製造現場の生産性・安全性を向上させるためには、単調、高負荷、危険な作業への対策が欠かせません。工作機への部品供給や取り出し(マシンテンディング作業)は人手に頼り、危険源近傍で同じ作業を繰り返す、単調で危険な作業になりがちです。また、突然の欠員や人手不足が発生した際、作業員の確保はもとより、慣れない作業員を単に補充したのでは、労災リスクが高まってしまいます。
フレキシブルな人員配置と、突発的な欠員に強いレジリエントな現場の実現を目指して、ロボットを活用したマシンテンディングの自動化に注目が集まっています。しかし、人手作業を前提にして作られた生産ラインは、人が作業をしやすいようにに最適化されています。このため、既存設備へロボットを導入するには、設備側の改造やスペースの確保‧レイアウト変更、連携に向けた高度な専門知識が必要となります。よって、導入に関する設備投資抑制やエンジニアリング工数の削減が課題となります。
オムロンは人手による作業を再現し、様々な作業をこなす高い汎用性を持つ協調ロボットを活用した解決策をご提案します。工作機など既存設備への改造なし*で迅速・簡単に導入できるので、人手不足となった場所から優先導入し、自動化を段階的に進めるスモールスタートも可能です。
*既存設備の仕様により、最小限の改造が必要な場合があります。
詳しくは担当営業にご相談ください
オムロンの協調ロボットなら、直感的な操作で作業指示できるソフトウェアを用意しているため、短時間で立上げが可能。欠員や休暇取得で人手が足りなくなった場所にも簡単に移設できます。また、照明付きのビルトインビジョンが搭載されており、ワークの位置や状態を確認しながら高精度に自律動作するため、細かな作業指示は不要です。周囲に人の接近を検知するセンサ(セーフティレーザスキャナ)を設置することで、安全柵なしでも、人と協働作業できます。
また、安全を知り尽くしたオムロンだからできる、協調ロボットと人が共存した現場へ、安全機器と共に「すぐに導入できる」を実現。協調ロボットの安全対応において、安全機器やアセスメント可能なサポート体制をご用意しています。
Point.1
工作機の改造なし*1に部品供給・取り出しを自動化従来、産業用ロボットを導入する場合、安全柵の設置やそのためのスペース確保が必要となります。また、既存設備とロボットを連動させるための改造が必要となっていました。
協調ロボットTMシリーズは人手操作を再現することで、既存の工作機に部品ローダが追加でき、安全も確保できます*2。
*1:既存設備の仕様により、最小限の改造が必要な場合があります。
詳しくは担当営業にご相談ください
*2:安全性を考慮したリスク査定及び対策が必要です
Point.2
簡単操作で現場ですぐに使える直感的に利用できるソフトウェアを提供。
ロボットを開梱してから、すぐに使用できます。
画像照明付きビルトインビジョンを搭載し、ロボットが目を持ち、自ら補正します。
Point.3
必要な工作機へ自由に移動可能動作ポイントとして容易に検出可能なプレート「TMランドマーク」で配置換えや、新たな作業の実行に柔軟に対応します。