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Smartライブラリ:SAPとは

プログラマブルターミナル NSシリーズ用の機能付き画面部品ライブラリです。
お客様が作られるプログラムに、オムロン提供の「Smart Active Parts」を組み込むことで、各種制御機器とのインターフェースのプログラムが完成します。それにより、プログラム開発工数の削減、および標準化による品質向上を、同時に実現します。


Smart Active Parts(SAPライブラリ)
ご留意 ご留意
SAPライブラリはNS-Designer Ver.6以降で使用できます。
ご使用中のNS-Designerのバージョン は、メインメニューの[ヘルプ|バージョン情報]より確認できます。
SAPライブラリのダウンロードはNS-Designer Ver.6以降のユーザ登録をされている会員様向けのサービスです。
特長
例えば、インバータの場合  Smart Active Parts(SAPライブラリ)を使えば
従来
インバータの回転速度、出力周波数、出力電流のモニタや、複数のパラメータを設定したい場合、PLCからExplicitメッセージを発行してパラメータを読み書きするか、インバータ全面のデジタルオペレータで操作する必要がありました。
また、PTから設定・モニタしたい場合、画面開発やPLC(CPUユニット)のI/Oメモリにインバータのデータを割付け、さらにPTからその値をアクセスする割付処理が必要でした。
従来のSmart Active Parts(ASPライブラリ)
今回
インバータの回転速度、出力周波数、出力電流のモニタや複数のパラメータ設定などを、Smart Active Parts(SAPライブラリ)として提供します。
お客さまは、NSシリーズPT上に、このSmart Active Partsを貼って通信設定するだけで、希望の画面(HMI)+機能を簡単に実現できます。
今回のSmart Active Parts(ASPライブラリ)
*シリアル通信は、シリアルゲートウェイ機能によります。
※ Compoway/F,DeviceNetを経由した温度調節器のSmart Active Parts(SAPライブラリ)は近日対応予定です。
シリアル通信の場合
(例)プロトコルマクロでPLCとコンポ間でデータ交換中に、PTから、PLC越しに、モニタ/設定が可能
シリアル通信の場合
フィールドネットワークDeviceNetの場合
(例)DeviceNetでPLCとコンポ間でデータ交換中に、PTからPLC越しに、モニタ/設定が可能
フィールドネットワークDeviceNetの場合
■おもなSmart Active Parts(SAP)ライブラリ
種類 機器 画面例
温度調節器 形E5□R、形E5ZN、形E5□N 運転モニタ、PID設定、SP設定、警報設定など
PLC ネットワーク通信関連 Ethernetユニット ネットワークステータス表示(異常表示、ネットワーク加入状況表示)
Controller Linkユニット
DeviceNetスレーブ/ユニット スマートスレーブメンテナンス情報、IN/OUTモニタ、ステータス情報モニタなど
メカトロ関連ユニット モーションコントロールユニット JOG運転、原点サーチ、異常表示など
位置制御ユニット JOG運転、直接運転、メモリ運転など
CPUユニット 異常履歴、サイクルタイムモニタなど
メカトロ機器 サーボモータドライバ
(形R88D-WT、形R7D-AP)
現在値モニタ、パラメータ設定など
インバータ
(形3G3RV、形3G3MV)
回転速度モニタ、出力電流モニタ、パラメータ設定など