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電気的仕様と機械的仕様

項目 仕様
形式 形NX502-□□□□
構造 盤内内蔵型
外形寸法(mm)*1 135(W)×100(H)×120(D)
質量 *2 920g以下
ユニット電源供給 電源電圧 DC24V(DC20.4~28.8V)
ユニット消費電力 *3 18.3W以下
突入電流 *4 常温にてコールドスタート時
10A以下、0.1ms以下
2.5A以下、500ms以下
電源端子電流容量 *5 4A以下
絶縁方式 非絶縁:ユニット電源端子-内部回路間
NXユニット電源への電源供給 NXユニット電源供給可能電力 最大10W
NXユニット電源供給効率 80%
絶縁方式 非絶縁:ユニット電源端子 - NXユニット電源間
NXユニットへのI/O電源の供給 なし *6
Xバスユニット電源への
電源供給 *7
Xバスユニット電源供給可能電力 最大50W
絶縁方式 非絶縁:ユニット電源端子 - Xバスユニット電源間
外部接続端子 通信用コネクタ Ethernet通信用RJ45×2
EtherCAT通信用RJ45×1
スクリューレスクランプ端子台 ユニット電源入力、接地(着脱式)
電源出力端子 なし
運転中出力端子 なし
NXバスコネクタ NXユニットを63台接続可能

*1. エンドカバー(形NX-END02)は含み、突起は含みません。
*2. エンドカバー(形NX-END02)を含みます。エンドカバーの質量は82gです。
*3. SDメモリカードを含みます。NXユニットのNXユニット電源消費電力は含まれていません。
*4. 供給される電源がOFFの継続状態からON状態になった時の突入電流値です。
  突入電流値は条件により変化する場合があります。ヒューズやブレーカ、外部の電源装置を選定するときは、使用する条件を考慮して、特性や容量に余裕を持つものを選定してください。
  特に外部電源からの直流電源にスイッチなどを挿入してON/OFF操作を行う場合に、1秒以下のON-OFF-ONサイクルを行うと、突入電流制限回路が動作せず、30A/0.3ms程度の突入電流が発生する場合があります。
*5. 端子に定常的に流すことのできる電流容量です。ユニット電源を渡り配線する場合はこの電流を超えないようにしてください。
*6. 使用するNXユニットのI/O電源供給方法が、「NXバスからの供給」の場合は、I/O電源追加供給ユニットが別途必要です。詳細は、『NXシリーズ 形NX502 CPUユニット ユーザーズマニュアル ハードウェア編(SBCA-497)』を参照してください。
*7. Xバスユニット電源は、CPUユニットに供給されたユニット電源(DC24V)から直接供給されます。CPUユニット内で電圧変換しないため、供給効率の定義はありません。

一般仕様

項目 仕様
構造 盤内内蔵型
接地方法 D種接地(第3種接地)
使用環境 使用周囲温度 0~55℃
使用周囲湿度 10~95%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気 腐食性ガスのないこと
保存周囲温度 -25~+70℃(バッテリを除く)
使用標高 2,000m以下
汚染度 汚染度2以下:IEC 61010-2-201に該当
耐ノイズ性 IEC 61000-4-4に準拠 2kV(電源ライン)
オーバーボルテージカテゴリ カテゴリⅡ:IEC 61010-2-201に該当
EMCイミュニティレベル ゾーンB
耐振動 IEC 60068-2-6に準拠
5~8.4Hz 振幅3.5mm、8.4~150Hz、加速度9.8m/s2
X、Y、Z各方向100分(掃引時間10分×掃引回数10回=合計100分)
重力加速度は、G=9.8m/s2としています。
耐衝撃 IEC 60068-2-27に準拠
147m/s2 X、Y、Z各方向3回
重力加速度は、G=9.8m/s2としています。
バッテリ 寿命 5年 25℃(通電時間率0%(無通電))
使用形式 別売り 形CJ1W-BAT01
適合規格 *1 EU指令、cULus、RCM、UKCA、KC、EAC

*1. 形式ごとの最新の適合規格は、icon_01「規格認証/適合」、または、当社営業担当者に確認してください。

性能仕様

項目 形NX502-
17□□ *1 16□□ *1 15□□ 14□□ 13□□
処理時間 命令実行時間 LD命令 0.53ns
算術命令(倍精度実数型) 3.3ns
プログラミ
ング
プログラム容量
*2
サイズ 80MB
POU定義数 6,000
POUインスタンス数 48,000
変数容量 *3 保持属性あり サイズ 4MB
変数の数 40,000
保持属性なし サイズ 256MB
変数の数 360,000
データ型 データ型の数 8,000
CJユニット用
メモリ
(変数のAT指定に
より指定可能)
チャネルI/O(CIO) 0~6,144チャネル
(0~6,143)*4
ワークリレー(WR) 0~512チャネル
(W0~W511)*4
保持リレー(HR) 0~1,536チャネル
(H0~H1,535)*5
データメモリ(DM) 0~32,768チャネル
(D0~D32,767)*5
拡張データメモリ(EM) 32,768チャネル×25バンク
(E0_0~E18_32,767)*5
モーション
制御
制御軸数 *6 制御軸最大数 256軸 128軸 128軸 64軸 32軸
モーション制御軸 256軸 128軸 128軸 64軸 32軸
単軸位置制御軸 -
使用実軸最大数 256軸 128軸 64軸 32軸 16軸
使用モーション制御
サーボ軸
256軸 128軸 64軸 32軸 16軸
使用単軸位置制御
サーボ軸
-
直線補間制御最大数 1軸グループあたり4軸
円弧補間制御軸数 1軸グループあたり2軸
軸グループ最大数 64グループ 32グループ
モーション制御周期 EtherCAT通信のプロセスデータ通信周期と同じ
軸の最高速度 2Gpps
カム カムデータ点数 1カムテーブル
あたりの最大点数
65,535点
全カムテーブルの
最大点数
1,048,560点
カムテーブル最大テーブル数 640テーブル
位置単位 パルス、mm、μm、nm、degree、inch
オーバーライド 0.00、0.01~500.00%
内蔵
EtherNet/IP
ポート
ポート数 2
物理層 10BASE-T/ 100BASE-TX/ 1000BASE-T
フレーム長 最大1,514 バイト
媒体アクセス方式 CSMA/CD
変調方式 ベースバンド
トポロジ スター型
伝送速度 1Gbps(1000BASE-T)
伝送媒体 ツイストペアケーブル(シールド付:STP): カテゴリ5、5e 以上
伝送距離(ハブとノード間の距離)最大値 100m
カスケード接続最大数 スイッチングハブの使用において制限なし
CIPサービス:
タグデータリンク
(サイクリック
通信)
コネクション最大数 64/ポート
合計128
パケットインターバル *7 コネクションごとに設定可能
1~10,000ms(1ms 単位)
ユニット許容通信帯域 20,000 pps *8*9(ハートビート含む)
タグセット最大数 64/ポート
合計128
タグ種別 ネットワーク変数
CIO/WR/HR/DM/EM
1コネクション(=1タグセット)あたりの
タグ数
64(タグセットにコントローラステータスを含める場合は63)
タグ最大数 256/ポート
合計512
1ノードあたりの最大リンクデータサイズ
(全タグの合計サイズ)
92,416バイト/ポート
合計184,832バイト
1コネクションあたりの最大データサイズ 1,444バイト
登録可能なタグセット最大数 64/ポート
合計128
(1コネクション=1タグセット)
1タグセットの最大サイズ 1,444バイト(タグセットにコントローラステータスを含める場合は、2バイト分を使用)
マルチキャストパケットフィルタ機能 *10
CIPメッセージ
サービス:
Explicitメッセージ
Class3(コネクション数) 128/ポート
合計256
(クライアント+サーバ)
UCMM
(非コネクション型)
同時通信可能な
クライアント最大数
32/ポート
合計64
同時通信可能な
サーバ最大数
32/ポート
合計64
CIP Safety
ルーチング
*11*12
ルーチング可能な最大CIP Safety
コネクション数
合計128
ルーチング可能な最大セーフティデータ長/
コネクション
32バイト
TCPソケット数 60
セキュアソケット
サービス
セキュアソケット数 60
TLSバージョン 1.2
DB接続サービス
*13
接続可能なDBの
バージョン
Microsoft社製
SQLServer
2014 *14、2016 *14、2017 *14、2019 *15、2022 *14
Oracle社製
Oracle Database
19c *15、21c *16、23c *14
Oracle社製 MySQL
Community Edition
8.0
PostgreSQL Global
Development Group製
PostgreSQL
11 *14、12 *14、13 *14、14 *16、15 *14、16 *14
DBコネクション数(同時接続可能DB数) 3
マッピング可能な
DBマップ変数の
最大数
Microsoft社製
SQLServer
60
Oracle社製
Oracle Database
30
Oracle社製 MySQL
Community Edition
30
PostgreSQL Global
Development Group製
PostgreSQL
30
スプール機能 障害発生時にSQL文を保留し、復旧時にSQL文を再送する機能
スプール容量 2Mバイト
暗号化通信 対応DB SQL Server、Oracle、MySQL、PostgreSQL
OPC UAサーバ
*17
サポートプロファイル・モデル Embedded 2017 UA Server Profile
PLCopen Information Model 1.00
デフォルトエンドポイント・ポート opc.tcp://192.168.250.1:4840/
セッション(クライアント)最大数 5
サーバ全体でのモニタアイテム最大数 2,000
モニタアイテムのSampling Rate(ms) 0 *18、50、100、250、500、1,000、2,000、5,000、10,000
サーバ全体でのサブスクリプション最大数 100
公開可能な変数の最大数 10,000
公開可能な構造体定義数 100
公開できない変数の制約 ・変数サイズが60Kバイトを超える変数
・二次元以上の構造体配列(グローバル変数)
・二次元以上の配列を含む構造体(グローバル変数)
・ネストが4以上の構造体
・共用体
・配列の添え字が0から始まらない配列
・要素数が2,048を超える配列(グローバル変数)
・メンバ数が100を超える構造体
セキュリティポリシー・モード 以下が選択可能
None
Sign - Basic128Rsa15
Sign - Basic256
Sign - Basic256Sha256
Sign - Aes128Sha256RsaOaep
Sign - Aes256Sha256RsaPss
SignAndEncrypt - Basic128Rsa15
SignAndEncrypt - Basic256
SignAndEncrypt - Basic256Sha256
SignAndEncrypt - Aes128Sha256RsaOaep
SignAndEncrypt - Aes256Sha256RsaPss
アプリケーション
認証
認証方法 X.509 準拠
保存可能な証明書数 信頼済み証明書:32
発行者証明書:32
拒否リスト:32
ユーザ認証 認証方法 以下を設定可能
ユーザ名/パスワード/ロール *19
匿名(Anonymous)
内蔵
EtherCAT
ポート
通信規格 IEC 61158 Type12
EtherCATマスタ仕様 Class B対応(Feature Pack Motion Control対応)
物理層 100BASE-TX
変調方式 ベースバンド
伝送速度 100Mbps(100BASE-TX)
Duplexモード Auto
トポロジ ライン、デイジーチェーン、分岐、リング *20
伝送媒体 カテゴリ5以上 ツイストペアケーブル(アルミテープと編組の二重遮へいシールドケーブル、ストレートを推奨)
ノード間距離最大値 100m
スレーブ最大数 256
設定可能ノードアドレス範囲 1~256
プロセスデータの最大サイズ IN:11,472バイト
OUT:11,472バイト
1スレーブの最大サイズ IN:1,434バイト
OUT:1,434バイト
通信周期 プライマリ定周期タスク
250μs~8ms(250μs単位で設定可能)
同期ジッタ 1μs以下
ユニット構成 CPUラック上の
ユニット
CPUユニットに装着可能なXバスユニット数 4
CPUユニットに装着可能なNXユニット数 63
CPUユニットで割付可能なI/Oデータ
最大サイズ
IN:8,192バイト *21
OUT:8,192バイト *21
システム全体のNXユニット最大数 4096
電源 形式 DC入力の非絶縁電源をCPUユニットに内蔵
電源断確定時間 2~4ms
内蔵時計 精度 周囲温度 55℃ : 月差 -4.0分~+4.0分
周囲温度 25℃ : 月差 -2.5分~+2.5分
周囲温度 0℃ : 月差 -4.0分~+4.0分

*1. ユニットバージョンVer.1.66から追加された形式です。
*2. 実行オブジェクト、変数テーブル(変数名など)の容量です。
*3. CJユニット用メモリを含みます。
*4. 1ch単位で設定可能です。保持属性なしの変数の合計サイズに含まれます。
*5. 1ch単位で設定可能です。保持属性ありの変数の合計サイズに含まれます。
*6. 用語の説明については、『NJ/NXシリーズ CPUユニット ユーザーズマニュアル モーション制御編(SBCE-433)』を参照してください。
*7. ノード数に依存せず、設定した周期で回線上をデータ更新します。
*8. ppsとはPacket Per Secondを意味し、1秒間に処理可能な送受信パケット数を示します。
*9. 使用するコネクションのRPI、プライマリタスク周期、EtherNet/IP通信で同時使用するポート数に応じて許容帯域は変化します。
*10. EtherNet/IPポートは、IGMPクライアントを実装しているため、IGMP Snooping対応のスイッチングハブを使用することで不要なマルチキャストパケットのフィルタリングが行えます。
*11. CIP Safetyルーチングは、ユニットバージョンVer.1.64以降で使用可能です。
*12. プライマリ定周期タスクのタスク周期が、500μs未満では使用できません。
*13. データベース接続サービスの詳細については、『NJ/NXシリーズ データベース接続CPUユニット ユーザーズマニュアル(SBCA-411)』を参照してください。
*14. SQL Server 2014、2016、2017、2022、Oracle Database 23c、PostgreSQL 11、12、13、15、16は、DB接続サービスVer.2.04以降で使用可能です。
*15. SQL Server 2019、Oracle Database 19cは、DB接続サービスのバージョンVer.2.01以降で使用可能です。
*16. Oracle Database 21c、PostgreSQL 14は、DB接続サービス Ver.2.03以降で使用可能です。
*17. OPC UAサーバの詳細については、『NJ/NXシリーズ CPUユニット ユーザーズマニュアル OPC UA編(SBCD-374)』を参照してください。
*18. 0(ゼロ)は50msを指定したことになります。
*19. ロールはユニットバージョンVer.1.64以降で設定できます。
*20. リングトポロジは、設定ユニットバージョンVer.1.40以降で使用可能です。
*21. I/O割付状況はSysmac Studioにて確認できます。確認方法は『NJ/NXシリーズCPUユニットユーザーズマニュアル ソフトウェア編(SBCA-467)』を参照してください。なお、NXユニットあたりの最大I/Oデータサイズは各ユニットのマニュアルを参照してください。

機能仕様

項目 形NX502
タスク機能 機能 実行条件と実行優先度を指定する「タスク」単位で、I/Oリフレッシュおよびユーザプログラムの実行を行う機能
定周期で実行
するタスク
プライマリ定周期タスク
最大数
1
定周期タスク最大数 3
条件成立時に
実行するタスク
イベントタスク最大数 32
実行条件 イベントタスク起動命令実行時
変数の条件式一致時
プログラミン
グ機能
POU(Program
Organization
Unit)
プログラム タスクに割り付ける単位のPOU
ファンクションブロック 状態を持つ部品を作成するときに使用するPOU
ファンクション 演算処理など、入力に対して出力が一意に決まる部品を作成するときに使用するPOU
プログラム言語 種類 ラダー図 *1
ストラクチャードテキスト(ST)
名前空間 名前でPOU定義のグループ分けを行う機能
変数 変数の外部参
照機能
ネットワーク変数 表示器や上位パソコン、他のコントローラなどからのアクセスを許可する機能
データ型 基本データ型 ブール型 BOOL
ビット列型 BYTE、WORD、DWORD、LWORD
整数型 INT、SINT、DINT、LINT、UINT、USINT、UDINT、ULINT
実数型 REAL、LREAL
持続時間型 TIME
日付型 DATE
時刻型 TIME_OF_DAY
日付時刻型 DATE_AND_TIME
文字列型 STRING
派生データ型 構造体型、共用体型、列挙型
構造体型 機能 データ型の異なる複数のデータをひとつにまとめて扱う機能
メンバ最大数 2048
ネスト最大段数 8
メンバのデータ型 基本データ型、構造体型、共用体型、列挙型、配列変数
メンバのオフセット指定 構造体メンバを任意のメモリ位置に配置する機能
共用体型 機能 同一のデータに対して、複数の異なるデータ型でアクセスできるようにする機能
メンバ最大数 4
メンバのデータ型 BOOL、BYTE、WORD、DWORD、LWORD
列挙型 機能 変数の値を「列挙子」と呼ぶラベル(文字列)で表現した機能
データ型の属性 配列指定 機能 同じデータ型の要素をまとめて、先頭から番号(添え字)で指定する機能
次元最大数 3
要素最大数 65535
FBインスタンスの配列指定 可能
範囲指定 あらかじめ決められた範囲内の値しかとることができないように明示する機能
ライブラリ (ユーザ)ライブラリ
モーション
制御
制御モード 位置制御、速度制御、トルク制御
軸種別 サーボ軸、仮想サーボ軸、エンコーダ軸、仮想エンコーダ軸
管理可能な位置 指令位置、フィードバック位置
単軸 単軸位置制御 絶対値位置決め 絶対座標の目標位置を指定して、位置決めを行う機能
相対値位置決め 指令現在位置からの移動距離を指定して、位置決めを行う機能
割り込み定寸位置決め 外部入力による割り込み入力が発生した位置からの移動距離を指定し、位置決めを行う機能
サイクリック同期絶対位置制御 位置制御モードで制御周期ごとに指令位置を出力する機能
単軸速度制御 速度制御 位置制御モードで速度制御を行う機能
サイクリック同期速度制御 速度制御モードで制御周期ごとに速度指令を出力する機能
単軸トルク制御 トルク制御 モータのトルク制御を行う機能
単軸同期制御 カム動作開始 指定したカムテーブルを用いてカム動作を開始する機能
カム動作解除 入力パラメータで指定した軸のカム動作を終了する機能
ギア動作開始 主軸と従軸間のギア比を設定しギア動作を行う機能
位置指定ギア動作 主軸と従軸間のギア比と同期する位置を設定しギア動作を行う機能
ギア動作解除 実行中のギア動作、位置指定ギア動作を中止する機能
台形パターンカム 指定した主軸に同期して位置決めを行う機能
主軸相対値位相補正 同期制御中の主軸の位相補正を行う機能
加減算位置決め 2軸の指令位置を加算した値、または減算した値を指令位置として出力する機能
単軸手動操作 運転可 サーボドライバの状態をサーボON状態に切り替えて、軸動作を可能にする機能
ジョグ送り 指定した目標速度にしたがって、ジョグ送りを行う機能
単軸制御補助 軸エラーリセット 軸の異常を解除する機能
原点復帰 モータを動かして、限界信号、原点近傍信号、原点信号を用いて機械原点を決める機能
パラメータ指定原点復帰 パラメータを指定しモータを動かして、限界信号、原点近傍信号、原点信号を用いて機械原点を決める機能
高速原点復帰 絶対座標の「0」を目標位置とし、位置決めを行い、原点へ戻す機能
強制停止 軸を減速停止する機能
即停止 軸を即停止する機能
オーバーライド値設定 軸の目標速度を変更する機能
現在位置変更 軸の指令現在位置とフィードバック現在位置を任意の値に変更する機能
外部ラッチ有効 トリガの発生により軸の位置を記録する機能
外部ラッチ無効 実行中のラッチを無効にする機能
ゾーン監視 軸の指令位置もしくはフィードバック現在位置が、指定された範囲(ゾーン)内に存在するかを判定する機能
デジタルカムスイッチ有効 軸の位置に応じてデジタル出力を ONまたは OFFする機能
軸間偏差監視 指定した2軸の指令位置またはフィードバック位置の差分が許容値を超えることがないかを監視する機能
偏差カウンタリセット 指令現在位置とフィードバック現在位置の間の偏差をゼロにする機能
トルク制限 サーボドライバのトルク制限機能の有効/無効の切り替えとトルク制限値の設定を行うことで、出力トルクを制限する機能
従軸位置補正 同期制御中の従軸に対して位置補正する機能
カムモニタ カム動作に関する情報(位相、変位など)をモニタする機能
起動速度 軸動作が開始するときの初速度を設定する機能
軸グループ 多軸協調制御 絶対値直線補間 絶対位置を指定して直線補間を行う機能
相対値直線補間 相対位置を指定して直線補間を行う機能
2軸円弧補間 2軸の円弧補間を行う機能
軸グループサイクリック
同期絶対位置制御
位置制御モードで制御周期ごとに指令位置を出力する機能
多軸協調制御
補助
軸グループエラーリセット 軸グループおよび軸の異常を解除する機能
軸グループ有効 軸グループの動作を有効にする機能
軸グループ無効 軸グループの動作を無効にする機能
軸グループ強制停止 補間動作中の全ての軸を減速停止する機能
軸グループ即停止 補間動作中の全ての軸を即停止する機能
軸グループオーバーライド
値設定
補間動作中の合成目標速度を変更する機能
軸グループ位置取得 軸グループの指令現在位置とフィードバック現在位置を取得する機能
軸グループ構成軸書込 軸グループパラメータの[構成軸]を、一時的に書き換える機能
共通 カム カムテーブルプロパティ更新 入力パラメータで指定したカムテーブルの終点インデックスを更新する機能
カムテーブル保存 入力パラメータで指定したカムテーブルをCPUユニット内の不揮発性メモリに保存する機能
カムテーブル生成 入力パラメータで指定したカムプロパティとカムノードからカムテーブルを生成する機能
パラメータ MC設定書込 軸パラメータおよび軸グループパラメータの一部を、一時的に書き換える機能
軸パラメータの変更 軸パラメータをユーザプログラムから参照・変更する機能
補助機能 カウントモード リニアモード(有限長)またはロータリモード(無限長)を選択可能
単位変換 各軸の表示単位を機械に合わせて設定可能
加減速制御 自動加減速制御 軸や軸グループ動作時の加減速カーブをジャークで設定する機能
加減速度変更 加減速動作中でも、加減速度を変更する機能
インポジションチェック 位置決め完了をチェックするためのインポジション幅とインポジションチェック時間を設定する機能
停止方法選択 即停止入力信号や限界入力信号が有効になったときの停止方法を設定する機能
モーション制御命令の再起動 実行中のモーション制御命令の入力変数を変更し再起動することで、動作中に目標値を変更する機能
モーション制御命令の多重起動(バッファモード) 動作中に別のモーション制御命令を起動した場合の実行開始タイミングと動作間の速度の接続方法を指定する機能
軸グループ動作の連続動作(トランジションモード) 軸グループ動作の多重起動による連続動作の方法を指定する機能
監視機能 ソフトウェアリミット 軸の動作範囲を監視する機能
位置偏差 軸の指令現在値とフィードバック現在値との間の位置偏差を監視する機能
速度/加減速度/トルク/
補間速度/補間加減速度
軸ごとおよび軸グループごとに警告値を設定し、監視する機能
絶対値エンコーダ対応 オムロン製サーボドライバ1SシリーズまたはG5シリーズの絶対値エンコーダ付きモータを使用することで、
電源投入時の原点復帰を不要とする機能
入力信号の論理反転 即停止入力信号、正方向限界入力信号、負方向限界入力信号、原点近傍入力信号の論理を反転する機能
外部I/F信号 サーボドライバ側の右記入力信号を使用可能
原点信号、原点近傍信号、正方向限界信号、負方向限界信号、即停止信号、割込み入力信号
ユニット
(入出力)
管理機能
EtherCATスレーブ スレーブ最大数 256
通信機能 セキュア通信機能 サポートツールとセキュア通信する機能
EtherNet/IPポート 通信プロトコル TCP/IP、UDP/IP
CIP通信サービス タグデータリンク EtherNet/IPネットワーク上のデバイスとプログラムレスでサイクリックにデータ交換を行う機能
メッセージ通信 EtherNet/IPネットワーク上のデバイスと任意のCIPコマンドを送受信する機能
TCP/IPアプ
リケーション
ソケットサービス UDPまたはTCPプロトコルで、Ethernet上の任意のノードと任意のデータの送受信を行う機能ソケット通信用命令
により実行する機能
セキュアソケットサービス
(クライアント)
TCPプロトコルで、TLSセッションを確立し、サーバと、Ethernet上の任意のノードと任意のデータの送受信をセ
キュアソケット通信用命令により実行する機能
FTPクライアント CPUユニットから、Ethernet上の他のコンピュータやコントローラに対して、FTP によるファイル転送を行う機能。
FTPクライアント通信命令により実行する。
FTPサーバ Ethernet上の他のコンピュータからコントローラのCPUユニットのSDメモリカード内のファイルを読み書きする機能
時計自動調整 指定した時刻、またはCPUユニットの電源が投入されてから指定した一定時間間隔で、NTPサーバから時間情報を取得
し、CPUユニットの内部時計情報を更新する機能
SNMPエージェント SNMPマネージャを使用したネットワーク管理ソフトウェアに内蔵EtherNet/IP ポートの内部状態の情報を提供する機能
OPC UA サーバ機能 OPC UAネットワーク上のクライアントからの要求に対して応答する機能
EtherCATポート サポートサービス プロセスデータ通信 CoEで定義されている、EtherCATマスタとスレーブとの間で制御情報を一定周期のサイクリック通信としてデータ交換
を行う通信方式
SDO通信 CoEで定義されている、EtherCATマスタとスレーブとの間で制御情報を非定周期のイベント通信としてデータ交換を行
う通信方式
ネットワークスキャン 接続されているスレーブ機器の情報を読み出し、スレーブ構成を自動生成する機能
DC(Distributed Clock) すべてのEtherCATデバイス(マスタ含む)で同じ「EtherCAT System Time」を共有することで時刻同期を行う機能
スレーブ有効/無効設定 スレーブを通信対象として、有効とするか無効とするかの設定する機能
スレーブ離脱/再加入 スレーブの交換などの保守のため、EtherCATネットワークから該当のスレーブを一時的に離脱/再加入させる機能
サポートアプリケー
ションプロトコル
CoE スレーブに対してEtherCAT上でCANアプリケーションのメッセージ(SDO)を送 る機能
通信用命令 CIP通信命令、ソケット通信用命令、SDOメッセージ命令、無手順通信命令、 FTPクライアント命令、Modbus RTUプロ
トコル命令
システム管理
機能
イベントログ 機能 イベントの発生を記録する機能
最大件数 システムイベントログ 2,560
内訳:
・CPUユニット分 2,048件
・NXユニット分 512件
アクセスイベントログ 1,152
内訳:
・CPUユニット分 1,024件
・NXユニット分 128件
ユーザイベントログ 1,024
デバッグ機能 オンラインエディット プログラム、ファンクションブロック、ファンクション、グローバル変数をオンラインで変更を行う機能。
ネットワーク経由で複数の作業者から個別のPOUの変更が可能
強制値リフレッシュ 特定の接点を強制値でリフレッシュする機能
最大点数 EtherCATスレーブデバイス
変数
64
MC試運転 モータの動作や配線の確認をSysmac Studio上から行う機能
同期 オンライン接続時にSysmac StudioのプロジェクトファイルとCPUユニットのデータを同一にさせる機能
微分モニタ 接点の立ち上がり、もしくは立ち下がりをモニタする機能
最大点数 8
データトレース 種類 トリガトレース(シングル) トリガが成立してから、設定したサンプリング数に達するとトレースを自動的に停止する機能
連続トレース データトレースの実行を継続し、トレースデータをSysmac Studioが常時収集する機能
同時起動最大数 4
レコード最大数 10000
サンプリング 最大点数 192変数
サンプリングタイミング 指定タスク周期、指定時間、サンプリング命令実行時
トリガトレース トリガ条件を設定することで、事象が発生した前後のデータを記録する機能
トリガ条件 BOOL型変数の立上り/立下り、BOOL型変数以外の定数値比較
比較方法:=, >, ≧, <, ≦, ≠
ディレー値 トリガ成立前/成立後のサンプリング数割合を設定する機能
セーフティデータ
ロギング
機能 セーフティCPUユニットのプログラムで使用される変数値を時系列で記録する機能
対象 対象となる安全CPU
ユニット
NX-SL5□00 *2
対象となる変数の種別 安全プログラムで使用されるデバイス変数および公開変数
最大数 100
データ型 SAFEBOOL、SAFEBYTE、SAFEWORD、SAFEINT、SAFEDINT、BOOL、BYTE、WORD、INT、DINT
最大記録期間 480s(記録周期とサンプリング回数に依存)
記録周期 プライマリ定周期タスク周期に基づく値あるいは、これにプライマリ定周期タスク周期の定数倍
(×1、×2、×3、×4)を加算したものより選択 *3
同時実行最大数 2
シミュレーション機能 Sysmac Studio上でCPUユニットの動作をシミュレートする機能
オートメーションプレイバック機能 Sysmac Studio上でシステム保全で行う3つの行動である、記録、再現、解析を統合的に扱える機能
高信頼機能 自己診断 コントローラ
異常
重要度 全停止フォールト、部分停止フォールト、軽度フォールト、監視情報、一般情報
メッセージ言語最大数 9(Sysmac Studio)
2(NA表示器)
ユーザ異常 任意の異常を設計してあらかじめ登録し、命令実行によって記録を残す機能
重要度 8段階
メッセージ言語最大数 9
セキュリティ
機能
顧客資産保護/
誤操作防止
CPUユニット名称機能およびシリアルID機能 Sysmac Studioからのオンライン接続時に、プロジェクト上のCPUユニット名称と接続先CPUユニットのCPUユニット
名称が一致しているかどうかを確認する機能
プロテクト機能 ユーザプログラム復元
情報なし転送機能
Sysmac Studioから、CPUユニット内にあるデータを読み出すことができないようにする機能
CPUユニットへの書込
プロテクト機能
Sysmac Studio/SDメモリカードから、CPUユニット内にあるデータを書き込むことができないようにする機能
プロジェクトファイル
全体のプロテクト機能
Sysmac Studioにて、パスワードによって、.smcファイルを開くことを禁止する機能
データプロテクト機能 Sysmac Studioにて、パスワードによって、POUに対するプロテクトをする機能
操作権限の認証機能 操作ミスによって、装置や人に危害を加える可能性がある場合に、操作権限に応じて、オンラインでの操作機能を制限
する機能
グループ数 5
ユーザ認証機能 ツールオンライン時に個々のユーザに対して認証を行い、ユーザの権限に応じた操作のみ可能とする機能
グループ数 5
ユーザプログラム実行用ID認証機能 特定のハードウェア(CPUユニット)に対しては、Sysmac Studioからユーザプログラム実行用IDを入力しない限り、
ユーザプログラムを実行できないようにする機能
SDメモリ
カード機能
ストレージの種類 SDカード、SDHCカード
アプリケーション SDメモリカード 自動転送機能 コントローラの電源投入時に、SDメモリカードのautoloadディレクトリに格納されたデータを、コントローラにダウン
ロードする機能
SDメモリカード プログラム転送機能 システム定義変数からの指示により、SDメモリカードに格納されたユーザプログラムを、コントローラに転送する機能
SDメモリカード操作命令 ユーザプログラム上の命令からSDメモリカードにアクセスする機能
Sysmac Studioからのファイル操作 ユーザは、SDメモリカードにコントローラ用ファイルだけでなく、汎用のドキュメントファイルなども保存や読み出し
が可能
SDメモリカードの寿命検知機能 SDメモリカードの寿命を、システム定義変数またはイベントログで通知する機能
バックアップ
機能
SDメモリカード
バックアップ機能
操作方法 CPUユニット前面スイッチ CPUユニットの前面スイッチの操作で、バックアップ、照合、リストアを行う機能
システム定義変数による指示 システム定義変数の操作で、バックアップ、照合、リストアを行う機能
Sysmac Studioメモリ
カード画面
Sysmac StudioのSDメモリカード操作画面からバックアップや照合を行う機能
専用命令 専用命令からバックアップを行う機能
プロテクト機能 SDメモリカードへの
バックアップ禁止
SDメモリカードへバックアップするのを禁止する機能
SDメモリカードセーフティユニットリストア機能 セーフティ CPUユニットの前面操作スイッチとSDメモリカードを用いて、セーフティCPUユニットの持つデータのリス
トアを行う機能
Sysmac Studioコントローラバックアップ機能 Sysmac Studioを使用して装置のバックアップ、リストア、照合を行う機能

*1. インラインST(ラダー図の中に、ST言語を記述するラダー図言語の要素)が可能
*2. CPUユニットの内臓NXバス接続時のみ
*3. 以下を満たす値が適用される
  ・5ms以上
  ・プライマリ定周期タスク周期の定数倍