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CS1W-CRM21

CompoNetマスタユニット

CS1W-CRM21

CompoNetネットワークを管理し、PLCおよび各スレーブユニットと、I/Oデータやメッセージデータを交換

※ Web特別価格提供品

通信仕様

項目 仕様
通信方式 CompoNet用ネットワーク専用プロトコル
通信種類 リモートI/O通信(スレーブとのプログラムレス常時データ共有)および
メッセージ通信(スレーブとの必要時Explicitメッセージ通信、またはPLCとの必要時
FINSメッセージ通信)
伝送速度 4Mビット/s *1、3Mビット/s、1.5Mビット/s、93.75kビット/s
変調方式 ベースバンド方式
符号方式 マンチェスタ符号方式
誤り制御 マンチェスタ符号則、 CRC
通信媒体 以下の種類が可能。*2
・丸型ケーブルⅠ(JIS C 3306 2芯 0.75mm2
・丸型ケーブルⅡ(JIS C 3306 4芯 0.75mm2
・フラットケーブルⅠ(シースなし)(形DCA4-4F10)
・フラットケーブルⅡ(シースあり)(形DCA5-4F10)
通信距離/配線 下記の「ケーブル種類と通信速度に応じた最大距離」参照
接続可能マスタ CompoNetマスタ
接続可能スレーブ CompoNetスレーブ
最大I/O点数 ワードスレーブ:IN1,024点/OUT1,024点(合計2,048点)
ビットスレーブ:IN256点/OUT256点(合計512点)
接続可能ノード数 ワードスレーブ:IN64ノード/OUT64ノード
ビットスレーブ:IN128ノード/OUT128ノード
リピータユニット:64ノード
ノードアドレス当たりの占有点数 ワードスレーブ:16点
ビットスレーブ:2点
リピータユニットなしでの
最大接続ノード数(1幹線/副幹線)
32ノード(リピータユニット含む)
最大使用可能ノードアドレス ワードスレーブ:IN0~63/OUT0~63
ビットスレーブ:BIT IN0~127/BIT OUT0~127
リピータユニット:0~63
リピータユニット使用条件 1ネットワークにリピータユニットは最大64台まで接続可能。(1幹線または副幹線あた
り、最大32台まで接続可能)
リピータユニットによる延長はマスタから2段まで可能。
信号線 BDH(通信データHigh側)とBDL(通信データLow側)の2本線
電源線 BS+とBS−の2本線:通信用およびスレーブの内部回路用電源
・マスタユニットまたはリピータユニットから供給
通信電源電圧 DC24V±10%
接続形態 丸型ケーブルⅡ(4芯)、フラットケーブルⅠ(シースなし)またはフラットケーブルⅡ
(シースあり)の場合
・通信速度93.75kビット/s時のみ:フリー配線型
・それ以外の時:幹線−支線型
スレーブ/リピータユニットの接続方式:T分岐方式またはマルチドロップ方式
リモートI/O通信 電源ON *3 で自動起動、またはI/O通信手動開始モード時はリモートI/O通信開始
スイッチの立ち上がりで手動起動
I/O通信手動開始モード機能 CX-IntegratorによってI/O通信手動開始モードに設定した場合、電源ONではリモート
I/O通信は停止。
リモートI/O通信開始スイッチの立ち上がりではじめてリモートI/O通信を開始させる
ことが可能。
通信異常発生時通信停止機能 あるスレーブで通信異常が発生した時に、リモートI/O通信全体を停止させることが
可能。*4
通信異常発生時INデータクリア
機能
あるスレーブで通信異常が発生した時に、該当スレーブのすべての入力(IN)データを
ゼロクリアさせることが可能。
スレーブアドレス
二重異常チェック機能
スレーブのノードアドレス設定が重複している、またはノード間の割付エリアが重複して
いると、後に加入したスレーブがアドレス二重異常となり、ネットワークから離脱します。
このとき、アドレス二重異常発生フラグがONとなります。*5
登録テーブル機能 ノードアドレスごとに加入するべきスレーブを登録し、登録したスレーブのみを加入させ
る機能です。
照合不一致のとき、「登録テーブル照合異常発生フラグ」がONとなります。
登録テーブル自動生成または登録テーブル編集は、いずれもCX-Integratorツールから
行います。
スレーブの
ステータス
登録テーブル機能を
使用しない場合
全スレーブのノードアドレスごとの、加入フラグ、通信異常フラグ
・加入フラグ:システム立ち上げ(電源ON)後、一度でも加入すれば、ON保持
・通信異常フラグ:いったん加入した状態(加入フラグがON保持となっている状態)で、
スレーブが何らかの原因によりマスタと通信できなくなったときON(異常解除時OFF)
ノードアドレス二重異常発生フラグ、アラームステータスフラグ
登録テーブル機能を
使用する場合 *6
・登録テーブルに登録したスレーブの、ノードアドレスごとの加入フラグ/通信異常フラグ
・登録テーブル照合異常発生フラグ
・登録スレーブ全加入フラグ

*1. 支線分岐不可のため、ケーブル付きスレーブ(ビットスレーブ)は不可。
*2. 丸型ケーブル、フラットケーブルⅠ(シースなし)、フラットケーブルⅡ(シースあり)は、異なるケーブル種類です。
   したがって、これらを混在させる場合、リピータユニットを介して、幹線と副幹線に分けて使用することが必要です。
*3. マスタ(CPUユニット)の電源ONおよびスレーブの通信電源ON。ただし、以下の場合があり。
   ・登録スレーブ全加入待ちモードのときは、 登録した全スレーブが加入するまで停止、 加入した時点から起動
   ・通信異常発生時通信停止モードのときは、 通信異常発生で停止
*4. 登録テーブル機能による照合異常発生時およびアドレス二重異常発生時は、通信全体は停止しません。
*5. スレーブユニットが一度離脱した後に、種別が異なるスレーブが再加入した場合も、本エラーが発生します。
*6. 登録スレーブ加入監視時間を設定可能。(照合異常のチェックタイミング指定)
   登録スレーブ全加入待ちモード設定可能。(全加入までリモートI/O通信を開始させない)

ケーブル種類と通信速度に応じた最大距離

各ケーブルを使用した場合の最大ケーブル長、最大接続台数の仕様は、下記のとおりです。仕様の範囲内でご使用ください。

CS1W-CRM21 定格/性能 4

制限事項(4Mビット/s設定時(T分岐接続不可)

ケーブルタイプ 1セグメント最大長
(リピータ使用時最大長)
支線長 1セグメントあたりの
支線総長
支線個所
制限
1セグメントあたりの
接続スレーブ台数 *2
丸型ケーブルⅠ 30m(90m) 0m *1 0m *1 32台
フラットケーブルⅠ・Ⅱ
丸型ケーブルⅡ
30m(90m) 0m *1 0m *1 32台

*1. T分岐接続できません。(マルチドロップ接続のみ可)
*2. リピータユニット含む台数です。

制限事項(3Mビット/s設定時)

ケーブルタイプ 1セグメント
最大長(リ
ピータ使用
時最大長)
支線長 1セグメント
あたりの
支線総長
支線
個所
制限
支線あたり
接続台数
制限 *1
副支線
最大長
1セグメント
あたりの
副支線
総長
1セグメント
あたりの
接続スレーブ
台数 *2
丸型ケーブルⅠ 30m(90m) 0.5m 8m 3本/m 1台 0m 0m 32台
フラットケーブルⅠ・Ⅱ
丸型ケーブルⅡ
30m(90m) 0.5m 8m 3本/m 1台 0m 0m 32台

*1. 「支線あたり接続台数制限」は、1支線にマルチドロップ接続またはT分岐接続(副支線)で、接続可能なスレーブまたはリピータユニットの最大台数です。
*2. リピータユニット含む台数です。

制限事項(1.5Mビット/s設定時)

ケーブルタイプ 1セグメント
最大長(リ
ピータ使用
時最大長)
支線長 1セグメント
あたりの
支線総長
支線
個所
制限
支線あたり
接続台数
制限 *1
副支線
最大長
1セグメント
あたりの
副支線
総長
1セグメント
あたりの
接続スレーブ
台数 *2
丸型ケー
ブルⅠ
支線なし時 100m(300m) 0m *3 0m *3 32台
支線あり時 30m(90m) 2.5m 25m 3本/m 3台 0m 0m 32台
フラットケーブルⅠ・Ⅱ
丸型ケーブルⅡ
30m(90m) 2.5m 25m 3本/m 3台 0.1m *4 2m *4 32台

*1. 「支線あたり接続台数制限」は、1支線にマルチドロップ接続またはT分岐接続(副支線)で、接続可能なスレーブまたはリピータユニットの最大台数です。
*2. リピータユニット含む台数です。
*3. T分岐接続できません。(マルチドロップ接続のみ可)
*4. 支線からのT分岐接続が可能です。

制限事項(93.75kビット/s設定時)

ケーブルタイプ 1セグメント
最大長(リ
ピータ使用
時最大長)
支線長 1セグメント
あたりの
支線総長
支線
個所
制限
支線あたり
接続台数
制限 *1
副支線
最大長
1セグメント
あたりの
副支線
総長
1セグメント
あたりの
接続スレーブ
台数 *2
丸型ケーブルⅠ 500m(1500m) 6m 120m 3本/m 1台 32台
フラットケーブルⅠ・Ⅱ
丸型ケーブルⅡ
1セグメントあたりの総配線長200mのフリー配線 32台

*1. 「支線あたり接続台数制限」は、1支線にマルチドロップ接続またはT分岐接続(副支線)で、接続可能なスレーブまたはリピータユニットの最大台数です。
*2. リピータユニット含む台数です。

仕様

項目 仕様
対応PLCタイプ CSシリーズ全機種
ユニット種別 CSシリーズ高機能I/Oユニット
消費電流
(PLC電源ユニットから供給)
DC5V 400mA以下
通信電源用コネクタ 丸型ケーブルⅡまたはフラットケーブルⅠ/Ⅱ使用時、幹線上のスレーブ/リピータユニットに対する
通信用電源供給用コネクタ×1個 *
通信電源供給コネクタ許容
電流容量
最大5A(UL定格 4A)お客様の装置にてUL規格を適合する場合は許容電流容量を「4A」以下として
ください。
装着可能台数 1号機占有時 80台
2号機占有時 48台
4号機占有時 24台
8号機占有時 12台
装着位置 CS/CJシリーズ用高機能I/Oユニットの仕様に準じます。
通信電源ON/OFF監視 通信電源供給用コネクタの通信電源のON・OFF状態を検知可能
マスタ内に格納可能なデータ
(内蔵EEP-ROM)
1)以下の内容から成るデバイスパラメータ
・登録テーブル
・登録テーブルチェック種別
・登録スレーブ加入監視時間設定、全加入待ちモード設定、イベント機能無効設定
・ソフト設定テーブル
・I/O通信手動開始モード指定
・通信異常発生時INデータゼロクリア指定
・ネットワーク設定
2)異常履歴の一部(異常の種類による:おもに通信停止にかかわる重大異常)
耐ノイズ性 IEC61000-4-4に準拠 2kV(PLC電源に印加)
耐振動 10~61.2Hz 片振幅0.1mm、 61.2~150Hz 加速度14.7m/s2
X、Y、Z各方向80分(掃印時間8分×掃印回数10回=合計80分)
耐衝撃 196m/s2 X、Y、Z各方向3回
耐電圧 AC1,000V 1分間、漏れ電流1mA以下
・通信コネクタ&外部電流供給コネクタ一括⇔電源ユニットGR端子
・通信コネクタ&外部電流供給コネクタ一括⇔ユニット接続コネクタ一括
絶縁抵抗 20MΩ以上(絶縁されている回路間)
使用周囲温度 0~55℃
使用周囲湿度 10~90%(結露なきこと)
使用周囲雰囲気 腐食性ガスのないこと
保存温度 −20~+75℃
質量 190g以下(本体のみ)

*マスタユニット自体の通信電源は供給不要。