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GX-ILM08C

GXシリーズ IO-Link マスタユニット

GX-ILM08C

IO-Link でセンサレベルの情報を可視化し、3大現場課題を解決! 水・埃の環境でも使えるM12スマートクリックコネクタタイプの IO-Link マスタ

※ Web特別価格提供品

一般仕様

項目 仕様
ユニット電源電圧 DC20.4~26.4V(DC24V -15~+10%)
I/O電源電圧 DC20.4~26.4V(DC24V -15~+10%)
耐ノイズ性 IEC61000-4-4 に準拠 2kV(電源ライン)
耐振動 誤動作 10~60Hz 振幅幅 0.7mm、60~150Hz 50m/s2
X、Y、Z 各方向80分
耐衝撃 150m/s2 振幅幅 0.7mm
耐電圧 AC600V(絶縁されている回路間)
絶縁抵抗 20MΩ以上(絶縁されている回路間)
使用周囲温度 -10~55 ℃
使用周囲湿度 25~85%(結露なきこと)
使用周囲雰囲気 腐食性ガスのないこと
使用標高 2,000m以下
保存温度 -25~65 ℃
保存湿度 25~85%(結露なきこと)
保護構造 IP67
取付方法 M5ネジ取付
取付強度 100N
通信コネクタ強度 30N
コネクタ種類 EtherCAT通信コネクタ:M12(D-coding、メス)×2個
電源コネクタ:M12(A-coding、オス)× 1個
I/Oコネクタ:M12(A-coding、メス)*1× 8個
ネジの締付トルク *2 丸型コネクタ(通信コネクタ、電源、I/O):0.39 ~ 0.49N・m
M5(前面からのユニット取付):1.47 ~ 1.96N・m
ノードアドレス設定 SW 用カバー:0.4 ~ 0.6N・m
適合規格 *3 UL 61010-2-201、EU:EN 61131-2、RCM、KC、IO-Linkコンフォーマンス、EtherCATコンフォーマンス

*1. IO-Linkのコネクタタイプとしては、ClassAに対応
*2. スマートクリック対応のコネクタは、コネクタを奥まで差し込み約1/8 回転してください。トルク管理は不要です。
*3. icon_01最新の適合規格については、「規格認証/適合」をご覧ください。または当社営業担当者に確認してください。

ユニット仕様

項目 仕様
ユニット名称 IO-Linkマスタユニット
形式 形GX-ILM08C
IO-Link ポート数 8
通信仕様 通信プロトコル IO-Link プロトコル
伝送速度 COM1:4.8kbps, COM2:38.4kbps, COM3:230.4kbps
トポロジー 1対1
準拠規格 ・IO-Link Interface and System Specification Version1.1.2
・IO-Link Test Specification Version1.1.2
デバイス供給電源
(IO-Link モード時、
SIO(DI)モード時)
定格電圧 DC24V(DC20.4~26.4V)
供給電流 0.2A/ポート
短絡保護機能 あり
デジタル入力
(SIO(DI)モード時)
内部I/Oコモン線処理 PNP
定格電圧 DC24V(DC20.4~26.4V)
入力電流 5mA TYP. (DC24V)
ON電圧/ON電流 DC15V以上 / 5mA以上
OFF電圧 DC5V以下
入力フィルタ時間 フィルタなし、0.25ms、0.5ms、1ms (工場出荷時設定)、2ms、4ms、8ms、16ms、
32ms、64ms、128ms、256ms
デジタル出力
(SIO(DO)モード時)
内部I/Oコモン線処理 PNP
出力タイプ プッシュプル
定格電圧 DC24V( DC20.4~26.4V)
最大負荷電流 0.3A/ポート
短絡保護機能 あり
漏れ電流 0.1mA以下
残留電圧 1.5V以下
Pin2デジタル入力
(IO-Linkモード時)
内部I/Oコモン線処理 PNP
定格電圧 DC24V(DC20.4~26.4V)
入力電流 2mA TYP. (DC24V)
ON電圧/ON電流 DC15V以上/2mA以上
OFF電圧 DC5V以下
入力フィルタ時間 フィルタなし、0.25ms、0.5ms、1ms (工場出荷時設定)、2ms、4ms、8ms、16ms、
32ms、64ms、128ms、256ms
ケーブル仕様 ケーブルタイプ 非シールド
ケーブル長 最大20 m
線間静電容量 最大3 nF
ループ抵抗 最大6 Ω
外形寸法 175(W)×33(H)×60(D) [mm] (49.1mm(H):コネクタを含む場合)
絶縁方式 フォトカプラ絶縁
I/O電源供給方法 電源コネクタからの供給
ユニット電源消費電流 60mA
I/O電源消費電流 100mA
質量 430g
回路構成 3541_sp_2_1
取付け方向と制限 取付方向:6方向が可能
制限: なし
保護機能 L+端子の短絡保護機能
C/Q端子の短絡保護機能

* デバイスに供給するI/O電源:
 IO-Linkマスタユニットのポートの通信モードがIO-Linkモード時またはSIO(DI)モードの時、デバイスへ供給する電圧、電流値です。ユーザは接続機器の消費電力を確認し、その電源をI/O電源からIO-Linkマスタユニットへ供給してください。

機能仕様

機能名称 内容
通信機能 サイクリック通信 IO-Link通信のマスタとして、IO-LinkデバイスのI/Oデータ(Process data)をサイクリックに交換します。
同時に、コントローラのスレーブとして、それらのデータおよびIO-Linkマスタのステータスをコントローラとサ
イクリックに交換します。
デバイスの検出性能低下の程度、使用条件の変化(光電センサの受光量、安定検出余裕度、近接センサの過接近な
ど)を確認可能です。
メッセージ通信 上位通信マスタからのIO-Linkマスタに対するメッセージ通信コマンドを受信し、レスポンスを返します。また、
上位通信マスタからのIO-Linkデバイスに対するメッセージ通信コマンド/レスポンスを仲介(ゲートウェイ)しま
す。メッセージ通信の方法については、「IO-Linkシステム ユーザーズマニュアル(SBCD-371)」の「6-3 メッ
セージ通信」を参照してください。
運転中に、デバイスのパラメータの変更、調整(例:しきい値設定、チューニング実行、オンディレー時間変更な
ど)をプログラムから実行可能です。運転中にデバイスの稼働時間などの内部状態データを確認可能です。
通信モード設定機能 ポートごとに、以下を選択可能です。
IO-Linkモード、SIO(DI)モード、SIO(DO)モード、ポート無効
これにより、1つのユニットで、IO-Link通信とデジタルI/Oを混在させることができます。
Pin2デジタル入力機能 IO-Linkモードにて、IO-Link通信をしながら、2番ピンを使用したデジタル入力が可能です。
IO-Link通信の伝送速度自動設定機能 IO-Linkマスタは、各IO-Linkデバイス固有の伝送速度(COM1、COM2、COM3のいずれか)に自動的に合わせて、
各IO-Linkデバイスと通信を行います。
したがって、ポートごとの接続デバイスの伝送速度設定は不要です。
接続デバイス照合機能 IO-Linkマスタに接続されているIO-Linkデバイスの構成(IO-Linkデバイス構成設定または実構成情報からの設定)
と、電源投入時に照合する機能です。
接続デバイス照合機能の有効/無効はユーザで選択可能です。
IO-Link通信異常検出機能 I/Oケーブルの断線、IO-Linkデバイスのポートからの離脱、デバイスイベント(エラーレベル)、デバイス構成照
合異常、IO-Linkデバイスの故障のいずれかを検出する機能です。
I/Oケーブル短絡異常検出機能 デバイスのケーブルの短絡を検出する機能です。
入力データ有効通知機能 IOーLink通信でのプロセス入力データが、上位コントローラ側での入力処理において有効か否かを、「入力データ有
効」フラグで確認できる機能です。
コントローラとの通信異常時の負荷遮断機能 IO-Link通信モード時またはSIOモード時、コントローラとの通信異常発生時に、IO-Linkマスタからの出力を遮断
する機能です。
これにより、通信異常時に不正出力動作を避けることができます。
IO-Link通信ロストフレーム回数積算機能 CX-ConfiguratorFDTにより、IO-Link通信ロストフレーム回数積算値を読出可能。
I/Oケーブルのノイズの影響などによる通信状態の判断に、使用することができます。
デジタル入力のフィルタ機能 SIO(DI)モード時のデジタル入力、またはIO-Linkモード時のPin2デジタル入力に対して、入力信号のチャタリン
グやノイズを除去する機能です。
チャタリングやノイズなどにより接点の状態が安定せずに入力データが変化する場合、データの変化を防止し、
安定させます。
デジタル入力データ集約機能 * IO-Linkモード時、IO-Linkデバイスの入力データ内で指定されたビットデータを、IO-Linkマスタユニットのデジタ
ル入力データに反映する機能です。
これにより、IO-Linkデバイスの入力データ内のビットデータをIO-Linkマスタユニットのデジタル入力データに集
約できます。
1つのIO-Linkポート毎に1ビット選択が可能です。
SIO(DI)モードおよびSIO(DO)モード時は、本機能を使用できません。
本機能使用時は、Pin2デジタル入力機能は使用できません。
IO-Linkデバイス内のパラメータ設定の
バックアップ/リストア機能
各IO-Linkデバイスのパラメータ設定データを、IO-Linkマスタへバックアップ(保存)またはリストアする機能です。
これにより、IO-Linkデバイス交換時のパラメータ再設定が不要となります。
イベントログ機能 IO-LinkマスタおよびIO-Linkデバイスで発生した異常や状態変化といったイベントを記録する機能です。

*ユニットバージョンVer.1.1 以降で対応しています。

EtherCAT通信仕様

項目 仕様
通信プロトコル EtherCAT専用プロトコル
変調方式 ベースバンド
伝送速度 100Mbps
物理層 100BASE-TX(IEEE802.3)
コネクタ M12(D-coding、メス) × 2(シールド対応)
CN IN:EtherCAT 入力
CN OUT:EtherCAT 出力
通信媒体 カテゴリ5以上(アルミテープと編組の二重遮蔽シールドケーブルを推奨)
通信距離 ノード(スレーブ)間距離:100m 以内
耐ノイズ性 IEC61000-4-4 準拠 1kV 以上
ノードアドレス設定方式 16進ノードアドレススイッチまたは Configuration Tool による設定
ノードアドレス範囲 16進000~FFF(10進0~4095):ノードアドレススイッチまたは Configuration Toolによる設定
LED 表示 UNIT PWR × 1
IO PWR × 1
L/A IN(Link/Activity IN)× 1
L/A OUT(Link/Activity OUT)× 1
RUN × 1
ERR × 1
プロセスデータ 可変 PDO マッピング(Variable PDO mapping)
PDO サイズ/ノード 2バイト~ 270バイト
メールボックス エマージェンシー・メッセージ、SDO リクエスト、SDO レスポンス、SDO インフォメーション
同期モード Free Run モード(非同期)

バージョン情報

ユニットバージョンの種類

GXユニット 対応バージョン*
EtherCAT
形式 ユニットバージョン CPUユニット Sysmac Studio CX-ConfiguratorFDT
形GX-ILM08C Ver.1.1 Ver.1.12以降 Ver.1.20以降 Ver.2.2以降
Ver.1.0 Ver.1.12以降 Ver.1.16以降 Ver.2.2以降

* ユニットの種類によっては、上の表に記載したバージョンが存在しない場合があります。その場合には、表で示した対応バージョン以降のもっとも古いバージョンが対応しています。形式とバージョンの関係は各ユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。