三相装置の三相平衡対応
現場の課題
定格入力電源が三相200Vの装置を設計しています。スイッチング電源は単相入力タイプがほとんどであるため、三相の各相から単相を引き出して使っていますが、この使い方では、複数のスイッチング電源を各相の電流値がバランスよくなるように接続する必要があります。また、装置のユーザ様からは要求仕様で三相平衡(*1)を保つように指定されていますので、スイッチング電源につながるDC負荷も電力を細かく管理する必要があり、これが大変な手間になっています。
(*1) 三相平衡とは、三相入力装置に流れる各相の電流値の比率です。
改善
三相200V入力の装置では、スイッチング電源も三相200V入力のS8VK-WAを使用します。
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改善の内容
スイッチング・パワーサプライ S8VK-WAは三相200V入力であり各相の電流値が等しくなるため、動作条件に左右されず確実に三相平衡が維持できます。そのため接続するDC負荷によりスイッチング電源を分散させる必要がありません。また、DC負荷変更時も電力管理が不要であるため、設計・管理工数を削減できます。
改善のポイント
三相200Vの装置で使用するスイッチング電源は、三相200V入力タイプのS8VK-WAをご利用いただくことで、三相平衡を管理するためにスイッチング電源を分散させるなどの設計が不要になります。
三相200V入力のスイッチング・パワーサプライ S8VK-WAは、240W、480W、960Wの3形式をラインアップしていますが、480Wの高容量でも従来の三相400V入力スイッチング・パワーサプライ S8VK-Tに比べて体積比を約50%削減した世界最小クラス(*2)のコンパクトサイズです。スリムな形状に加え、密着取付も可能なので、設計・管理工数の削減だけでなく制御盤内の省スペース化にもお役立ちします。
(*2)2019年12月現在 当社調べ。
事例はご参考ですので、「適合性等」については保証いたしかねます。詳細は免責事項をご覧ください。
- 事例番号
- ap10021