三相誘導モータの低圧開閉器のねじトラブル回避とスペース課題

  • 三相誘導モータの低圧開閉器のねじトラブル回避とスペース課題
  • 現場の課題

    包装機のベルトコンベアや、マシニングセンタのポンプを動かすために三相誘導モータを使っており、モータの始動・停止や過負荷保護(焼損保護)および短絡電流遮断のため、一般的な「系統分岐用ブレーカ+電磁開閉器(電磁接触器+サーマルリレー)」の組み合わせを使用しています。
    現在、ねじ配線方式の機器を使用していますが、ねじの緩みによる火災や脱落による装置停止を防止するため、頻繁に増し締めやその確認作業を行わなければなりません。それらの工数削減対策としてプッシュイン方式の機器の導入を検討していますが、増し締め不要なプッシュインタイプの機器構成だと、縦方向にスペースをとってしまい、現在の制御盤のダクト間に機器を搭載することができません。

    改善

    機器構成「マニュアルモータスタータ+電磁接触器」のプッシュインPlus端子台タイプを使用することで、「ねじトラブル」と「スペース」の2つの課題を解消できます。

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    改善の内容

    マニュアルモータスタータ J7MCは、短絡電流遮断、およびモータ回路の過負荷・欠相保護という系統分岐用ブレーカとサーマルリレーの役割を1台で実現する新タイプのモータ専用ブレーカのプッシュインPlus端子台タイプです。また同じくプッシュインPlus端子台タイプの電磁接触器 J7KCはリレーのように電路の遮断、ヒータの開閉などON/OFF制御を行います。

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    改善のポイント

    プッシュインPlus端子台タイプの低圧開閉器(マニュアルモータスタータ J7MC+電磁接触器 J7KC)の構成なら、ねじレスなので、ねじトラブルを回避でき増し締めも不要です。
    また、マニュアルモータスタータ J7MCはねじタイプの系統分岐用ブレーカの一般的なサイズに比べて縦方向に長くなりますが、正面から電線を挿し込むためダクトと機器の間が狭くてもラクに配線でき、ねじタイプの系統分岐用ブレーカのダクト間ピッチと同等で設置できます。
    さらに、サーマルリレーとブレーカの機能を併せ持ったマニュアルモータスタータJ7MCを使用することで、従来の電磁開閉器で生じていたサーマルリレーによるデッドスペースを解消し、スペース課題にもお役立ちできます。

    事例はご参考ですので、「適合性等」については保証いたしかねます。詳細は免責事項をご覧ください。

    事例番号
    ap10040

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