Eplanによる設計工数削減を
支えるオムロンの豊富で質の高い部品データ
2024/12/09 更新
・電気設計CADとは
電気設計CADとは、単線接続図をはじめ系統図・屋内配線図など電気回路の設計図面の作成支援に特化したソフトウェアです。電気設備の図面記号などのパーツや電気配線専用のコマンドが用意されているため、設計作業の工数削減に大きな威力を発揮します。
・オムロンの電気設計CAD 部品データ
電気設計CADを使用する際、登録されている部品データを活用することで、①独自で登録する工数の削減と②高い品質の部品データを使用することが出来ます。
電気設計CAD部品データのダウンロードはこちら電気設計CADに代表されるEplanにおいて、オムロンは日本トップレベルの 49,000機種以上※1の豊富なデータを保有しているので、設計、制御盤製作の工数削減に貢献。
また部品の選定をサポートするセレクターツールをEplan Data Portalに提供しており、よりオムロン製品を便利に選定いただけます。
尚、制御盤ソリューション商品として提供するマークの盤内機器は、全てEPLAN Data Portalに登録済。
※1:2024年4月時点 EPLAN調べ出典:20240412_EDP日本メーカー_掲載情報_EDS (eplanjapan.co.jp)
ここからEplanの特長や価値を具体的に見ていきます。
・EPLANとは
電気設計CADの中でもEplanはデータベース型CADと呼ばれるものの一つです。Eplanを使用した設計データはすべて、Eplanプラットフォームで一元管理されます。部品データベース、回路図のデータ、3Dレイアウト設計から制御盤外のハーネス設計のデータに至るまで、Eplan製品は1つのプラットフォームでつながります。部品メーカーが部品データを作成し、提供している点も特長の一つです。部品データを電気設計CADの回路設計に取り込むと、部品データに含まれる仕様や定格などの情報を利用して設計ができます。部品情報には3Dデータも含まれており、回路設計のデータから制御盤の3D設計とデータの連携ができます。

EPLANとは:制御盤の電気設計から製造までつながる、電気制御設計用CAD -
世界標準の電気設計CAD EPLANブログ(eplanjapan.co.jp)
・電気設計CAD Eplan導入によるお客様のメリット
Eplanで工数削減できる大きな理由の1つが、回路図作成を効率的に行える各種標準機能。Eplanデータを製造工程に連携させることができる。そしてすべての効率化において重要になる部品データをメーカーが提供している点です。
1. 電気設計を効率化する機能をすべて標準搭載
Eplanは電気設計を効率化する様々な機能を標準機能として提供しています。例えば、自動結線機能。図面にシンボルを配置したらシンボルとシンボルの間の線が自動でつながります。さらに接続の情報を図面の中に入れることができます。シンボルを移動/コピー/削除すると、配線の接続が自動修正されるので、手作業でテキストを修正する必要はありません。接続の情報も一括管理されるので、接続図や端子図の作成が自動化出来ます。部品表、発注に必要な情報のリストなど、各種帳票類もレポートの自動生成機能を使いクリック一つで行えます。

参考:電気設計の手戻りを減らす電気設計CAD EPLANの機能とは?-
世界標準の総合電気設計CAD EPLANブログ (eplanjapan.co.jp)
完全に手作業で作図している場合からEplanで設計の標準化を行った場合、最大50%の設計時間が削減可能という調査レポートもあります。
2. 回路図データから3D盤設計につながり、デジタルツインができる
回路図の設計データをもとに、3Dで制御盤のレイアウト設計が可能です。3Dデータ上で配線ルートの設計をすると、事前に必要な線の長さがわかります。配置した機器同士の干渉確認も簡単に確認できます。さらに盤製造で必要になる帳票類の作成も自動生成が可能です。

参考:制御盤の電気設計でデジタルツインを活用するメリット -
世界標準の電気設計CAD EPLANブログ (eplanjapan.co.jp)
3. 制御盤の製造工程とつながる
3D盤設計で穴あけパターン図や板金加工図の帳票類を作成し、そのデータを各種加工機械と連携させることで製造工程でもデータをつなげ、活用することができます。設計した電線の長さで電線加工機との連携も可能です。盤組立工程では、3Dレイアウトを参照しながら部品の組付けや配線をサポートするツールもあり、このツールともデータの連携が可能です。

参考:制御盤内デジタル配線指示書 Smart Wiring 詳細機能説明 -
世界標準の電気設計CAD EPLANブログ (eplanjapan.co.jp)
4. 各メーカーサポートの部品データポータルサイトに186万点掲載
回路図設計、3D盤設計、製造工程での連携、すべての工程で重要になる部品データをEplanは各メーカーサポートの元ユーザーに提供しています。全世界507社、186万を超える部品がすでに掲載済みで、毎月更新されていきます。Eplan Data StandardというEplan独自の品質ガイドラインが規定されており、ユーザーに高品質な部品データを提供する仕組みが整っています。