生産設備の立ち上げ・保守のムダを大幅削減し、安定稼働に貢献
生産現場では従来のフィールドネットワークで実施していた設備の立ち上げ・保守の方法では対処しきれず、立ち上げ時間の増加や故障から復旧にかかる時間(MTTR)の増加といった問題が発生しています。
そこでオムロンは、生産現場の各作業工程におけるリモートターミナルに関係するムダな作業や非効率作業を徹底的に分析することにより、設備の立ち上げ・保守の工数の削減、および安定稼働に貢献する機能を搭載した「NXRシリーズ」を開発しました。
耐環境型リモートターミナルの特長
IP67対応で、制御盤レス化を実現
情報化と省配線を両立
IO-Link I/Oハブとの組み合わせにより省配線システムが構築可能。情報化と省配線を両立できます。
設定・立ち上げ工数を大幅削減
ソフト設計者の工数削減
現場作業者が、あらかじめセットされた設定パターンにロータリスイッチを合わせるだけで、IO-Linkマスタユニットのポート設定ができるので、設定工数やソフト設計者の工数を減らすことができます。
CX-ConfiguratorFDTによるデバイス一括設定
設定ツールでIO-Linkパラメータを一括で自動設定できるうえ、コントローラからリモートターミナルの設定、およびIO-Linkのデバイス設定を一括で転送できます。これらの機能により、設定工数を90%削減*1できます。
*1. 2025年8月 当社従来比(オムロン製 NXシリーズ)
Sysmac Studioの簡単設定で人為的ミス削減
Sysmac Studioの画面から、接続している実IO-Linkデバイス機器を一括で照合・取得することが可能です。
さらに、設定したデバイスのプロセスデータ構造やデバイス変数を自動生成し、面倒なプログラミング作業を削減でき、設定時の人為的なミスを防ぎながら、設定工数を抑えることができます。
通信品質の見える化で安定稼働
Ethernet通信*1、およびIO-Link通信の通信状態を数値化し、ネットワークの敷設不備を稼働前に確認できます。
稼働中においては通信状態の変化を把握でき、突発停止前に設備の点検が可能になります。
*1. EtherCATは、NJ/NXシリーズCPUユニットまたはNYシリーズ産業用PCでサポートしている機能です。
簡単交換、最短復旧でMTTRを短縮
I/O・通信ケーブルの状態を診断可能
Ethernet通信ケーブルの断線・短絡時、おおよその異常箇所の通知やI/Oケーブルの断線・短絡異常の検知を行えます。
*2. Ethernet通信ケーブルのおおよその異常箇所通知は、形NXR-ILM08C-EITの機能です。
故障時の交換・再設定時間を削減
IO-Linkマスタユニット故障時、ソフト設計者でなく作業者がスイッチを設定位置に合わせるだけで完了*3。形NXR-ILM08C-ECTのポート設定はパソコンでの設定に比べ、復旧までの時間が95%削減*4。
接続IO-Linkデバイスのパラメータ設定をNXRにバックアップ、 ツールで手動またはPLCで実行可能。
センサが壊れた場合も新しいセンサと交換するだけで自動リストアが可能。
*3. I/Oポートクイック設定の設定範囲はNXR-ILM08C-ECT本体のデバイスパラメータです。IO-Linkデバイスのパラメータをデフォルト設定以外で使用し、そのIO-linkデバイスを交換する場合は、CX-ConfiguratorFDTでIO-Linkデバイスのパラメータを設定してください。
*4. 当社にて条件を設定し算出(2023年11月調べ)