●共通の注意事項については、パワーサプライ共通の注意事項をご覧ください。
スイッチング・パワーサプライ(15/30/50/100/150/240Wタイプ)
※ Web特別価格提供品
※ このページの記載内容は、生産終了以前の製品カタログに基づいて作成した参考情報であり、製品の特長 / 価格 / 対応規格 / オプション品などについて現状と異なる場合があります。ご使用に際してはシステム適合性や安全性をご確認ください。
情報更新 : 2014/09/17
●共通の注意事項については、パワーサプライ共通の注意事項をご覧ください。
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●注意レベル
正しい取扱いをしなければ、この危険のために、時に軽傷・中程度の傷害を負ったり、 あるいは物的損害を受ける恐れがあります。 |
安全上の要点 | 製品を安全に使用するために実施または回避すべきことを示します。 |
使用上の注意 | 製品が動作不能、誤動作、または性能・機能への悪影響を予防するために実施または
回避すべきことを示します。 |
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●感電注意
特定の条件において、感電の可能性を注意する通告。 |
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●禁止図記号の一般
特定しない一般的な禁止の通告。 |
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●分解禁止
機器を分解することで感電などの傷害が起こる可能性がある場合の禁止通告。 |
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●注意図記号の一般
特定しない一般的な注意、警告、危険の通告。 |
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●高温注意
特定の条件において、高温による傷害の可能性を注意する通告に用いる。 |
軽度の感電、発火、機器の故障が稀に起こる恐れがあります。分解、改造、修理したり内部に触らないでください。
軽度の火傷が稀に起こる恐れがあります。通電中や電源を切った直後は電源本体に触らないでください。
感電により軽度の傷害が稀に起こる恐れがあります。通電中は端子に触らないでください。通電時、本体内部には最大370V の電圧が発生しています。
電源OFF 後も30秒間この電圧が残留します。
軽度の感電、発火、機器の故障が稀に起こる恐れがあります。製品の中に金属、導線または、取りつけ加工中の切粉などが入らないようにしてください。
・アースは完全に接続してください。安全規格で定められたPE(保護接地)端子のため、アースが不完全な場合、感電や誤動作の恐れがあります。
・軽度の発火が万一の場合起こる恐れがあります。入出力端子など誤配線のないようにご注意ください。
・通電前には、加工時に覆ったシートなどを必ず取りはずして放熱に支障がないことを確認ください。
・負荷の異常による配線材の発熱・発火を防ぐために、定格電流値の1.6倍以上を目安に線径をお選びください。線材の選定については電線メーカの推奨許容電流・電圧降下などをご参照ください。
・出力端子の電流定格は1端子あたり5A(-CN1タイプは、2A)です。端子の定格を超える電流が流れる場合は必ず複数端子を同時にご使用ください。
・UL 認定温度が60℃以上、または60/75℃以上の線材をご使用ください。
・導体部分が銅線の線材をご使用ください。
・振動・衝撃の激しい場所では使用しないでください。特にコンタクタなどの装置は振動源になりますので、周囲から極力離して設置してください。
・強い高周波ノイズやサージを発生する機器からは離して取りつけてください。
・周囲温度-25~+75℃、相対湿度25~90%で保管してください。
・内部部品の劣化・破損が稀に起こる恐れがあります。取りつけ方向ごとの使用温度範囲を超える状態では使用しないでください。
・内部部品の劣化・破損が稀に起こる恐れがあります。
ディレーティング範囲を超える状態(ディレーティング曲線の①の部分)では使用しないでください。
・相対湿度が25~85%の場所で使用してください。
・直射日光のあたる場所では使用しないでください。
・製品内に液体や異物、腐食性ガスが入る可能性のある場所では使用しないでください。
・取りつけにあたっては、機器の長期信頼性を向上させるために、放熱に十分留意してください。
・形S8EXは自然対流方式ですので、電源ユニット周囲の大気が対流するように取りつけてください。
・ハッチング部分の範囲は取りつけ金属部の許容範囲を示します。
・取りつけ時には、基板上の取りつけ穴を使用し、スペーサにて8mm以上浮かせて取りつけてください。絶縁・耐圧の規格を満足させるために、4mm以上の空間を確保してください。
・取りつけ面は極力金属板をお使いください。
注1. 基板へのねじれ、たわみ、衝撃などのストレスをかけないでください。故障・劣化する恐れがあります
2. 組立時等に、リード脚や表面実装部品にストレスをかけないでください。故障・劣化する恐れがあります。
・取りつけ加工中に切粉が製品内に入らないようにしてください。
・取りつけ状態により放熱性が悪化し、稀に内部部品が劣化・破損することがあります。
・放熱性の悪化により、稀に内部部品が劣化・破損する恐れがあります。電源本体のねじを緩めないでください。
出荷時:定格電圧にセットしています。
調整範囲:前面の出力電圧調整トリマ(V.ADJ)により定格電圧の±10%の範囲で調整が可能です。
右に回すと出力電圧は上がり、左に回すと出力電圧は下がります。
・出力電圧調整トリマ(V.ADJ)の破損が万一の場合起こる恐れがあります。必要以上に強い力を加えないでください。
・出力電圧調整後の出力容量、出力電流は定格出力容量、定格出力電流以下にしてください。
・出力電圧調整トリマ(V.ADJ)の操作によっては、出力電圧が電圧可変範囲以上に上昇します。出力電圧を調整する場合は、電源の出力電圧を確認し負荷を破壊させないようご注意ください。2台の電源で直列運転が可能です。また(±)の出力を作ることもできます。
注1. 負荷が短絡した場合、電源ユニット内部に逆電圧がかかります。万一の場合、電源ユニットが劣化・破損する恐れがありますので、図のようにダイオードを接続してください。なお、ダイオードの選定の目安は下記の通りです。
種類 | ショットキーバリアダイオード |
---|---|
耐圧(VRRM) | 定格出力電圧の2倍以上 |
順方向電流(IF) | 定格出力電流の2倍以上 |
2. 異なる仕様での直列運転は可能ですが、負荷に流れる電流は定格出力電流の小さい方の定格出力電流以下にしてください。
並列運転での使用はできませんのでご注意ください。
ただし、以下のバックアップ運転ができます。(外付けダイオード要)
電源A、Bは同機種をご使用ください。
・種類:ショットキーバリアダイオード
・耐圧(VRRM):電源の定格出力電圧以上
・順方向電流(IF):電源の定格出力電流の2倍以上
・電源A、Bの出力電圧は、ダイオードD1、D2の順方向電圧(VF)の降下分だけ高く設定してください。
また、ダイオードは電源の出力電流(IOUT)×ダイオード順方向電圧(VF)の電力損失を生じますので、ダイオードの温度がカタログ値以下になるように必要な冷却を行ってください。
・短絡および過電流状態での使用が継続されますと、稀に内部部品の劣化・破損となる場合があります。
・万一の場合、内部部品の劣化・破損が考えられますので、負荷側の突入電流、過負荷状態が頻繁に発生するアプリケーションには使用しないでください。
負荷にバッテリを接続される場合は、過電流制限回路および過電圧保護回路を取りつけてください。
過電流保護または、過電圧保護が機能している可能性があります。また、入力に雷サージなどの大きなサージ電圧が印加された場合は、内部保護回路が機能している可能性も考えられます。
以下の2点を確認後も出力電圧が出ない場合は、当社までお問い合わせください。
・過電流保護の確認方法
負荷が過電流状態(短絡含む)になっていないかを(負荷線を外して)確認してください。
・ピーク電流は下図のt1 の時間以上継続しないでください。
また、デューティサイクルは下記の条件を超えて使用しないでください。電源の破損を招く恐れがあります。
・周囲温度・取りつけ方向により、ピーク電流値と負荷軽減を行ってください。
・ピーク電流1周期の平均電流が定格値を超えないようにしてください。電源の故障の原因となる場合があります。
機種 | ピーク電流条件 |
---|---|
形S8EX-BP050□□□(50W)
形S8EX-BP100□□□(100W) |
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形S8EX-BP150□□□(150W) |
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形S8EX-BP240□□□(240W) |
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注. ピーク電流は、上表の条件に従ってご使用ください。
その他の条件については、当社までお問い合わせください。
仕様規格のリップルノイズ電圧は、JEITA規格RC-9131Aに準じる規定の測定回路にて測定した値です。
納入品の保証期間は当社工場出荷後5年と致します。
次の範囲を使用条件とします。
1. 平均使用温度40℃以下(本体周囲温度)
. 平均負荷率80%以下
3. 取りつけ方法:標準取りつけ
※ただし最大定格はディレーティング曲線の範囲内とします。
上記保証期間中に当社側の責により故障を生じた場合は、その商品の故障部分の交換または修理を、その商品のご購入あるいは納品場所において無償で行わさせていただきます。
ただし、次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させていただきます。
(1)本カタログまたは別途取り交わした仕様書などにて確認された以外の、不適当な条件・環境・取り扱い並びに使用による場合。
(2)故障の原因が納入品以外の事由による場合。
(3)当社以外による分解・改造または修理による場合。
(4)商品本来の使い方以外の使用による場合。
(5)当社出荷当時の科学・技術の水準では予見できなかった事由による場合。
(6)その他、天災、災害など当社側の責ではない原因による場合。予防保全のための推奨交換時期は商品の使用設置環境等に大きく影響されますが、推奨交換時期は7年~10年(*)を目安にしてください。お客様での商品寿命を超えてのご使用による故障や事故などを防止するためにも、推奨交換時期内での早めの交換をお奨めいたします。ただし、推奨交換時期はあくまでご参考情報であり、商品の寿命を保証するものではありません。
商品には多くの電子部品が搭載されており、これらの部品全てが正常に動作することにより、本来の機能・性能を発揮することができます。しかし、アルミ電解コンデンサは稼動時の周囲温度の影響が大きく、周囲温度が10℃上昇すると寿命が1/2に短くなります(アレニウスの法則)。電解コンデンサが容量低下の寿命になると、製品の故障や事故につながる恐れがあります。そのため、一定期間を経過する毎に商品の交換を実施いただき、装置の故障や事故を出来る限り未然に防止するようお奨めします。
*定格入力電圧、負荷率50%以下、周囲温度40℃以下、標準取りつけ状態の場合です。(また、ファン付タイプのファンは除きます。)
なお、当機種では上記の条件で期待寿命が10年以上となるように設計しています。
情報更新 : 2014/09/17