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E5CB

サーマック温度調節器

E5CB

ヒータ制御に最適、最高の制御性能が驚きの低価格で!世界最大クラスのデカ文字表示で見やすい

※ Web特別価格提供品

注意

E5CB ご使用の前に 2

感電により軽度の傷害が稀に起こる恐れがあります。
通電中は端子に触らないでください。

E5CB ご使用の前に 3

軽度の感電、発火、機器の故障が稀に起こる恐れがあります。製品の中に金属、導線または、取りつけ加工中の切粉などが入らないようにしてください。

E5CB ご使用の前に 4

爆発により稀に軽度の傷害の恐れがあります。
引火性、爆発性ガスのある所では使用しないでください。

E5CB ご使用の前に 5

軽度の感電、発火が稀に起こる恐れがあります。
本体やUSB-シリアル変換ケ-ブルが傷んだ状態で使用しないでください。

E5CB ご使用の前に 6

軽度の感電、発火、機器の故障が稀に起こる恐れがあります。分解、改造、修理したり、内部に触らないでください。

E5CB ご使用の前に 7

注意:火災や感電の危険
a)2つ以上の遮断スイッチをご使用の場合、修理点検前にすべてのスイッチをOFFし、製品を無通電状態にしてください。
b)注意:火災や感電の危機を低減するため、異なるClass2回路の出力を内部で接続しないでください。*

E5CB ご使用の前に 8

寿命を超えた状態で使用すると接点溶着や焼損が稀に起こる恐れがあります。
必ず実使用条件を考慮し、定格負荷、電気的寿命回数内でご使用ください。
出力リレーの寿命は、開閉容量、開閉条件により大きく異なります。

E5CB ご使用の前に 9

ねじがゆるむと発火が稀に起こる恐れがあります。
端子ねじは規定トルク0.74~0.90N・mで締めてください。

E5CB ご使用の前に 10

設定内容と制御対象の内容が異なる場合には、意図しない動作により稀に、装置の破損や事故の原因となります。温調器の各種設定値は、制御対象に合わせて正しく設定してください。

E5CB ご使用の前に 11

温調器の故障により制御不能や警報出力が出なくなると本機へ接続されている設備、機器等への物的損害が稀に起こる恐れがあります。本機の故障時にも安全なように、別系統で監視機器を取りつけるなどの安全対策を行ってください。

E5CB ご使用の前に 12

軽度の感電、発火、機器の故障が稀に起こる恐れがあります。USB-シリアル変換ケーブルのコネクタ部の中に金属、導線が入らないようにしてください。

E5CB ご使用の前に 13

発火が稀に起こる恐れがあります。USB-シリアル変換ケーブルのコネクタ部のピン間にゴミ等がたまらないようにしてください。

*Class2 電源とは「製品二次側出力が電流、電圧ともあるレベルに制限されていることを試験を受けULで認証されている電源のこと」を表します。

安全上の要点

製品の動作不良、誤動作または性能・機能への悪影響を防ぐため、以下のことを守ってください。不具合事象が稀に起こることがあります。仕様外の取り扱いはしないでください。

(1)屋内専用機器のため屋内のみで使用してください。ただし、下記の環境では使用または、保管はしないでください。
   ・加熱機器からの輻射熱を直接受けるところ
   ・水がかかるところ、被油のあるところ
   ・直射日光、蛍光灯、白熱灯など強い光が当たるところ
   ・塵あい、腐食性ガス(とくに硫化ガス、アンモニアガスなど)のあるところ
   ・温度変化の激しいところ
   ・氷結、結露の恐れのあるところ
   ・振動、衝撃の影響が大きいところ

(2)周囲温度および湿度は仕様範囲内で使用および保存してください。
    複数の温調器で密着取りつけを行ったり、上下に並べて取りつけを行うと温調器の発熱により温調器内部の温度が上昇し寿命が短くなってしまいます。このような場合には温調器へファンにより風を送るなどの強制冷却をしてください。

(3)放熱を妨げないよう、温調器の周辺をふさがないでください。温調器本体の通風孔はふさがないでください。

(4)端子の極性を確認し、正しく配線してください。

(5)配線用圧着端子は、指定サイズ(M3.5、幅7.2mm以下)のものをご使用ください。
    裸線接続の配線材は、定格温度が70℃以上かつ銅製でAWG24(断面積0.205mm2)-AWG14(断面積2.081mm2)のより線か、単線を使用してください。(電線被覆剥きしろ:5~6mm)1端子への配線は同じサイズ、同じ種類の線で2本まで、圧着端子は2枚までの接続としてください。

(6)使用しない端子には何も接続しないでください。

(7)誘導ノイズを防止するために、温調器の端子台の配線は、高電圧、大電流の動力線とは分離して配線してください。また、動力線との平行配線や同一配線を避けてください。配管やダクトを別にする、シールド線を使用するなどの方法も効果があります。
   ノイズを発生している周辺の機器(とくに、モータ、トランス、ソレノイド、マグネットコイルなどのインダクタンス成分を持つもの)には、サージアブソーバやノイズフィルタを取りつけてください。
   電源にノイズフィルタを使用する場合は、電圧と電流を確認した上で温調器にできるだけ近い位置に取りつけてください。
   強い高周波を発生する機器(高周波ウエルダ、高周波ミシンなど)やサージを発生する機器から、できるだけ離して設置してください。

(8)電源電圧および負荷は、仕様、定格の範囲内でご使用ください。

(9)電源電圧は2秒以内に定格電圧に達するようにスイッチ、リレーなどの接点を介して一気に印加してください。徐々に電圧を印加しますと、電源リセットしなかったり出力の誤動作が発生することがあります。

(10)温調器に電源を投入してから、正しい温度を表示するまで30分かかります。(実際に制御を始めるこの時間前に電源を投入してください)

(11)作業者がすぐ電源をOFFできるようスイッチまたはサーキットブレーカを設置し、適切に表示してください。

(12)清掃の際はシンナー類は使用せず、市販のアルコールをご使用ください。

(13)電源を投入して温調器の出力が確定するまで2秒かかります。この時間を考慮して(制御盤などの)設計してください。

(14)初期設定移行時(モード移行時)に移行するモードによっては出力がOFFになりますので、これを考慮した制御をしてください。

(15)不揮発性メモリには書き込み回数に寿命があります。データを頻繁に書き換える場合はRAMモードで使用してください。

(16)接地された金属に触れるなどの静電気対策を行った上で製品に触れてください。

(17)電圧出力(制御出力)は内部回路と電気的に絶縁されていませんので、接地タイプの熱電対を使用する場合は、制御出力端子のいずれかをアースに接続しないでください。(接続しますと回り込み電流により、測定温度に誤差が発生します。)

(18)廃棄時に分別する時、工具を使用してください。内部部品の鋭利な部分でけがをする恐れがあります。

(19)フロントシートの剥がれ・破れが生じた状態で使用しないでください。

(20)USB-シリアル変換ケーブル接続の際は、コネクタの向きを確認して正しく接続してください。スムーズに入らない場合は、無理に押し込まないでください。無理な力により、破壊が起こる恐れがあります。

(21)USB-シリアル変換ケーブルに重い物を載せたり、無理に曲げたり、引っ張ったりしないでください。

(22)通信状態での、USB-シリアル変換ケーブルの脱着は故障や誤動作の原因となりますので行わないでください。

(23)外部の電源端子などに本体の金属部分が接触しないようにしてください。

(24)濡れた手でUSB-シリアル変換ケーブルのコネクタ部に触らないでください。感電の恐れがあります。

(25)パソコンが誤動作する恐れがあります。USB-シリアル変換ケーブルのUSBコネクタの着脱をすばやく繰り返さないでください。

(26)USBコネクタをパソコンに接続時、パソコン側がUSB-シリアル変換ケーブルを認識するまで時間がかかることがありますが、故障ではありません。COMポート番号を確認してから通信を開始してください。

(27)USB-シリアル変換ケーブルが誤動作する恐れがあります。USBハブを通してパソコンに接続しないでください。

(28)電源電圧入力において、AC入力タイプは商用電源をご使用ください。インバータによっては出力仕様として、出力周波数を50/60Hzと表示されているものもありますが、製品の内部温度上昇により、発煙・焼損の恐れがありますので、インバータの出力を電源として使用しないでください。

(29)本体のインジケーターが正常に動作していることをご確認ください。ご使用状況によってはコネクタ、ケーブルの劣化を早め、正しく通信が行えない恐れがありますので、定期的な点検および交換をお願いします。

(30)熱電対のリード線を延長される場合は熱電対の種類に合わせ、必ず補償導線をご使用ください。

(31)白金測温抵抗体のリード線を延長される場合は抵抗値の小さいリード線を使用して、3線のリード線の抵抗値を等しくしてください。

(32)USB-シリアル変換ケーブルが誤動作する恐れがあります。USB部分を延長ケーブルなどで伸ばしてパソコンに接続しないでください。

(33)USB-シリアル変換ケ-ブルにノイズが入って、機器が誤動作する恐れがあります。USB-シリアル変換ケ-ブルを機器に常時接続した状態で使用しないでください。

使用上の注意

長くお使いいただくために

(1)次の温湿度範囲内で使用してください。
   温度:-10~+55℃(ただし、氷結および結露のないこと)
   湿度:25~85%
   盤内に設置している場合は盤の周囲温度ではなく、温調器の周囲で55℃を超えないようにしてください。

(2)温調器など電子機器は、リレーの開閉回数による寿命とは別に内部に使用している電子部品の寿命による製品寿命があります。部品の寿命は周囲温度に依存しており周囲温度が高くなると短くなり、低くなると長くなります。このため温調器内部の温度を下げることによって、寿命を長くすることができます。

(3)複数の温調器の密着取りつけを行ったり、上下に並べて取りつけを行うと温調器の発熱により温調器内部の温度が上昇し、寿命が短くなってしまいます。このような場合にはファンにより温調器へ風を送るなどの強制冷却を考慮する必要があります。
    ただし、端子部のみが冷却されることのないようにご注意願います。測定誤差の原因となります。

精度よく測定するために

(1)取りつけ角度は水平に取りつけてください。

(2)誤差が大きい場合には、入力補正が正しく設定されているかどうかご確認ください。

防水性について

保護構造は下記のとおりです。保護構造が明記されていない、またはIP□0の部分について防水性はありません。
 前面:IP66、リアケース:IP20、端子部:IP00

運転時の注意

(1)電源投入時に出力がON するまで約2 秒の時間が必要です。温調器をシーケンス回路に組み込んで使用される場合は考慮ください。

(2)ウォームアップ後に運転スタートする場合は、ウォームアップ完了後に一旦電源をOFFして、温調器と負荷の電源を同時に投入してください。(温調器の電源再投入の代わりに、STOPからRUNへの移行でも可能です)

(3)ラジオ、テレビジョン、無線機に近接して使用すると、受信障害の原因になることがあります。

(4)EMC 適合上、TC/P 入力センサの長さは、30m 以内で使用してください。30mを超えて使用される場合は、EMC規格適合外となりますので注意ください。

取りつけ方

取りつけパネルへの取りつけ方

防水になるように取りつけるには、本体に防水パッキンを挿入してください。密着取りつけ時は防水ができません。防水機能が不要の場合、防水パッキンは不要です。

(1)形E5CBを、パネルの取りつけ穴に挿入します。

(2)アダプタを端子部側から、パネルに当たるまで押し込んで本体を仮固定します。

(3)アダプタの固定ねじ(2ヵ所)を締めつけます。締めつけ時は、2ヵ所のねじを交互に少しずつバランスをとりながら締めてください。また、締めつけトルクは0.29~0.39N・mにしてください。

配線時のお願い

・ノイズの影響を避けるため、信号線と電力線は別配線にしてください。

・ケーブルにはシールド付ツイストペア線(AWG24(断面積0.205mm2)~AWG14(断面積2.081mm2))をご使用ください。
 電線被覆剥きしろは、5~6mmとしてください。

・端子部には圧着端子を使用して配線してください。

・配線材および圧着工具は、圧着端子に適合したものをご使用ください。

・端子ネジは、締付トルクを0.74~0.90N・mにしてください。

E5CB ご使用の前に 23

保証期間と保証範囲

カタログの「ご注文に際してのご承諾事項」をご覧ください。

3年保証の場合

下記の条件を満たす場合には保障期間を3年と致します。

[保証期間]

納入品の保証期間は弊社工場出荷後3年と致します。

[保証範囲]

次の範囲を使用条件とします。
(1)平均使用温度*:-10~+50℃
(2)取付方法:標準単体取りつけ

* 平均使用温度の確認方法
制御盤および各機器に取りつけられた状態で、周辺の機器およびデジタル調節計が動作し、安定した状態でデジタル調節計の熱電対入力端子((+) (-))を短絡した状態で、入力仕様をKセンサとしたときの表示温度を参考にしてください。ただし、デジタル調節計の周囲がほぼ平均されている場合とします。

E5CB ご使用の前に 29

上記保証期間中に納入者側の責より故障を生じた場合は、その機器の故障部分の交換、または修理を納入者側の責任において行います。