

非接触温度センサは測定範囲の調整、反射の考慮、機器の調整という3つのポイントをおさえることで、正しくご利用いただけます。


非接触温度センサには測定範囲が規定されています。
センサと対象物の距離により測定範囲が変化しますので、対象物内に、センサの測定範囲が十分納まる様に、センサの設定位置を調整します。
測定される温度は測定範囲の平均温度となります。

センサを対象物に近づけるとセンサは対象物からの熱を受け温度が上昇します。センサの使用周囲温度を超えないよう注意してください。

対象物より測定範囲が大きくなると非接触温度センサが対象物以外の物体が放射する赤外線をとらえ、誤差要因となります。





放射率が低い場合は、黒体テープや黒体スプレーを対象物に塗布し測定範囲の放射率を高めたり、外来光を遮るなどの対策をしてください。



非接触温度センサはそれぞれ放射率が規定してあり、その放射率にマッチする対象物を測定したときに正しい温度出力がなされますが、放射率が異なると誤差になります。
その場合は次のいずれかの方法で接続機器が正しい表示となるよう合わせこみをしてください。
 放射率を設定する(ES1-N)
放射率を設定する(ES1-N) 接続機器の入力調整で調整する。(シフト、スケーリング)(ES1B、ES1C)
接続機器の入力調整で調整する。(シフト、スケーリング)(ES1B、ES1C)
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