ホモジナイザー摺動部のパッキン劣化を常時監視

  • ホモジナイザー摺動部のパッキン劣化を常時監視
  • 現場の課題

    ホモジナイザー(*1)摺動部のピストン式ポンプのパッキンが劣化すると、製品品質に影響し、莫大な損失を招きます。損失を防ぐために、定期的に電流値でパッキンの劣化具合を見ていましたが、正確に把握することができませんでした。そのため、高頻度で点検するしかなく、製品品質の維持と点検工数の削減を両立することが課題となっています。
    (*1)牛乳などが水と脂に分離しないように均質な乳化状態にし、攪拌させる装置。

    改善

    モータ状態監視機器 K6CMシリーズの電流総合診断タイプ K6CM-CIMで、パッキンの劣化具合を常時監視します。

    お電話でのお問い合わせ

    0120-919-066 クイック オムロン

    改善の内容

    K6CM-CIMでモータに流れる電流波形を、「新品」「劣化」「破損」の3つの状態のパッキンで測定したところ、「劣化度」の値で違いが現れ、劣化具合を正確に捉えることができました。装置に据え付けでパッキンの劣化具合を常時監視できるので、点検工数が削減でき、安定した製品品質で生産ができるようになりました。

    • ホモジナイザー摺動部のパッキン劣化を常時監視
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    ホモジナイザー摺動部のパッキン劣化を常時監視 ホモジナイザー摺動部のパッキン劣化を常時監視

    改善のポイント

    モータの異常は振動や電流値で監視するのが一般的ですが、電流総合診断タイプ K6CM-CIMは、モータに流れる電流波形からモータ側と負荷側の両方の状態変化を監視できます。パッキンの劣化で負荷側のピストン式ポンプの異常が進行すると電流波形が変化し、正常時の正弦波の波形から乖離していきます。
    K6CM-CIMはこの乖離度合いをオムロン独自のアルゴリズムで「劣化度」として数値化することで、パッキンの劣化具合を高頻度で点検することなく常時監視し、製品品質の維持に貢献できます。

    事例はご参考ですので、「適合性等」については保証いたしかねます。詳細は免責事項をご覧ください。

    事例番号
    ap10035

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