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セーフティ商品の安全上の注意(警告)

安全機器類の機能が十分に発揮されず、軽傷・中程度の傷害を負ったり、万一の場合には重傷や死亡に至ったりする恐れがあります。下記事項を遵守の上、お客様の装置・設備に最適な安全機器類を選択し、その機能が十分発揮されるように安全関連部のシステム構築を行ってください。

リスクアセスメントの実施

お客様の装置・設備に最適な安全機器類の選択を行うために、設計開発段階において十分なリスクアセスメントを実施し、お客様の装置・設備に潜在する危険要因を特定してください。

・関連国際規格例

ISO12100 「設計のための一般原則―リスクアセスメント及びリスク低減」

安全方策

安全機器類を使用してお客様の設備・装置の安全関連部のシステム構築を行う際には、下記を代表例とする一連の国際規格類および/または関連業界規格類を十分に理解し、適合するように設計してください。

・関連国際規格例

ISO12100 「設計のための一般原則―リスクアセスメント及びリスク低減」
IEC60204-1 「機械の電気装置―第1部:一般要求事項」
ISO13849-1, -2 「制御システムの安全関連部」
ISO14119 「ガードと共同するインタロック装置―設計及び選択のための原則」
IEC 62046 「人の存在を検知する保護設備のアプリケーション」

安全機器類の役割

安全機器類は関連法規および規格に適合しておりますが、これらの機能・機構は安全関連部のシステム構築の中で発揮されるように設計されています。そのため、安全機器類がもつ機能・機構が十分に発揮可能なシステム構築を行ってください。

・関連国際規格例

ISO14119 「ガードと共同するインタロック装置―設計及び選択のための原則」
ISO13857「危険区域に上肢及び下肢が到達することを防止するための安全距離」

安全機器類の設置

安全関連部のシステム構築および設置は、適切な教育訓練を受けた技術者により実施してください。使用前に、期待された機能どおりに設置されていることを試運転などで検証してください。

・関連国際規格例

ISO12100 「設計のための一般原則―リスクアセスメント及びリスク低減」
IEC60204-1 「機械の電気装置―第1部:一般要求事」
ISO13849-1, -2 「制御システムの安全関連部」
ISO14119 「ガードと共同するインタロック装置―設計及び選択のための原則」

法令の遵守

安全機器類は関連法規および規格に適合しておりますが、ご使用に際してはお客様の装置・設備に適用される各国関連法規および規格を遵守の上ご使用ください。

使用上の注意事項の遵守

適切に選択された安全機器類の具体的な使用方法に関しては、「仕様」「注意事項」および「取扱説明書」「ユーザーズマニュアル」の記載事項を遵守の上ご使用ください。記載事項から逸脱した使用方法は安全関連部の期待された機能を発揮せず、お客様の設備・装置の予期せぬ故障及び故障に伴う災害発生の要因となります。

装置・設備の移転・譲渡

お客様の設備・装置を移転および譲渡する際は、安全機器類の取扱説明書を必ず保存・付属し、移転先及び譲渡先にて取扱・保守上の支障を来たさないようにしてください。

・関連国際規格例

ISO12100 「設計のための一般原則―リスクアセスメント及びリスク低減」
IEC60204-1 「機械の電気装置―第1部:一般要求事」
ISO13849-1, -2 「制御システムの安全関連部」
IEC62061 「安全関連の制御システムの機能安全」
IEC61508 「電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全」