項目 |
仕様 |
制御方式 |
ストアードプログラム方式 |
入出力制御方式 |
サイクリックスキャン方式と都度処理方式を併用 |
プログラム言語 |
ラダーチャート方式 |
CPU実行処理モード |
通常モード、I/Oメモリ非同期アクセス型並列処理モード、I/Oメモリ同期アクセス型並列処理モード、
周辺サービス優先モード |
命令語長 |
1~7ステップ/1命令 |
命令種類 |
約400種類(FUN No.は3桁) |
命令実
行時間 |
基本命令 |
0.04μs~ |
応用命令 |
0.06μs~ |
共通処理時間
(オーバーヘッド) |
通常モード時:0.3ms
並列処理モード時:0.3ms |
取り付け |
パネル取りつけ金具を使用 |
接続できる拡張ユニット |
下記のいずれか1つを拡張ユニットとして装着可能
NSJ用I/Oコントロールユニット(形NSJW-IC101)
NSJ用Controller Linkユニット(形NSJW-CLK21-V1)
NSJ用Ethernetユニット(形NSJW-ETN21) |
増設ラック(装置)数 |
NSJ用I/Oコントロールユニット(形NSJW-IC101)を装着することにより、形NSJ□-□□□□(B)-G5Dで
は、CJシリーズ増設装置を最大3台増設可能。
それぞれの増設装置にCJシリーズのI/Oインタフェースユニット(形CJ1W-II101)および電源ユニットが
必要。 |
接続できるユニット |
増設したCJシリーズ増設装置にCJシリーズ基本I/Oユニット、高機能I/Oユニット、CPU高機能ユニットを
合計最大10ユニット装着可能。
システム全体で、形NSJ□-□□□□(B)-G5Dでは、[CJシリーズ増設装置10ユニット×3]の最大30ユ
ニット装着可能。 |
タスク数 |
288(サイクル実行タスク:32、割込タスク:256)
割込タスクをサイクル実行タスクと同様に毎サイクル実行可能(追加タスクと呼ぶ)。
これにより、サイクル実行タスクは、実質的に最大288可能。
注1.サイクル実行タスクは、毎サイクル実行されるタスク(TKON/TKOF命令により制御可能)
注2.割込タスクは、次の3種類が可能。電断割込タスク最大1個、定時割込タスク最大2個、外部割込
タスク最大256個 |
割込種類 |
定時割込:コントローラ部内部タイマによる一定時間間隔の割込(*1)
I/O割込:使用不可
電断割込:コントローラ部の電源断時に実行される割込(*2)
外部割込:高機能I/Oユニット、CPU高機能ユニットからの割込
*1.定時割込時間時間間隔1ms~9999ms、または10ms~99990ms(1msまたは10ms単位)
*2.形CJ1W-PD022では使用不可 |
複数タスクからの
サブルーチン起動 |
可能(グローバルサブルーチンによる) |
ファンクションブロック機能 |
ファンクションブロック定義内使用可能言語:ラダー言語、ST言語 |
CIO
(チャ
ネル
I/O)
エリア |
入出力リレー |
2560点(160CH):000000~0015915(0000~0159CH)
ただし、ラック先頭チャネル設定を変更すれば(デフォルト値は0000CH)、
0000~0999CHを使用可能。
基本I/Oユニット用リレー |
左記用途に使用しな
い場合、内部補助
リレーとして使用可。 |
データリンク
リレー |
3200点(200CH):100000~119915(1000~1199CH) |
CPU高機能
ユニットリレー |
6400点(400CH):150000~189915(1500~1899CH)
CPU高機能ユニットのステータス情報等を割り付けることができるリレー
(25CH/1ユニット、計16ユニット) |
INNERボード
リレー |
1600点(100CH):190000~199915(1900~1999CH)
表示部のステータスエリアが割り付けられています。 |
高機能I/O
ユニットリレー |
15360点(960CH):200000~295915(2000~2959CH)
高機能I/Oユニットを割り付けることができるリレー(10CH/1ユニット、
計96ユニット) |
DeviceNet
リレー |
9600点(600CH):320000~379915(3200~3799CH)
DeviceNetユニット使用時(マスタ機能、固定割付の場合)、
DeviceNetスレーブを割付けることができるリレー
コントローラ部内蔵のDeviceNetマスタ機能でも使用するエリアです。
固定割付エリア1選択時:出力:3200~3263CH 入力:3300~3363CH
固定割付エリア2選択時:出力:3400~3463CH 入力:3500~3563CH
固定割付エリア3選択時:出力:3600~3663CH 入力:3700~3763CH
注.DeviceNetユニットのスレーブ機能を固定割付で使用する場合も、
以下のエリアがマスタに割り付けられます。
マスタ→ スレーブ スレーブ→ マスタ
固定割付エリア1選択時: 出力:3370CH 入力:3270CH
固定割付エリア2選択時: 出力:3570CH 入力:3470CH
固定割付エリア3選択時: 出力:3770CH 入力:3670CH |
内部
補助
リレー |
チャネルI/O
(CIO)エリア |
4800点(300CH):120000~149915(1200~1499CH)
37504点(2344CH):380000~614315(3800~6143CH)
プログラム上だけで使用できるリレー(外部入出力端子との入・出力は
できません) |
Wリレー |
8192点(512CH):W00000~W51115(W000~W511)
プログラム上だけで使用できるリレー(外部入出力端子との入・出力は
できません)
注.内部補助リレーは、基本的にこれを優先使用してください。 |
保持リレー |
8192点(512CH):H00000~H51115(H000~H511CH)
プログラム上だけで使用でき、電源断復帰またはモード切替時もON/OFF
状態を保持するリレー
注.H512~H1535CHは、ファンクションブロック専用保持リレーです。
FBインスタンスエリア(変数の内部割当範囲)にのみ設定することが
できます。 |
特殊補助リレー |
読出可/書込不可:7168点(448CH):A00000~A44715(A000~A447CH)
読出可/書込可:8192点(512CH):A44800~A95915(A448~A959CH)
特定された機能をもつリレー |
一時記憶リレー |
16点(TR0~15)
回路の分岐点でのON/OFF状態を一時記憶するリレー |
タイマ |
4096点:T0000~T4095(カウンタとは別) |
カウンタ |
4096点:C0000~C4095(タイマとは別) |
データメモリ |
32Kワード:D00000~D32767 |
ワード(16点)単位で
読み書きする汎用
データエリア、電源断
復帰またはモード切
替時もON/OFF状態
を保持する |
高機能I/Oユニット用DMエリア:
D20000~D29599
(100CH×96号機): |
高機能I/Oユニットのシステム設定等に
使用 |
CPU高機能ユニット用DMエリア:
D30000~D31599
(100CH×16号機): |
CPU高機能ユニットのシステム設定等に
使用 |
拡張データメモリ |
形NSJ□-□□□□(B)-G5D:
32Kワード/1バンク×1~最大3バンク:E0_00000~最大E2_32767
ワード(16点)単位で読み書きする汎用データエリア、電源断復帰またはモード切替時もON/OFF状態
を保持する。
バンクに分かれていて、アドレス指定には、1)バンク切替命令により、バンクを切替え、カレントバンク
内のアドレスで指定する方法と 2)バンク番号とアドレスをセットで直接指定する2つの方法がある。
指定バンク番号以降をファイル化することが可能。
|
インデックスレジスタ |
IR0~15:レジスタ間接参照のためにI/Oメモリ実効アドレスを格納する専用レジスタ
(タスク毎に独立して使用可能。レジスタは32ビット=2CH)
タスクごとに独立/タスク間で共通を選択可能 |
タスクフラグ |
32点(TK0000~0031):
サイクル実行タスクが実行状態のときON、未実行状態または待機状態のときOFFとなる。
読み出し専用。 |
トレースメモリ |
4000ワード(トレース対象データ:31接点、6チャネル) |
ファイルメモリ |
メモリカード:弊社製メモリカードを使用可能(MS-DOSフォーマット)
EMファイルメモリ:EMをファイルメモリ化して使用可能(MS-DOSフォーマット)
ただし、形NSJ□-□□□□(B)-M3Dは、EMファイルメモリ使用不可。 |
各種
機能 |
サイクルタイム
一定化機能 |
可能(1~32000ms)(1ms単位)
注.並列処理モードの場合、命令実行系サイクルタイムを一定にします。 |
サイクルタイム
監視時間 |
監視可能(オーバー時運転停止、監視時間:10~40000ms)(10ms単位)
注.並列処理モードの場合、命令実行系サイクルタイムを監視します。
なお、周辺処理系サイクルタイムは、2s(固定)を超えるとコントローラ部は運転を停止します。 |
I/Oリフレッシュ
方式 |
サイクリックリフレッシュ、都度リフレッシュ、I/Oリフレッシュ(IORF)命令によるリフレッシュ
注.I/Oリフレッシュ(IORF)命令によるリフレッシュは、基本I/Oユニットおよび高機能I/Oユニット割付リ
レーエリアのリフレッシュを含む。
CPU高機能ユニット都度I/Oリフレッシュ実行(DLNK)命令によって、CPU高機能ユニットに対する
サイクリックリフレッシュ(割付リレー/DMエリアのリフレッシュ含む)を実行可能。 |
高機能ユニット
固有のリフレッ
シュのタイミング |
ControllerLinkのデータリンク、DeviceNetリモートI/O通信などの、CPU高機能ユニット固有のリフレッ
シュ機能の実行タイミングは、以下のとおり。
I/Oリフレッシュのタイミング、およびCPU高機能ユニット都度I/Oリフレッシュ実行(DLNK)命令実行時。 |
運転モード変更
時のI/Oメモリ
保持 |
可能(特殊補助リレーのI/Oメモリ保持フラグによる) |
負荷遮断機能 |
運転(運転、モニタモード)時、全出力ユニットのOFF(遮断)が可能(プログラムモードでも可) |
タイマ/カウンタ
現在値更新方式 |
BCD方式またはBIN方式(CX-Programmer Ver.3.0以降による) |
入力応答時間
設定機能 |
CJシリーズ基本I/Oユニットの入力時定数を設定可能。
大きくすることで、入力接点のチャタリングやノイズの影響を受けにくくすることが可能、
小さくすることで、短いパルス入力も検知可能 |
電源ON時の
動作モード指定 |
動作モード指定可能 |
フラッシュメモリ
機能 |
ユーザプログラム、パラメータエリア(PLCシステム設定など)を常時格納(自動バックアップ/リストア)
CX-Programmer Ver.5.0以降からのプロジェクトダウンロード時に、変数テーブルファイル(CX-
Programmerの変数名、I/Oコメントを含む)、コメントファイル(CX-Programmerの行コメント、注釈文)、
プログラムインデックスファイル(CX-Programmerのセクション名、セクションコメント、プログラムコメン
ト)を、フラッシュメモリ内コメントメモリに格納 |
メモリカード機能
(コントローラ部) |
メモリカードからのプログラム他の
電源ON時自動読出(オートブート) |
可能 |
運転中のプログラム差替え |
可能 |
メモリカード保存データ |
ユーザプログラム:プログラムファイル形式
PLCシステム設定などのパラメータ:データファイル形式
I/Oメモリ:データファイル形式(BIN形式)、TXT形式、CSV形式の
いずれか |
メモリカード読み書き方法 |
ユーザプログラム上の専用命令、周辺ツール(CX-Programmer/
プロコン)、上位リンクパソコン、特殊補助リレー、
簡易バックアップ操作 |
ファイル機能
(コントローラ部) |
メモリカード内のデータ、および拡張データメモリ(EM)領域をファイルとして扱うことが可能 |
デバッグ機能 |
強制セット/リセット、微分モニタ、データトレース(定周期、1サイクル毎、命令実行時)、
プログラムエラー発生時の停止位置格納機能 |
オンライン
エディット |
モニタモードまたはプログラムモード時に、ユーザプログラムを回路単位で書き換え可能
(ブロックプログラム領域は除く)。(CX-Programmerの場合、複数回路を一括で書き換え可能 |
プログラム
プロテクト機能 |
書き替え防止:ディップスイッチ、または周辺ツールからのパスワードにより設定
読出し(コピー)防止:周辺ツール(CX-Programmer)からパスワードを設定 |
故障診断機能 |
ユーザ定義故障診断可能(運転停止異常、運転継続異常をユーザが定義可能)
1回路時間診断・1回路論理診断が可能(FPD命令)
注.FAL/FALS命令による指定異常状態を発生させることが可能 |
異常履歴機能 |
最大20個の異常履歴を記憶可能(故障コード、故障内容、発生時刻)
注.FAL命令実行時の異常履歴格納の有無を指定可能 |
時計機能 |
標準搭載
精度:周囲温度:25℃
月差:-1.5分~+1.5分
注1.精度は温度条件により変化します。
注2.電源ON時の時刻、異常発生時の時刻を記憶可能 |
電断検知時間 |
2ms |
電断検知延長時間 |
0ms固定 |
停電保持機能 |
保持領域:保持リレー、データメモリ、拡張データメモリ、カウンタフラグ・現在値
注.特殊補助リレーのI/Oメモリ保持フラグをONとし、かつPLCシステム設定の電源ON時I/Oメモリ保持
フラグ保持を保持設定にすると、CIOエリア、内部補助リレーW、特殊補助リレーの一部、タイマ
フラグ・現在値、インデックスレジスタ、データレジスタを保持。 |
上位リンク接続
のコンピュータへ
の手上げ機能 |
上位リンクで接続されたコンピュータに対して、コントローラ部側がネットワーク通信命令により、
必要時にFINSコマンドを発行することが可能 |
リモートプログラ
ミング/モニタ
リング |
上位リンク経由Controller Linkまたはイーサネットネットワーク上のNSJコントローラ、PLCのリモート
プログラミング/モニタリングが可能。 |
8階層通信 |
上位リンク経由、ネットワーク(Controller Linkまたはイーサネット)間のリモートプログラミング/モニタ
リングが最大8階層超えまで可能(異種ネットワーク間でも可)。 |
コントローラ部内
へのコメント記憶 |
メモリカード(コントローラ部)、EMファイルメモリ、またはコメントメモリ(*)にI/Oコメントを変数
テーブルファイルとして、記憶可能
*CX-ProgrammerVer.5.0以降のみ |
プログラム
チェック機能 |
運転開始時に、END命令なしや命令異常などのプログラムチェックを常に行います。
またCX-Programmerでのプログラムチェックが可能。 |
制御出力信号 |
運転中出力:コントローラ部が運転中であれば、内部リレーの接点が閉
(電源ユニット形CJ1W-PA205Rのみ可) |
電池寿命 |
25℃で5年間(ただし、使用周囲温度や通電状態により最短1.1年)(バッテリセット:形CJ1W-BAT01
※交換用バッテリは製造後2年以内のものをご使用ください) |
自己診断機能 |
コントローラ部異常(ウォッチドグタイマ)、I/Oバス異常、メモリ異常、電池異常 |
その他の機能 |
電源断発生回数の記憶(特殊補助リレーA514CHに格納されます) |