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B5WC

機器内蔵用カラーセンサ

B5WC

色の変化と違いを見逃さない ~機器の自動化に貢献~

※ Web特別価格提供品

B5WCを詳しくご紹介(動画公開中)

色の変化と違いを見逃さない。機器内蔵用カラーセンサの3つの特長や用途を分かりやすくご紹介しています。

詳しくはご注文に際してのご承諾事項をご覧ください。

B5WC ご使用の前に 1

安全上の要点

安全確保のために以下内容を必ず守ってください。

配線時

電源電圧について

瞬時たりとも、仕様電圧・電流範囲を超えて使用しないでください。
仕様電圧・電流範囲以上の電圧・電流を印加したり、直流電源タイプのセンサに交流電源を印加すると、破裂や焼損の恐れがあります。

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負荷短絡について

負荷を短絡させないでください。破裂や焼損の恐れがあります。

B5WC ご使用の前に 5

誤配線について

電源の極性など、誤配線をしないでください。破裂や焼損の恐れがあります。

B5WC ご使用の前に 6
B5WC ご使用の前に 7

負荷なし接続について

負荷なしで電源を直接接続すると、内部素子に破裂や焼損の恐れがあります。負荷を入れて配線してください。

B5WC ご使用の前に 8

保存・使用環境について

(1)硫化水素ガスなどの腐蝕性ガスおよび塩風が製品にあたらないところ。 

(2)直射日光の当たらないところ。 

(3)発光面、受光面にフラックス、油や薬品が付着しないようにしてください。 

(4)いずれの場合においても、製品に変形・変質をきたす荷重を加えないようにしてください。 

(5)常温・常湿・常圧にて保管ください。 

(6)氷結・結露のないようにしてください。 

(7)定格を超える周囲雰囲気、環境では使用しないでください。 

(8)本製品は防水、防油構造ではありません。水や油、薬品等液体が本体に直接付着するアプリケーション、
   環境では使用しないでください。

使用上の注意

取り付け時

(1)本センサは機器内蔵用に設計されています。
   センサに外乱光が入光しないように機器の構造設計を施してください。
   センサを外乱光の影響があるところでご使用になるときは、外乱光の影響を避けるように設置してください。

(2)センサの取りつけの際は、ソリのない取りつけ部に確実につけてください。センサをねじ締め付けで固定する場合は、M3ねじをご使用ください(ねじの緩み防止のためバネ座金と平ワッシャ径Φ6mmを合わせてお使いください)。そのときの締め付け強度は0.54N・m以下にしてください。

(3)センサの検出部に物が衝突しないようにしてください。検出面などに傷がつくと特性劣化にいたります。

(4)振動・衝撃などで取りつけのゆるみ、ガタなどが生じていないか確認の上、使用してください。

(5)センサを可動部で使用される際は、コードの引き出し部に直接ストレスが加わらないようにコードの引き出し部を
   固定してください。

配線時

サージ対策について

(1)電源ラインにサージがある場合、使用環境に応じてツェナーダイオードZDやコンデンサ(0.1~1μF)などを接続
  し、サージが消えることを確認した上で使用ください。

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(2)リレーなどの小型誘導負荷は使用しないでください。

(3)高圧線、動力線とセンサの配線が、同一配管やダクトで行われると誘導を受け、誤動作や破損の原因となる場合も
   あります。別配線または単独配管にしてください。

(4)コネクタを装着するときは、確実にハウジングに挿入されたことを確認してください。

配線時取り扱いについて

サージ対策について

(1)配線固定後「端子・コネクタ」の結合部に、電線の突っ張りや引っ張りにより力がかかると、コネクタ接触部や
   電線との結合部がダメージを受け接触不良になります。
   ハーネス等の電線を取り回し配線される時、「端子・コネクタ」の結合部分に下図のようなストレス(外力)
   がかからないようにしてください。

(2)電源印加中におけるコードの配線は避けてください。破損の原因となります。

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設計時

変調光方式センサについての注意

電源やコード長の影響に十分留意のうえ設計ください。
本センサは、変調光方式センサのため、直流光方式に比べ、影響を受けやすくなっています。

変調光方式が電源やコード長の影響を受けやすい理由

調光方式では投光LEDをパルス点灯しています。
このパルスタイミングにあわせてセンサには、瞬時に大電流が流れ、それにより消費電流が脈動します。
光電センサなどでは、十分な容量のコンデンサを内蔵させることで、消費電流の脈動の影響が出ないようにしていますが、
小型のセンサでは、十分な容量のコンデンサを内蔵させることが困難です。
従って、コード長が長くなった場合や電源の種類によっては、消費電流の脈動に追従できなくなり、動作が不安定になります。

対応策

<コンデンサの追加による対応>

センサのできるだけ近くに、10μF以上のコンデンサを入れた配線をしてください。
(コンデンサの耐圧は、センサの電源電圧の2倍以上としてください。
タンタルコンデンサは、このような使い方では、短絡故障時に大電流が流れ発火する恐れがありますので使用しないでください。)

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<スイッチング電源使用時の対応策>

変調光方式のセンサをスイッチング電源に接続する場合は、必要に応じ以下のいずれかの対策を行うようにしてください。


①センサのできるだけ近くに、10μF以上のコンデンサ(アルミ電解コンデンサなど)を入れた配線をしてください。
 (コンデンサの耐圧は、センサの電源電圧の2倍以上としてください。
 タンタルコンデンサは、このような使い方では、短絡故障時に大電流が流れ発火する恐れがありますので使用しないでください。)

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②センサ周辺の架台に、誘導ノイズが侵入しにくいように架台のインピーダンスを下げるため、
 センサの直近で電源の0Vラインと接続、もしくはコンデンサ(0.47μF程度)を介して接続してください。

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③スイッチング電源のノイズフィルタ端子(中点端子~ACG)を電源の匡体(FG)と電源の0Vに接続してください。
 接続したラインを大地接地または、架台に接続すると、より安定した動作が得られます(各種電源メーカ推奨)。

<誘導雑音がのっている場合の対応策>

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センサの本体と取りつけ架台の間に、厚さ10mm程度の絶縁板(プラスチック製)を挿入してください。

<誘導雑音の影響について>

センサ取りつけ架台(金属)に誘導雑音がのっている場合、センサが入光状態と同様になる場合があります。
このようなときは、センサの0V端子と取りつけ架台(金属)を同電位となるよう接続します。
または、コンデンサ(0.47μF)を介して0V端子と取りつけ架台(金属)を接続してください。

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その他

(1)次のような取りつけ場所は、誤動作や故障の原因となりますので使用しないでください。
  ①塵埃やオイルミストの多い場所
  ②腐食性ガスの多い場所
  ③水、油、薬品が直接および間接的に飛散する場所
  ④屋外または、太陽光などの強い光があたる場所

(2)有機溶剤、酸、アルカリ、芳香族炭化水素、塩化脂肪族炭化水素がセンサにかかると、溶解することがあります。
  これにより、特性劣化することがありますので、これらの薬品がセンサにかからないようにしてください。

(3)電源環境などの影響で、電源投入時に出力パルスが発生する場合があります。電源投入より100ms以上経過後の、
  安定した検出が可能な状態で使用してください。

(4)平均化回数を小さい値にすると、A/D変換誤差やノイズ等でRGB出力値の振れ幅がより大きくなる場合があります。
  RGB出力値は、複数回確認を推奨します。

(5)予期せぬ動作をする可能性があるので、電源電圧範囲外で使用する場合は、一度電源OFF(0V)にしてください。

(6)レンズに異物が付着すると、出力電圧が変動する可能性があります。
  レンズから異物などの付着物を取り除く時は、レンズに傷や汚れがつかないように、手で触らないでください。

(7)本センサは内部回路に安全装置がないため、センサへ接続する電源は15W以下のものを使用してください。

(8)本製品は産業廃棄物として処理してください。