
入力回路、制限抵抗によるインピーダンス入力電圧が幅を持っているソリッドステート・リレー(SSR)では、入力電圧により入力インピーダンスが変化し、それにつれて入力電流が変化する機種があります。
入力インピーダンス(代表例)
形G3F、形G3H(表示灯無しタイプ)
負荷電圧
負荷の開閉や連続オフ状態で使用可能な電源電圧の実効値
最大負荷電流
指定の冷却条件(ヒートシンクの大きさ、材質、厚さ、周囲温度放熱条件など)のもとで、出力端子に連続して流すことができる最大電流の実効値
漏れ電流
出力がオフ状態において、指定の負荷電圧を印加したとき、出力端子間に流れる電流
出力オン電圧降下
指定の冷却条件(ヒートシンクの大きさ、材質、厚さ、周囲温度放熱条件など)のもとで、最大負荷電流を通電したときに、出力端子間に現れる電圧の実効値
最小負荷電流
ソリッドステート・リレー(SSR)が正常に負荷開閉できる最小の負荷電流
動作時間
入力に規定の信号電圧を印加後、出力がオンするまでの時間
復帰時間
入力に印加している信号電圧をオフにしてから、出力がオフするまでの時間
絶縁抵抗
入力端子‐出力端子間および入・出力端子‐金属ケース(ヒートシンク)間に直流電圧を印加したときの抵抗
耐電圧
入力端子‐出力端子間および入・出力端子‐金属ケース(ヒートシンク)間が、1分間以上耐えうる交流電圧の実効値
使用周囲温度・湿度
規定の冷却、入出力電流条件でソリッドステート・リレー(SSR)が正常に動作しうる使用可能な周囲温度・湿度範囲
保存温度
電圧印加なしに放置保存可能な温度範囲
サージオン電流耐量
ソリッドステート・リレー(SSR)に対して流すことのできる非繰り返し(1日1~2回程度)の電流の最大値。商用周波数、1サイクルでの波高値にて表す。
*従来、「投入電流耐量」と表現しておりましたが、負荷の突入電流と混同しやすい表現でしたので、「サージオン電流耐量」と変更しております。
逆起電圧
負荷開閉時、オフ時に発生する非常に急しゅんな電圧
ブリーダ抵抗
極小負荷の開閉を正常に行うため、見かけ上負荷電流を増すために負荷と並列に接続する抵抗
© Copyright OMRON Corporation 1996 - 2025.
All Rights Reserved.