オートメーションの構築に必要な様々な機器をひとつにつないで制御し、ひとつのソフトウェアで管理する。
Sysmac オートメーションプラットフォームはこのようなコンセプトのもと、マシン内の制御ネットワークに接続された機器と、製造現場の情報通信ネットワークをシームレスに接続。
また、これらの機器はオートメーションソフトウェア Sysmac Studioで一元的に操作が可能で、開発生産性の高いプログラミング環境を実現しています。
情報更新 : 2023/08/01
オートメーションの構築に必要な様々な機器をひとつにつないで制御し、ひとつのソフトウェアで管理する。
Sysmac オートメーションプラットフォームはこのようなコンセプトのもと、マシン内の制御ネットワークに接続された機器と、製造現場の情報通信ネットワークをシームレスに接続。
また、これらの機器はオートメーションソフトウェア Sysmac Studioで一元的に操作が可能で、開発生産性の高いプログラミング環境を実現しています。
シーケンス制御とモーション制御をひとつのコントローラに統合
マシン制御と情報通信を統合
モーション、セーフティからセンシングまでの開発環境をひとつに統合
• コントローラと同期した高精度なマシン制御が可能
• 国際標準規格PLCopen®に準拠したファンクションブロックとオムロンオリジナルの多彩なモーションファンクションブロック
• 最もシンプルな安全統合で生産性と安全性を両立
• PLCopen®準拠の安全ファンクションブロックにより設計効率を大幅に向上
• 高速高精度なセンシング技術が高速な制御周期を実現
• 形状サーチテクノロジーにより、対象を正確に安定して検出
• サイクリックスキャン型プログラムの実行(PLC機能)と逐次実行型プログラム実行(ロボット機能)の特性の異なるエンジンをひとつのコントローラに統合し、ロボットへのダイレクト制御が可能
• コントローラと同期した精密な位置検出が可能
• オンラインでセンサパラメータの設定や、予兆保全に役立つセンサ出力のモニタリングが可能
• データベースサーバと直結
• サーバとの通信に障害が発生しても、自動スプール機能によりデータ欠損を防止
• ビッグデータにも対応可能な1000エレメント/100ms*のアクセススピードで、生産性向上、予防保全に貢献
* 参考値です。
Sysmac オートメーションプラットフォームは、サーボドライバや、I/Oをはじめとするフィールドネットワーク機器をひとつにつなぐEtherCAT®をマシン制御ネットワークとして採用、高速高精度な制御を可能にします。
またNJ/NX/NYシリーズ コントローラはEtherCAT®と情報通信ネットワーク EtherNet/IP™のポートを標準搭載。このふたつのネットワークに安全を統合し、ひとつに接続することで、高度なマシン制御と設備情報の管理を実現します。
• ケーブル冗長化対応でダウンタイム削減
• サポート可能なスレーブ拡充で柔軟な構成が可能
• 最速125μs周期とシステム内の機器間誤差1μsの同期性能に対応した、高速高精度ネットワーク
• サーボドライバ、画像センサ、セーフティ、I/Oなどが接続可能
• 最大512台のスレーブが接続可能
• 標準的なRJ45コネクタ付きSTPシールドケーブルを使用
• Safety over EtherCAT(FSoE)搭載で、安全の統合を実現
• 装置間通信
• HMI、SCADAとのインタフェース
• Sysmac Studioの接続
• SQLクライアント
• FTPサーバ、クライアント
• CIPSafetyで安全統合
• MQTT通信によるセキュアなクラウド接続
Sysmac Studioはコンフィグレーション(構成設定)、プログラミング、モニタリング機能の他、3Dモーションシミュレーションにも対応した統合開発環境(IDE)です。直観的な操作を可能にするユーザインタフェースで、接続機器のセットアップ時間を短縮します。IEC規格、PLCopen®準拠のモーション制御ファンクションブロックを採用したプログラミング環境は安全規格にも対応しており、プログラミング時間が圧倒的に短縮できます。また、3Dシミュレーションや実機のデータトレースでデバッグや調整が簡単に行うことができ、短時間でのマシン立ち上げを可能にします。
NJ/NX/NYシリーズコントローラは、Sysmacオートメーションプラットフォームの核となる統合型コントローラです。シーケンス制御とモーション制御を高速高精度に実行できるパフォーマンスを持ち、オープンプログラム・オープンネットワークで容易にシステム構築ができます。
インテル®CoreTMプロセッサーを搭載し、命令実行性能を大幅に高速化(基本命令実行0.37ns、倍精度実数型算術命令3.2ns)。サーボモータやステッピングモータへの指令値更新も最速125μsの定周期で実行可能で、滑らかなカム動作や、軸間の高精度な補間制御や位相調整が実現できます。
シーケンス制御とモーション制御を1台のコントローラに統合し、センサやアナログ入出力とサーボモータやステッピングモータの動作を同一タスク上で処理できます。これにより、センサからの位置や変位、テンション情報をモーション制御に高速・簡単にフィードバックすることが可能です。
高速タクトが必要なラインでも装置制御と安全制御を同時に実現できます。また、EtherNet/IPとEtherCATの異なる2つのオープンネットワークでラインと装置の安全制御を可能にします。
• 豊富なライブラリ群で、高度なアプリケーションの構築をサポート(制振制御、温度制御、モーション制御など)
• 高品質と安心のグローバルサポート
*1. NX701-1□00の性能
*2. 2015年2月現在当社調べ
*3. NX502-□□□□またはNX102-□□□□と、NX-SL5□00を組合わせた仕様
*4. データベース接続CPUユニット:NX502-1□00/NX102-□□20/NJ□01-□□20
*5. NX701-1□□□、NX502-1□00、NX102-□□□□、NJ501-1□00の性能
*6. NX502-1□00、NX102-□□□□、NX1P2-□□□□の仕様
*7. NX502-1□00、NX102-□□□□の性能
①機械誤差の影響により位置決めリトライが発生し、位置決め時間が長くなる。
数十枚の積層シートを精度よく積み上げるため、タクトタイムが長くなる。
②高速に搬送すると停止時に振動が発生し、収束まで待つか、速度を落とす必要があるがどちらでも時間を要する。
画像センサFHシリーズの高速/高精度に外形を検出する「形状サーチ」機能と、画像処理の計測周期ごとに現在位置をモータの動作制御にフィードバックする「ビジュアルフィードバック制御」により、アライメントの精度は維持して速度を高速化できます。
ビジュアルフィードバックアライメントライブラリ
制振制御ライブラリにより、高速でも揺れの少ない搬送を簡単に実現、揺れ収束の時間を削減でき、位置精度も向上します。
制振制御ライブラリ
①予期せぬライン停止で復旧までに時間がかかり、稼働率が著しく低下する
②安全システムにより、危険な場合のみライン全停止させたいのに、断線などの要因でも全停止してしまう
EtherCATの1箇所が断線しても通信継続可能な冗長化に対応しており、1つのコントローラで集中制御を行っても、設備やラインを止めることなく復旧することが可能です。
そのため、ライン停止は危険な場合のみ作動することとなり、安心した稼働を実現します。
情報更新 : 2023/08/01