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動作方式

■使用方法

〈出力容量をアップする場合〉
例:24Vタイプ

S8TS 操作/設定 3

〈マルチ出力を構成する場合〉

S8TS 操作/設定 4

最大連結台数

基本ブロックはバスラインコネクタにて連結できます。

出力容量をアップする場合

S8TS 操作/設定 6

N+1冗長運転

1台の電源が故障した場合も安定した運転を継続するためN+1冗長運転時のディレーティング曲線内でご使用ください。

マルチ出力の場合

異なる出力電圧仕様の基本ブロックを連結する場合の最大連結台数は4台です。

バスラインコネクタの選択

連結の方法によりバスラインコネクタを選択してください。

並列運転をする場合
形S8T-BUS01(DCライン接続タイプ)を使用してください。(図1参照)

形S8T-BUS01には、異なる出力電圧仕様の電源ブロックの誤連結防止のために、セレクタを備えています。セレクタを並列運転する出力電圧の位置にスライドさせてください。

S8TS 操作/設定 11

注. 電流バランス機能によって並列運転を可能にしています。
   この機能を動作させるために、形S8T-BUS01を必ず使用してください。

並列運転をしない場合
形S8T-BUS02(DCライン非接続タイプ)を使用してください。(図2参照)

S8TS 操作/設定 12

バスラインコネクタの挿抜

電気的性能を維持するため以下の点に留意ください。
・挿抜回数は20回以下でご使用ください。
・コネクタ端子には触れないでください。
・取り外し時はバスラインコネクタ両端部にマイナスドライバーを交互に入れて取り外してください。

S8TS 操作/設定 13

連結時の配線に関して

・連結して使用する場合、AC入力線は1つの基本ブロックのみ配線してください。誤配線した場合内部で入力が短絡し、本体が破損します。

S8TS 操作/設定 14

・基本ブロック間または他の機器への渡り配線は行わないでください。定格電流を超えるとバスラインコネクタが破損する可能性があります。

S8TS 操作/設定 15

・連結時の(GR)端子への配線は1つの基本ブロックのみに配線してください。すべての基本ブロックへの配線は必要ありません。

直列運転、±(プラスマイナス)出力のつくり方

2台の基本ブロックで直列運転が可能です。また(±)出力も作ることができます。
形S8TS-06024□、形S8TS-03012□は外付けダイオードは必要ありませんが、形S8TS-02505□はダイオードを接続してください。
ダイオードの選定の目安は以下のとおりです。

S8TS 操作/設定 18

注. 異なる仕様でも直列運転は可能ですが、負荷に流れる電流は定格出力電流の小さいほうの基本ブロックの定格出力電流以下でご使用ください。

S8TS 操作/設定 19

並列運転時の出力電圧調整

出荷時は定格出力電圧に調整されていますが、出力電圧を調整する場合、基本ブロックを連結する前にそれぞれの出力電圧調整トリマ(V.ADJ)にて出力電圧を合わせてください。
それぞれ出力電圧のばらつきは下表の値以下にしてください。

S8TS 操作/設定 21

連結後は出力電圧調整を行わないでください。出力電圧が不安定になる場合があります。

突入電流

基本ブロック1台あたりの突入電流は17.5/35A(AC100/200V)以下です。N台連結時は1台のN倍の突入電流が流れます。ヒューズの溶断特性やブレーカの動作特性を十分確認し選定してください。

リーク電流

1台あたりのリーク電流は0.35/0.7mA(AC100/240V)以下です。
N台連結時は1台のN倍のリーク電流が流れます。

取りつけについて

取りつけ方向

S8TS 操作/設定 24

標準取りつけ以外で使用しないでください。放熱性悪化により、内部素子が劣化・破壊することがあります。

S8TS 操作/設定 25