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NX-ILM400

NXシリーズ IO-Link マスタユニット

NX-ILM400

IO-Link でセンサレベルの情報を可視化し、 3大現場課題を解決! 配線工数を削減できるスクリューレスクランプ 端子台タイプのIO-Link マスタ

※ Web特別価格提供品

一般仕様

項目 仕様
構造 盤内内蔵型
接地方法 D種接地(第3種接地)
使用環境 使用周囲温度 0~55℃
使用周囲湿度 10~95%RH(結露・氷結なきこと)
使用周囲雰囲気 腐食性ガスのないこと
保存周囲温度 -25~+70℃(ただし、 結露・氷結なきこと)
使用標高 2,000m以下
汚染度 汚染度2以下: IEC 61010-2-201に該当
耐ノイズ性 IEC 61000-4-4に準拠、2kV(電源ライン)
オーバーボルテージカテゴリ カテゴリⅡ: IEC 61010-2-201に該当
EMCイミュニティレベル ゾーンB
耐振動 IEC 60068-2-6に準拠
5~8.4Hz、振幅3.5mm、
8.4~150Hz 加速度9.8m/s2
X、Y、Z各方向 100分(掃引時間10分×掃引回数10回=合計100分)
耐衝撃 IEC 60068-2-27に準拠、147m/s2 X、Y、Z各方向3回
適合規格* UL 61010-2-201、ANSI/ISA12.12.01、EU:EN 61131-2、NK、LR、RCM、KC、IO-Linkコンフォーマンス

ユニット仕様

項目 仕様
ユニット名称 IO-Linkマスタユニット
形式 形NX-ILM400
IO-Link ポート数 4
通信仕様 通信プロトコル IO-Link プロトコル
伝送速度 COM1:4.8kbps
COM2:38.4kbps
COM3:230.4kbps
トポロジー 1対1
準拠規格 ・IO-Link Interface and System Specification Version1.1.2
・IO-Link Test Specification Version1.1.2
デバイス供給電源
(IO-Link モー
ド時、SIO(DI)
モード時)
定格電圧 DC24V(DC20.4~28.8V)
供給電流 0.2A/ポート
短絡保護 あり
デジタル入力
(SIO(DI)
モード時)
内部I/Oコモン線処理 PNP
定格電圧 DC24V(DC20.4~28.8V)
入力電流 5mA TYP. (DC24V)
ON電圧/ON電流 DC15V以上 / 5mA以上
OFF電圧 DC5V以下
入力フィルタ時間 フィルタなし、0.25ms、0.5ms、1ms (工場出荷時設定)、2ms、4ms、8ms、16ms、32ms、64ms、
128ms、256ms
デジタル出力
(SIO(DO)
モード時)
内部I/Oコモン線処理 PNP
出力タイプ プッシュプル
定格電圧 DC24V(DC20.4~28.8V)
最大負荷電流 0.1A/ポート
短絡保護 あり
漏れ電流 0.1mA以下
残留電圧 1.5V以下
Pin2デジタル
入力
(IO-Link
モード時)
内部I/Oコモン線処理 PNP
定格電圧 DC24V(DC20.4~28.8V)
入力電流 2mA TYP(. DC24V)
ON電圧/ON電流 DC15V以上/2mA以上
OFF電圧 DC5V以下
入力フィルタ時間 フィルタなし、0.25ms、0.5ms、1ms (工場出荷時設定)、2ms、4ms、8ms、16ms、32ms、64ms、
128ms、256ms
ケーブル仕様 ケーブルタイプ 非シールド
ケーブル長 最大20 m
線間静電容量 最大3 nF
ループ抵抗 最大6 Ω
外部接続端子 スクリューレスクランプ端子台(16端子)
I/Oリフレッシュ方式 フリーランリフレッシュ方式
外形寸法 12(W)×100(H)×71(D)[mm]
絶縁方式 フォトカプラ絶縁
絶縁抵抗 20MΩ以上(DC100V)
(絶縁されている回路間)
耐電圧 AC510V 1分間 漏れ電流5mA以下
(絶縁されている回路間)
I/O電源供給方法 NXバスからの供給
NXユニット電源消費電力 ・CPU ユニットに接続
 1.05W 以下
・通信カプラユニットに接続
 0.80W
I/O電源消費電流 50mA
質量 67g
回路構成 3540_sp_2_1
端子接続図 3540_sp_2_2
取付け方向と制限 3540_sp_2_3
保護機能 L+端子の短絡保護機能
C/Q端子の短絡保護機能

機能仕様

機能名称 内容
通信機能 サイクリック通信 IO-Link通信のマスタとして、IO-LinkデバイスのI/Oデータ(Process data)をサイクリックに交換します。
同時に、コントローラのスレーブとして、それらのデータおよびIO-Linkマスタのステータスをコントローラとサイクリックに
交換します。
光電センサの受光量、安定検出余裕度、近接センサの過接近など、デバイスの検出性能低下の程度や使用条件の変化を確認可能です。
メッセージ通信 コントローラからのIO-Linkマスタに対するメッセージ通信コマンドを受信し、レスポンスを返します。
また、コントローラからのIO-Linkデバイスに対するメッセージ通信コマンド/レスポンスを仲介(ゲートウェイ)します。
運転中に、しきい値設定、チューニング実行、オンディレー時間変更などデバイスのパラメータの変更、調整をプログラムから
実行可能です。
また、運転中にデバイスの稼働時間などの内部状態データを確認可能です。
通信モード設定機能 ポートごとに、以下を選択可能です。
IO-Linkモード、SIO(DI)モード、SIO(DO)モード、ポート無効
これにより、1つのユニットで、IO-Link通信とデジタルI/Oを混在させることができます。
Pin2デジタル入力機能 IO-Linkモードにて、IO-Link通信をしながら、2番ピンを使用したデジタル入力が可能です。
IO-Link通信の伝送速度
自動設定機能
IO-Linkマスタは、各IO-Linkデバイス固有の伝送速度(COM1、COM2、COM3のいずれか)に自動的に合わせて、各IO-Linkデバ
イスと通信を行います。
したがって、ポートごとの接続デバイスの伝送速度設定は不要です。
接続デバイス照合機能 IO-Linkマスタに接続されているIO-Linkデバイスの構成と、登録したIO-Link デバイス構成設定を電源投入時に照合する機能です。
接続デバイス照合機能の有効または無効はユーザで選択可能です。
IO-Link通信異常検出機能 I/Oケーブルの断線、IO-Linkデバイスのポートからの離脱、デバイスイベント(エラーレベル)、デバイス構成照合異常、IOLink
デバイスの故障のいずれかを検出する機能です。
I/Oケーブル短絡異常検出機能 デバイスのケーブルの短絡を検出する機能です。
入力データ有効通知機能 IOーLink通信でのプロセス入力データが、コントローラ側での入力処理において有効か無効かを、「入力データ有効」フラグで確認する機能です。
コントローラとの通信異常時の
負荷遮断機能
IO-Link通信モード時またはSIOモード時、コントローラとの通信異常発生時に、IO-Linkマスタからの出力を遮断する機能です。
これにより、通信異常時に不正出力動作を避けることができます。
IO-Link通信ロストフレーム
回数積算機能
CX-ConfiguratorFDTにより、IO-Link通信ロストフレーム回数積算値を読出可能。
I/Oケーブルのノイズの影響などによる通信状態の判断に、使用することができます。
デジタル入力のフィルタ機能 SIO(DI)モード時のデジタル入力、またはIO-Linkモード時のPin2デジタル入力に対して、入力信号のチャタリングやノイズを除
去する機能です。
チャタリングやノイズなどにより接点の状態が安定せずに入力データが変化する場合、データの変化を防止し、安定させます。
デジタル入力データ集約機能* IO-Linkモード時、IO-Linkデバイスの入力データ内で指定されたビットデータを、IO-Linkマスタユニットのデジタル入力データ
に反映する機能です。
これにより、IO-Linkデバイスの入力データ内のビットデータをIO-Linkマスタユニットのデジタル入力データに集約できます。
1つのIO-Linkポート毎に1ビット選択が可能です。
SIO(DI)モードおよびSIO(DO)モード時は、本機能を使用できません。
本機能使用時は、Pin2デジタル入力機能は使用できません。
IO-Linkデバイス内のパラメータ
設定のバックアップ/リストア機能
各IO-Linkデバイスのパラメータ設定データを、IO-Linkマスタへバックアップ(保存)またはリストア(復元)する機能です。
これにより、IO-Linkデバイス交換時のパラメータ再設定が不要となります。
イベントログ機能 IO-LinkマスタおよびIO-Linkデバイスで発生した異常や状態変化といったイベントを記録する機能です。

*ユニットバージョンVer.1.1 以降で対応しています。

バージョン情報

CPU ユニットに接続時

NX ユニットを接続可能なCPU ユニットの形式については、CPU ユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。

NXユニット 対応バージョン*
形式 ユニット
バージョン
CPUユニット Sysmac Studio CX-ConfiguratorFDT
形NX-ILM400 Ver.1.1 Ver.1.13以降 Ver.1.20以降 Ver.2.3以降
Ver.1.0 Ver.1.13以降 Ver.1.17以降 Ver.2.3以降

*ユニットの種類によっては、上の表に記載したバージョンが存在しない形式があります。その場合には、表で示した対応バージョン以降のもっとも古いバージョンが対応しています。形式とバージョンの関係は各ユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。

EtherCATカプラユニットに接続時

NXユニット 対応バージョン
形式 ユニットバージョン EtherCATカプラユニット CPUユニットまたは産業用PC Sysmac Studio CX-ConfiguratorFDT
形NX-ILM400 Ver.1.1 Ver.1.0 Ver.1.12 Ver.1.20 Ver.2.2
Ver.1.0 Ver.1.16

注. ユニットの種類によっては、上の表に記載したバージョンが存在しない場合があります。その場合には、表で示した対応バージョン以降のもっとも古いバージョンが対応しています。形式とバージョンの関係は各ユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。

EtherNet/IPカプラユニットに接続時

NXユニット 対応バージョン *1
形式 ユニットバージョン EtherNet/IPカプラユニット CPUユニットまたは産業用PC Sysmac Studio CX-ConfiguratorFDT
形NX-ILM400 Ver.1.1 Ver.1.2 Ver.1.14 Ver.1.20 Ver.2.4 *2
Ver.1.0 Ver.1.19

注. ユニットの種類によっては、上の表に記載したバージョンが存在しない場合があります。その場合には、表で示した対応バージョン以降のもっとも古いバージョンが対応しています。形式とバージョンの関係は各ユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。
*1. EtherNet/IPカプラユニットに対応するEtherNet/IPユニットのユニットバージョンは、EtherNet/IPカプラユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。
*2. EtherNet/IPカプラユニットのペリフェラル(USB)ポートに接続する場合は、Ver.2.2以降で使用可能です。