制御機器

S8VK-X

スイッチング・パワーサプライ（30/60/90/120/240/480Wタイプ）

S8VK-X

EtherNet/IP、Modbus TCP対応。設備のIoT化を実現し、システム稼働率を最大化。

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定格／性能／機能
特性データ

情報更新 : 2024/07/08

容量	30W	60W
定格出力電圧（DC）	5V	12V	24V
表示モニタ	なし	なし	なし
効率＊	AC115V入力時	78% typ.	85% typ.	85% typ.
AC230V入力時	77% typ.	86% typ.	86% typ.
入力条件	入力電圧許容範囲＊	単相AC85V～264V、DC90V～350V、AC265～300V（1秒）
周波数＊	50/60Hz（47 ～450Hz）
入力電流＊	AC115V入力時	0.53A typ.	0.99A typ.	1.1A typ.
AC230V入力時	0.32A typ.	0.61A typ.	0.67A typ.
力率＊	―
リーク電流＊	AC115V入力時	0.5mA以下
AC230V入力時	1mA以下
突入電流＊	AC115V入力時	16A typ.
AC230V入力時	32A typ.
出力特性	定格出力電流	5A	4.5A	2.5A
定格出力電力	25W	54W	60W
最大ピーク電流	6A	5.4A	3A
電圧可変範囲＊	4.5～5.8V （V.ADJにて）	10.8～14V （V.ADJにて）	21.6～28V （V.ADJにて）
リップルノイズ電圧＊	AC100V～240V 入力時	130mVp-p 以下周波数帯域20MHz時	120mVp-p 以下周波数帯域20MHz時	110mVp-p 以下周波数帯域20MHz時
静的入力変動＊	0.5%以下
静的負荷変動＊	1.5%以下
温度変動	AC100V～240V 入力時	0.05%/℃以下
起動時間＊	AC115V入力時	1000ms以下	1000ms以下	1000ms以下
AC230V入力時	1000ms以下	1000ms以下	1000ms以下
出力保持時間＊	AC115V入力時	45ms typ.	20ms typ.	20ms typ.
AC230V入力時	240ms typ.	120ms typ.	110ms typ.
付属機能	過電流保護	有、自動復帰、間欠動作形カタログの「●過電流保護」を参照ください。
過電圧保護	有、定格出力電圧の130%以上、遮断（電断復帰）カタログの「●過電圧保護」を参照ください。
直列運転	可（2台まで、外付けダイオード要）
並列運転	可（電源2台まで）カタログの「●並列運転について」を参照ください。
出力表示灯	有（LED、色：緑）
アラーム表示灯	有（LED、色：赤）
表示モニタ	計測・表示内容	カタログの「●通信・表示項目」を参照ください。
メイン表示部	なし
Ethernet通信	計測・表示内容	カタログの「●通信・表示項目」を参照ください。
通信プロトコル	EtherNet/IP、Modbus TCP
物理層	100BASE-TX
通信仕様	カタログの「●通信仕様」を参照ください。
絶縁耐圧	耐電圧	AC3.0kV 1min（入力端子一括）と（出力端子、EtherNet/IPポート一括）間カットオフ電流20mA
AC2.0kV 1min（入力端子一括）と（）間　カットオフ電流20mA
AC1.0kV 1min（出力端子一括）と（）間　カットオフ電流30mA
AC0.5kV 1min（出力端子一括）と（EtherNet/IPポート一括）カットオフ電流30mA
絶縁抵抗	100MΩ以上、DC500V（出力端子一括）と（入力端子一括、）間
100MΩ以上、DC500V（EtherNet/IPポート一括）と（入力端子一括）間
環境	使用周囲温度＊	-40～+70℃（温度によるディレーティング有）（結露および氷結しないこと）
保存温度	-40～+85℃（結露および氷結しないこと）
使用周囲湿度	95%RH以下（保存湿度95%RH以下）
耐振動	10～55Hz、最大5G 片振幅0.42mm 3方向各2h
耐衝撃	150m/s² 6方向各3回
信頼性	MTBF ＊	6万時間以上
期待寿命＊	10年以上
構造	質量	250g以下	250g以下	250g以下
冷却ファン	なし
保護構造	IP20、EN/IEC 60529による

容量	90W	120W
定格出力電圧（DC）	24V	24V
表示モニタ	付き	なし	付き	なし
効率＊	AC115V入力時	86% typ.	87% typ.	90% typ.	90% typ.
AC230V入力時	87% typ.	88% typ.	92% typ.	92% typ.
入力条件	入力電圧許容範囲＊	単相AC85V～264V、DC90V～350V、AC265～300V（1秒）
周波数＊	50/60Hz（47 ～450Hz）	50/60Hz（47 ～63Hz）
入力電流＊	AC115V入力時	1.7A typ.	1.7A typ.	1.2A typ.	1.2A typ.
AC230V入力時	1.0A typ.	1.0A typ.	0.63A typ.	0.63A typ.
力率＊	―	0.9以上
リーク電流＊	AC115V入力時	0.5mA以下
AC230V入力時	1mA以下
突入電流＊	AC115V入力時	16A typ.
AC230V入力時	32A typ.
出力特性	定格出力電流	3.75A	5A
定格出力電力	90W	120W
最大ピーク電流	―	6A
電圧可変範囲＊	23.0～24.1V	21.6～28V（V.ADJにて）
リップルノイズ電圧＊	AC100V～240V 入力時	300mVp-p 以下周波数帯域20MHz時	150mVp-p 以下周波数帯域20MHz時
静的入力変動＊	0.5%以下
静的負荷変動＊	1.5%以下
温度変動	AC100V～240V 入力時	0.05%/℃以下
起動時間＊	AC115V入力時	1000ms以下	1000ms以下
AC230V入力時	1000ms以下	1000ms以下
出力保持時間＊	AC115V入力時	25ms typ.	35ms typ.
AC230V入力時	130ms typ.	35ms typ.
付属機能	過電流保護	有、自動復帰、間欠動作形カタログの「●過電流保護」を参照ください。
過電圧保護	有、定格出力電圧の110%以上（90W）、定格出力電圧の130%以上（120W）、遮断（電断復帰）カタログの「●過電圧保護」を参照ください。
直列運転	可（2台まで、外付けダイオード要）
並列運転	可（電源2台まで）カタログの「●並列運転について」を参照ください。
出力表示灯	有（LED、色：緑）
アラーム表示灯	有（LED、色：赤）
表示モニタ	計測・表示内容	カタログの「●通信・表示項目」を参照ください。
メイン表示部	7セグメントLED （色：白）	なし	7セグメントLED （色：白）	なし
Ethernet通信	計測・表示内容	カタログの「●通信・表示項目」を参照ください。
通信プロトコル	EtherNet/IP、Modbus TCP
物理層	100BASE-TX
通信仕様	カタログの「●通信仕様」を参照ください。
絶縁耐圧	耐電圧	AC3.0kV 1min（入力端子一括）と（出力端子、EtherNet/IPポート一括）間カットオフ電流20mA
AC2.0kV 1min（入力端子一括）と（）間　カットオフ電流20mA
AC1.0kV 1min（出力端子一括）と（）間　カットオフ電流30mA
AC0.5kV 1min（出力端子一括）と（EtherNet/IPポート一括）カットオフ電流30mA
絶縁抵抗	100MΩ以上、DC500V（出力端子一括）と（入力端子一括、）間
100MΩ以上、DC500V（EtherNet/IPポート一括）と（入力端子一括）間
環境	使用周囲温度＊	-40～+70℃（温度によるディレーティング有）（結露および氷結しないこと）
保存温度	-40～+85℃（結露および氷結しないこと）
使用周囲湿度	95%RH以下（保存湿度95%RH以下）
耐振動	10～55Hz、最大5G 片振幅0.42mm 3方向各2h
耐衝撃	150m/s² 6方向各3回
信頼性	MTBF ＊	6万時間以上
期待寿命＊	10年以上
構造	質量	350g以下	400g以下
冷却ファン	なし
保護構造	IP20、EN/IEC 60529による

容量	240W	480W
定格出力電圧（DC）	24V	24V
表示モニタ	付き	なし	付き	なし
効率＊	AC115V入力時	91% typ.	91% typ.	92% typ.	92% typ.
AC230V入力時	93% typ.	93% typ.	94% typ.	94% typ.
入力条件	入力電圧許容範囲＊	単相AC85V～264V、DC90V～350V、AC265～300V（1秒）
周波数＊	50/60Hz（47～63Hz）	50/60Hz（47～63Hz）
入力電流＊	AC115V入力時	2.4A typ.	2.4A typ.	4.6A typ.	4.6A typ.
AC230V入力時	1.2A typ.	1.2A typ.	2.3A typ.	2.3A typ.
力率＊	0.9以上
リーク電流＊	AC115V入力時	0.5mA以下
AC230V入力時	1mA以下
突入電流＊	AC115V入力時	16A typ.
AC230V入力時	32A typ.
出力特性	定格出力電流	10A	20A
定格出力電力	240W	480W
最大ピーク電流	15A	30A
電圧可変範囲＊	21.6～28V（V.ADJにて）
リップルノイズ電圧＊	AC100V～240V 入力時	140mVp-p 以下周波数帯域20MHz時	130mVp-p 以下周波数帯域20MHz時
静的入力変動＊	0.5%以下
静的負荷変動＊	1.5%以下
温度変動	AC100V～240V 入力時	0.05%/℃以下
起動時間＊	AC115V入力時	1000ms以下	1000ms以下
AC230V入力時	1000ms以下	1000ms以下
出力保持時間＊	AC115V入力時	35ms typ.	25ms typ.
AC230V入力時	35ms typ.	25ms typ.
付属機能	過電流保護	有、自動復帰、間欠動作形カタログの「●過電流保護」を参照ください。
過電圧保護	有、定格出力電圧の130%以上、遮断（電断復帰）カタログの「●過電圧保護」を参照ください。
直列運転	可（2台まで、外付けダイオード要）
並列運転	可（電源2台まで）カタログの「●並列運転について」を参照ください。
出力表示灯	有（LED、色：緑）
アラーム表示灯	有（LED、色：赤）
表示モニタ	計測・表示内容	カタログの「●通信・表示項目」を参照ください。
メイン表示部	7セグメントLED （色：白）	なし	7セグメントLED （色：白）	なし
Ethernet通信	計測・表示内容	カタログの「●通信・表示項目」を参照ください。
通信プロトコル	EtherNet/IP、Modbus TCP
物理層	100BASE-TX
通信仕様	カタログの「●通信仕様」を参照ください。
絶縁耐圧	耐電圧	AC3.0kV 1min（入力端子一括）と（出力端子、EtherNet/IPポート一括）間カットオフ電流20mA
AC2.0kV 1min（入力端子一括）と（）間　カットオフ電流20mA
AC1.0kV 1min（出力端子一括）と（）間　カットオフ電流30mA
AC0.5kV 1min(出力端子一括)と(EtherNet/IPポート一括)　カットオフ電流30mA
絶縁抵抗	100MΩ以上、DC500V（出力端子一括）と（入力端子一括、）間
100MΩ以上、DC500V（EtherNet/IPポート一括）と（入力端子一括）間
環境	使用周囲温度＊	-40～+70℃（温度によるディレーティング有）（結露および氷結しないこと）
保存温度	-40～+85 ℃（結露および氷結しないこと）
使用周囲湿度	95%RH以下（保存湿度95%RH以下）
耐振動	10～55Hz、最大5G 片振幅0.42mm 3方向各2h
耐衝撃	150m/s² 6方向各3回
信頼性	MTBF ＊	6万時間以上
期待寿命＊	10年以上
構造	質量	700g以下	1,100g以下
冷却ファン	なし
保護構造	IP20、EN/IEC 60529による

規格対応

規格対応	高調波抑制		EN 61000-3-2適合
	EMI	雑音端子電圧	EN 61204-3 Class B、 EN 55011 Class B 適合
	EMI	放射妨害電界強度	EN 61204-3 Class B、 EN 55011 Class B 適合
	EMS		EN 61204-3 high severity levels
	安全規格		UL 508 (For 30W, 60W and 90W only Class2 Output：Per UL 1310) CSA C22.2 No.107.1 (For 30W, 60W and 90W only Class2 Output：Per CSA C22.2 No.223） UL 62368-1 (Recognition) OVCⅡ (≦3000m) Pol2 (For 30W, 60W and 90W only LPS) CSA C22.2 No.62368-1（cUR） OVCⅡ（≦3000m） Pol2 (For 30W, 60W and 90W only LPS) EN 62477-1 OVCⅢ (≦2000m) OVCⅡ (2000m EN 62368-1 OVCⅡ (≦3000m) Pol2 (For 30W, 60W and 90W only LPS) RCM（EN61000-6-4）韓国電波法（法律第10564号） PELV（EN/IEC 60204-1）準拠 EN/IEC 61558-2-16準拠 BIS：IS 13252（Part1）（240W、480Wのみ）
	SEMI規格		SEMI F47-0706（AC200～240V入力時）準拠

・EMI（放射妨害電界強度）は本製品を制御盤内に設置した状態でClassBに適合しています。
・EN/IEC 61558-2-16について
　形S8VK-XはEN/IEC 61558-2-16準拠設計となっています。
　なお、現在、IEC61558-2-17はIEC 61558-2-16に置き換わっています。
　EN/IEC 60204-1（機械安全）取得時、制御回路には制御トランスを介す必要がありますが、OVCⅢで安全規格を取得
　している製品、もしくはEN/IEC 61558-2-16に準拠したトランスを採用した製品では、制御トランス不要となる場合が
　あります。
・DC入力時の安全規格対象について
　DC入力時はUL 62368-1、cUR（CSA C22.2 No. 62368-1）、EN/IEC 62368-1、EN 62477-1、
　EN/IEC 61558-2-16が安全規格対象となります。
　UL認証品ヒューズを接続することで安全規格に適合することになります。
　UL認証品ヒューズは以下の条件を必ず満足するように選定ください。
　　形S8VK-X03005-EIP、形S8VK-X06012-EIP、形S8VK-X06024-EIP （DC350V以上、6A）
　　形S8VK-X09024□-EIP、形S8VK-X12024□-EIP、形S8VK-X24024□-EIP （DC350V以上、8A）
　　形S8VK-X48024□-EIP （DC350V以上、12A）
・EN/IEC 60204-1のPELV出力に対応する場合は、出力マイナス側（-V）をPEに接地してください。
・BISは2021年4月から当商品に対し施行されているインド標準規格であり、インドへの製品単品輸出の際にご対応できるように一部の機種で認証取得いたしました。対象機種は以下の通りです。
　　形S8VK-X24024-EIP
　　形S8VK-X24024A-EIP
　　形S8VK-X48024-EIP
　　形S8VK-X48024A-EIP

定格/性能/機能の注釈

	周波数
入力条件	効率	定格出力電圧かつ定格出力電流の場合の値です。
	入力電圧許容範囲	インバータによっては出力仕様として、出力周波数を50/60Hzと表示されているものもありますが、製品の内部温度上昇により発煙・焼損の恐れがありますので、インバータの出力を製品の電源として使用しないでください。入力にUPSを接続する場合は、矩形波出力のものは接続しないでください。製品の内部温度上昇により発煙・焼損の恐れがあります。
	入力電流	定格出力電圧かつ定格出力電流の場合の値です。
	力率	定格出力電圧かつ定格出力電流の場合の値です。
	リーク電流	電気用品安全法に沿って決められた値です。
	突入電流	25℃、コールドスタートの場合の値です。カタログの「●突入電流、起動時間、出力保持時間」を参照ください。
出力特性	電圧可変範囲	V.ADJのボリューム操作では電圧可変範囲以上に電圧が上昇します。出力電圧を可変する場合は、製品の出力電圧を確認し負荷を破損させないようご注意ください。
	リップルノイズ電圧	定格出力電圧かつ定格出力電流の場合の値です。使用周囲温度が25℃の場合。
	静的入力変動	定格出力電圧かつ定格出力電流において、入力電圧を許容入力電圧の範囲でゆっくり変化させた時の、出力電圧の変動の最大値です。
	静的負荷変動	入力電圧がAC100～240Vの場合に、出力電流を0A～定格出力電流の範囲で変動させたときの値です。
	起動時間	定格出力電圧かつ定格出力電流かつ常温（25℃）の場合の値です。カタログの「●突入電流、起動時間、出力保持時間」を参照ください。
	出力保持時間	定格出力電圧かつ定格出力電流かつ常温（25℃）の場合の値です。カタログの「●突入電流、起動時間、出力保持時間」を参照ください。
環境	使用周囲温度	-40～-25℃については、入力電圧の投入から定格出力電圧が出るまでに時間がかかることがあります。またリップルノイズの値が範囲外となる場合があります。
信頼性	MTBF	MTBFはJEITA RCR-9102に沿って計算された値です。
信頼性	期待寿命	カタログの「予防保全のための推奨交換時期と定期的な交換のお奨め」を参照ください。

通信・表示項目

項目	通信＊	表示モニタ＊	分解能		データ更新周期	詳細
出力電圧計測	●	●	0.1V		5ms	計測精度 ±2%（出力電圧値に対する割合） ±1ディジット
出力電流計測	●	●	0.1A		5ms	計測精度 ±5%（定格出力電流に対する割合） ±1ディジット
ピークホールド電流計測	●	●	0.1A		5ms	計測精度 ±5%（定格出力電流に対する割合） ±1ディジット
交換時期までの年数	●	●	0.1年		1min	範囲 0.0～15.0年（通信） FUL（Full）/HLF（Half）/ 0.0～4.9年（表示モニタ）
交換時期までの割合	●	●	0.1%		1min	範囲 0.0～100%
積算稼働時間	●	●	通信	1h	1min	範囲 0～262800h（通信） 0～263kh（表示モニタ）
積算稼働時間	●	●	表示モニタ	1kh	1min	範囲 0～262800h（通信） 0～263kh（表示モニタ）
連続稼働時間	●	-	1min		1min	範囲 0～15768000min
自己診断	●	●	-		-	カタログの「●自己診断機能」を参照ください。
製品形式	●	-	-		-	製品形式をASCIIコードで表記
シリアルナンバー	●	-	-		-	16進数（4byte）で表記
ファームウェアバージョン	●	-	-		-	16進数（2byte）で表記
MACアドレス	●	-	-		-	-
IPアドレス	●	-	-		-	-
IPアドレス設定方法	●	-	-		-	固定IPアドレス/BOOTPの選択

注. 通信機能、設定方法の詳細は「スイッチングパワーサプライ形S8VK-X通信マニュアル（カタログ番号：
　　Man.No.SGTC-703）」をご覧ください。
＊通信周期は100ms～10000msにて設定可能です。表示の更新周期は50msです。

突入電流、起動時間、出力保持時間

注. 並列運転、バックアップ運転時は通常の倍の突入電流が流れます。また、渡り線による配線をN台にて使用するとき
　　は、単体使用時のN倍の突入電流が流れます。
　　特に突入電流により外付けヒューズが溶断したり、ブレーカが動作しないようヒューズは溶断特性、ブレーカは動作
　　特性を十分確認し、選定してください。

過電流保護

形S8VK-X03005-EIP、形S8VK-X06012-EIP、形S8VK-X06024-EIP、形S8VK-X12024□-EIPでは負荷電流が定格電流の121％～160%、形S8VK-X09024□-EIPでは負荷電流が定格電流の101%～110%、形S8VK-X24024□-EIP、形S8VK-X48024□-EIPでは負荷電流が定格電流の151%～165%になると、自動的に出力電圧を低下させ、短絡電流や過電流から製品自身を保護します。
過電流状態が解除されると、出力電圧は自動的に正常状態に復帰します。

注1. 短絡および過電流状態での使用が継続されますと稀に内部部品の劣化・破損となる場合がありますので、
　　　ご注意ください。
　2. 万一の場合、内部部品の劣化・破損が考えられますので、負荷側の突入電流、過負荷状態が頻繁に発生するアプリ
　　　ケーションには使用しないでください。

過電圧保護

製品内部の帰還回路の故障などで負荷に過大な電圧がかからないように過電圧を検出します。
定格出力電圧の約130%以上（形S8VK-X09024□-EIPのみ110%以上）の過電圧が出力された場合、出力電圧を遮断します。
復帰は入力電源をOFFし、3分以上放置後、入力電源を再投入してください。

注. 入力電源の再投入は必ず原因を取り除いた後に行ってください。

通信仕様

項目		仕様
媒体アクセス方式		CSMA/CD
変調方式		ベースバンド
トポロジ		スター型
伝送速度		100Mbps
伝送媒体		ツイストペアケーブル（シールド付：STP）：カテゴリ5、5e以上
伝送距離（ハブとノード間の距離）最大値		100m
タグデータリンク	Class1	コネクション数：1
	接続ノード数	1
	タグセット数	1
	パケットインターバル（RPI）	100ms～10000ms
	タイムアウト値	RPIの倍数
	コネクションタイプ	Point To Point Connection（固定）
Explicit メッセージ	Class3	同時通信可能な最大クライアント数：2
Explicit メッセージ	UCMM	同時通信可能な最大クライアント数：2
Modbus メッセージ	Modbus TCP	同時通信可能な最大クライアント数：2
工場出荷時初期値	IPアドレス	192.168.250.20
	サブネットマスク	255.255.255.0
	デフォルトゲートウェイ	0.0.0.0
	IPアドレス設定方法	固定IPアドレス

モジュールステータス、ネットワークステータス表示灯

名称	色	状態	動作状態
モジュールステータス表示灯（MS）	緑	点灯	正常状態
	緑	点滅	-
	赤	点灯	メモリ異常
	赤	点滅	電圧計測異常、電流計測異常
	-	消灯	電源供給なし
	緑/赤	点滅	電源投入時
ネットワークステータス表示灯（NS）	緑	点灯	コネクション確立状態
	緑	点滅	コネクション未確立状態
	赤	点灯	IPアドレス重複状態
	赤	点滅	コネクションがタイムアウトしている状態 BOOTPサーバ接続異常状態
	-	消灯	電源供給なし
	緑/赤	点滅	電源投入時

通信再設定機能

一時的に通信設定値を工場出荷時初期値に戻します。以前に設定されたIPアドレスが不明で通信できない場合にご使用ください。

設定方法

（1）リセットキーを押した状態で、入力電源を投入します。
（2）そのまま、リセットキーを10秒間押し続けます。
　　　押下中はアラーム表示灯が0.5秒間隔で点滅します。
　　　(表示モニタ付きでは、メイン表示部と動作表示部も0.5秒間隔で全点灯と全消灯を繰り返します。）
（3）10秒経過後、通信再設定状態に移行し、一時的に通信設定値が工場出荷時初期値になります。通信再設定状態では、
　　　アラーム表示灯が１秒間隔で点滅します。（表示モニタ付きでは、メイン表示部と動作表示部は通常動作に戻り
　　　ます。）
（4）通信再設定状態で、上位機器から通信設定値を再設定します。
（5）設定後は入力電源を再投入し、設定値に変更されているか確認ください。

注1. 製品の出力表示灯が消灯したことを確認した上で、入力電源の再投入をしてください。
　2. 通信再設定状態の解除方法は、入力電源の再投入のみです。
　3. (4)において通信設定を変更しない場合は、通信再設定の解除後は設定前の状態に戻ります。

表示切替

表示モニタは、電源投入時の約1秒間全点灯します。その後、表示切替キーにより各種状態を表示できます。

ピークホールド電流

出力電流の最大値（5ms間の平均値）をピークホールド電流として記憶します。
入力電源投入直後の約3秒間は計測しません。

ピークホールド電流リセット

ピークホールド電流表示の状態で、リセットキーを3秒以上押すことで、ピークホールド電流表示のリセットができます。

注. 表示モニタなしタイプでは、リセットキー操作によるピークホールド電流のリセットはできません。

交換時期演算機能

本製品には電解コンデンサが内蔵されています。電解コンデンサは、製造された時点から、含浸された電解液が封止ゴムを透過し、時間とともに内部の電解液の蒸発が進み、静電容量の減少をはじめとする特性の劣化が生じます。この電解コンデンサの特性劣化により、本製品は時間とともに、十分な性能を発揮することができなくなります。交換時期演算機能は本製品が電解コンデンサの特性劣化により、十分な性能を発揮できなくなるまでの目安期間を算出します。製品本体の交換時期を知る目安として、この機能がお使いいただけます。

注. 交換時期演算機能は、電解コンデンサの劣化により製品が十分な性能を発揮できなくなる目安を示すもので、他の要因
　　により発生する故障は含みません。

動作原理

電解コンデンサの劣化速度は周囲温度により大きく変化します（一般的には10℃ 2倍則、アレニウスの法則に従います）。形S8VK-Xは通電中の製品内部の温度を監視し、稼働時間と内部温度から電解コンデンサの劣化量を計算します。

注1. 電子部品の耐久性によって、交換時期演算年数、割合表示にかかわらず、ご購入後15年程度を目安に交換してくだ
　　　さい。
　2. 交換時期はご使用条件の変化により増減します。定期的に表示をご確認ください。
　3. 入力電源のON、OFFを頻繁に繰り返すアプリケーションでは、交換時期演算機能の精度が悪化する場合があります。

交換時期までの年数

(表示モニタ)
ご購入時( 初回通電時) は 3687_sp_13 が表示され、約1ヵ月間は表示が継続します。その後、使用環境によって電解コンデンサの劣化状態を算出し、劣化が進んだ状態では 3687_sp_14 が表示されます。交換時期までの年数が5年以下になると、4.9～0.0の範囲で0.1ステップで表示されます。(使用環境によっては、が表示されず、 3687_sp_13 の後に年数表示になる場合があります。）
（通信）
通信は15.0～0.0の範囲で0.1ステップにて算出します。

注. 頻繁に負荷変動がある場合や周囲温度変動の激しい場所では、交換時期までの年数が増減する場合があります。

交換時期までの割合

製造時の交換時期までの年数を100%として、ご使用により電解コンデンサの劣化が進むと0.1%ステップにて減少していきます。

期待寿命と交換時期の違いについて

当社では下記の条件で期待寿命を算出しています。
1. 定格入力電圧
2. 負荷率：50％
3. 周囲温度：＋40℃
4. 標準取り付け状態

注. アルミ電解コンデンサの温度上昇試験を行うことにより算出されたもので、保証値ではありません。
　　データはメンテナンスや交換時期算出の参考としてお使いください。

形S8VK-Xの期待寿命は10年以上です。
また、形S8VK-Xには付属機能として交換時期演算機能があります。
交換時期とは実際の使用条件における製品内部の電解コンデンサの寿命期間（製品内部の温度をモニタし、常時寿命期間を計算しています）であり、お客様の使用条件により15年を上限に変動します。