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2020/03 受注終了

K2CA-R

静止形過電流継電器

※ このページの記載内容は、生産終了以前の製品カタログに基づいて作成した参考情報であり、製品の特長 / 価格 / 対応規格 / オプション品などについて現状と異なる場合があります。ご使用に際してはシステム適合性や安全性をご確認ください。

試験方法

単体試験

試験項目 試験手順
動作電流値 限時
要素
(1) SW1を投入します。
(2) SDを調節しながら電流を徐々に増加します。
(3) 継電器の始動LEDが点灯したら電流値を読みます。
(4) SW1を切ります。
動作時間 限時
要素
(1) 継電器の整定値を確認します。(動作時間整定10)
(2) SW1を投入します。
(3) 限時動作電流整定値の100%入力が流れるようにSDを調整し、SW1を切ります。
(4) SW1を再投入し、電子式ユニバーサル・カウンタが停止したときにSW1を切ります。
(5) 電子式ユニバーサル・カウンタの値を読み、リセットします。

〈試験回路例〉

K2CA-R ご使用の前に 3

保守・点検

形K2CA-R静止形過電流継電器は、信頼性の高い半導体素子を採用しているため、動作は安定していますが、定期的に次の点検をしてください。

巡視点検

日常随時行う点検で、主として目視で確認します。もし、異常があれば、必要に応じて臨時点検を行い更に点検します。

外部接続

誤結線・脱結線・試験後の結線復旧の不完全さ

継電器

①目視点検

 ・継電器内への異物の侵入

 ・動作表示器の表示状態

 ・ケース・カバーの錆・汚れ

 ・水滴や麈埃の付着

 ・端子ねじのゆるみ、変色

②異臭

③異常音

CT、PT

 端子部のゆるみ、変色

定期点検

(年1回実施を原則とします)

一定期間ごとに、各項目について詳しい点検を行うもので、停電して各機能の性能・特性を点検することになります。

・実施するポイント

継電器

①試験用押ボタンによる動作試験

 継電器の動作としゃ断試験

②動作特性試験

 ・動作電流値の測定

 ・動作時間の測定

③絶縁抵抗-端子と外箱

④接地抵抗-アース端子と大地

CT、PT

 発熱状態・接地抵抗

臨時点検

過電流保護システム内での電気的故障が発生した場合に行う点検で、定期点検と同様な点検を実施しますが、異常の内容によって、必要な点検をつけ加えてください。