Sysmacオートメーションプラットフォームで開発効率向上

オートメーションの構築に必要な様々な機器をひとつにつないで制御し、ひとつのソフトウェアで管理する。
Sysmacオートメーションプラットフォームはこのようなコンセプトのもと、マシン内の制御ネットワークに接続された機器と製造現場の情報通信ネットワークをシームレスに接続します。
NAシリーズもこのコンセプトに基づいて開発されました。Sysmac Studioで一元的な操作が可能で、開発生産性の高いプログラミング環境を実現しています。

One Software

統合開発環境 Sysmac Studio

装置全体をひとつのソフトウェアで設計するために開発されたオートメーションソフトウェアSysmac Studioは、ロジック、モーション、安全、アナログ、画像処理、そしてHMIまでも統合し、開発生産性の高いプログラミング環境を実現します。
Sysmac Studioを使用すれば、ひとつに統合されたプロジェクト内で装置全体の管理が完結するため、各デバイスの設計データをシームレスに共有でき、機械のインタフェースを高速に開発することができます。
コントローラとNAシリーズのプログラムを同時にシミュレーションすることも可能で、トータルのデバッグ効率の向上や装置立ち上げ期間の短縮を実現します。

One Connection

情報通信ネットワークとマシン制御ネットワークをシームレスに接続

サーボドライバやI/Oをはじめとするフィールドネットワーク機器をひとつにつなぐEtherCAT®をマシン制御ネットワークとして採用、高速高精度な制御を可能にします。
また、マシンオートメーションコントローラはこのEtherCATと情報通信ネットワークEtherNet/IPTMのポートを標準搭載。
このふたつのネットワークに安全を統合し、ひとつに接続することで、高度なマシン制御と設備情報の管理を実現します。
NAシリーズもEtherNet/IPのポートを標準搭載し、容易にシステムに接続できます。

One Machine Control

圧倒的なパフォーマンスと容易なシステム構築

1台でシーケンス制御とモーション制御を高速高精度に実行できるパフォーマンスを持ち、オープンプログラム・オープンネットワークで容易にシステムを構築できます。
NAシリーズは、そのシステムの情報を「集める・見せる・操る」を提供します。

ロケーション・デバイスにとらわれない、柔軟な操作環境を実現

デバイスや場所を限定せず、装置の状態監視や操作ができる状態を目指し、NAシリーズはラインナップおよび機能拡充やコントローラの親和性向上を進めています。

NA5

豊富なラインナップと機能性と洗練されたデザインを両立した設計

ワイドスクリーンの7/9/12/15インチの4サイズをラインナップしています。
従来品*1より軽量化した本体や、1677万色高解像度ディスプレイ、グローブをしていても使える抵抗膜方式タッチパネルなど、現場での使いやすさにこだわった設計になっています。
また、Sysmac商品群として統一感のあるデザインを採用しています。

*1. 従来品とは、NA5-V1です。

Soft-NA

NA5機能をWindows上で実現

Soft-NAは、NA5と同等機能を保有するWindowsアプリケーションです。大型モニタや耐環境モニタなど、さまざまなハードウェアに対応可能です。
お客様が開発したデータ収集プログラムとSoft-NAを同時に動作させることもできます。これにより装置の見える化を図り、ダウンタイム改善の取り組みに貢献するなど、変化するユーザニーズに迅速に対応します。

装置設計から装置稼働まで強力サポート

これまでのNAシリーズの特長を継承しつつ、お客様の装置とともに開発効率改善や生産性向上を目指します。
装置設計および装置稼働の各フェーズで、より便利により使いやすく継続的に進化していきます。

装置設計

汎用言語での高度な機能実現やキーパッドのカスタマイズ、装置の海外出荷を視野に入れた地域に合わせた設定など柔軟な画面作成が可能。また、統合シミュレータによりコントローラと同時にデバッグが可能で、より効率的に装置開発ができます。

顧客ニーズに柔軟に対応

Visual Basic

スクリプト言語として、普及率が高く言語習得が容易なVisual Basicを採用しています。複雑な処理も簡単にプログラムすることができるため、標準のオブジェクトでは実現できない高度な機能や動作をユーザ自身で作成することができます。
顧客の要求に合わせた特殊なデバイス通信や情報処理などをつくり込むことで、より顧客満足度を向上させることができます。

マルチスレッド実行

処理に時間がかかるサブルーチンでも、画面の描画更新に影響を与えずに実行できます。
例えば、繰り返し回数が多くなりやすいデータ処理や、待ち時間が発生する処理など、処理時間がかかるサブルーチンを実行中でも、画面の描画を継続でき、操作性、視認性に影響を与えません。

カスタムキーパッド

サイズ変更や不要なキーの削除、ボタン押下で特殊な動きを実行するなど、標準キーパッドをカスタマイズして、操作性を向上できます。
お客様のアプリケーションに合わせた専用キーパッドも簡単に作成できます。

標準キーパッドのサイズ変更
オペレータの使いやすいサイズに大きさを調整

ユーザ専用キーパッドを作成
不要なキーを外したり、ボタン押下で特殊な動きをカスタマイズ可能

設計の標準化

IAG(インテリジェント・アプリケーション・ガジェット)

プロジェクトを部品化し再利用性を高めることができる機能です。シンプルな図形から複雑なオブジェクトまで、ファンクションブロックのようにお客様独自のコレクションを作成したり、プロジェクト間で共有したりすることが可能です。一度作成し評価したIAGは複数のプロジェクトで使いまわせるため、開発効率向上や設計ミスを低減し設計品質の確保を容易にします。多くの画像オブジェクト同様、IAG内にコードを埋め込むこともでき、画面開発プロセスを簡単でスピーディにします。
また、お客様で作成いただくだけでなく、IAGライブラリを当社Webサイトからダウンロードいただけます。

ページのインポート/エクスポート

ページをライブラリファイルとして保存することで、別のプロジェクトファイルで容易にそのページを再利用できます。

部品のカスタム登録

一度設定した部品をツールボックスに保存できます。
ツールボックスから部品を直接挿入できるため、流用元のページを開いて部品をコピーする手間が不要になります。

デバッグ効率向上

統合シミュレータ

マシンオートメーションコントローラとNAシリーズのシミュレータを同時に表示して実行できます。
コントローラのプログラムとNA画面表示の連動や、NAの操作とVBプログラムの連動など動作確認を同時に行うことができます。
また、シミュレーション時に発見した問題箇所をシミュレータを止めずに即時修正し、あとでまとめてビルドすることで、修正漏れの防止やビルド回数が削減できます。

クロスリファレンス

マシンオートメーションコントローラと同じGUIのクロスリファレンス機能を搭載。
検索したい変数をグローバル変数上でクリックすると、その変数を使用している箇所がクロスリファレンスウィンドウ上に表示されます。
発生箇所をクリックすると、コントローラとHMIを含むプロジェクト全体で検索・ジャンプが可能なため、ラダーや画面を含むプロジェクトトータルの設計・デバッグ効率が向上します。

検索&置換機能

プロジェクト内のすべてのサブルーチン(Visual Basic)やオブジェクトのテキストや変数の文字列を検索/置換でき、変数名や銘板などの編集/デバッグが効率的に行えます。

海外出荷対応

多言語に対応した文字フォント

キーパッドなどで使用するシステム言語は、日本語や簡体字、韓国語など9ヶ国語に対応しています。
また、ラベルやボタンなどに使用するプロジェクト言語はより多くの言語に対応しており、言語ごとにフォント様式やサイズ・スタイルが設定できます。そのため言語に合わせた見やすいフォントにすることが可能です。
また個別のオブジェクト文字列のフォントだけを言語ごとに設定することも可能です。

アジア言語での画面入力機能

NAのキーパッドにアジア言語キーパッド「日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語」が使用可能です。
言語機能を使用すると、言語切り替え時に自動的に文字入力用キーパッドも変更されます。
食品包装機のレシピ追加作業などに母国語の言語にて品種名の入力ができます。

リソース管理

文字列情報を直接プロパティに登録するだけでなく、先にIDを割り付けて、後でIDに文字列を入力することが可能です。リソースIDを基準に管理することで、画面を標準化し、装置仕様に応じて文字列をExcelなどで後からまとめて入力することができます。
Excel上でのプロパティ一括編集や、文字列の多言語編集を行うことで、リソース編集効率や品質が向上します。

装置稼働

装置稼働後もトラブル発生時に装置の状態を把握するための機能を備えており、ユーザ様に安心してお使いいただけます。

トラブル早期復旧+メンテナンスレス

トラブルシュート機能

マシンオートメーションコントローラの異常やイベント、ユーザ異常、ユーザイベントを確認したり、エラーを解除することができます。

セーフティモニタ

セーフティ機器を含めたシステム全体の状態を効率的に把握できます。
セーフティプログラムで使用される外部の公開変数を一覧表示できます。セーフティコントローラの出力(異常状態)と入力(原因条件)を紐づけて確認することができ、セーフティシステムの状態把握が容易です。
また、セーフティCPUユニットの状態だけでなく、マッピングされたセーフティI/Oユニットの詳細情報も表示し、効率的にセーフティシステムのI/O状態を確認することができます。

バッテリ交換不要

NA5-V2はバッテリレスで輸出時の手続きが楽になります。また、最大10日間のRTC保持ができるため、装置ユーザ様でのバッテリ交換の工数や管理が不要となります。

*1. 一定条件を満たしている場合最大10日条件に関しては、プログラマブルターミナル NAシリーズ ユーザーズマニュアル ハードウェア(-V2)編(SBSA-561)をご参照ください。

ネットワーク&セキュリティ

リモート接続

現場のHMI画面をEthernetやWi-Fi経由で、タブレットなどに表示し操作できます。
また、リモートでアクセスするデバイスを、ホワイトリストフィルタリング機能(IP/MACアドレス)で制限でき、利便性を確保しつつ、不用意な誤操作や情報漏えいを防止します。

ユーザアカウント&アクセス権限

各オペレータによって付与する権限を変更でき、操作を限定することができます。

FTP

オフィスのパソコンからNAのメモリカード・USBメモリに蓄積されたログ情報やアラーム情報を取得できます。(FTPサーバ機能)
NAから外部のFTPサーバにログ情報を送信することもできます。(FTPクライアント機能)

一般機能

操作ログ

NAが検知したシステムイベントや、作業者のHMI操作の履歴を記録できます。
その内容をNAに表示させるだけでなく、CSV形式でファイル保存することでPCで閲覧することもできます。
誰がいつどんな操作をしたのか時系列で把握することができ、異常発生時などの事後解析に活用できます。

アラーム

多数のアラームが発生した場合も、あらかじめ設定した項目で「ソート」したり任意のキーワードで「フィルタリング」することで、すぐに確認したい異常箇所を特定できます。

各アラーム設定で詳細画面のページを設定することで、発生中のアラームからトラブルシュートの画面にページジャンプすることができます。