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K2WR

静止形逆電力継電器

K2WR

船舶用発電機の保護に最適な逆電力継電器

形K2WRは海事規格に基づく船舶用発電機保護を目的とした逆電力継電器です。太陽光発電等の逆電力保護を行う場合には形K2ZC-K2WR-□をご使用ください。                  形K2WR-R-F1 E/ R-R2/ R-R2 E/ R-S5 Eは2020年3月受注終了

※ Web特別価格提供品

試験方法

単体試験回路

・電圧計、電流計を使う場合(R2ケースの例です)

K2WR ご使用の前に 2

・デジタルワットメータを使う場合(R2ケースの例です)

K2WR ご使用の前に 3

単相回路で試験する場合、三相回路の√3/2倍の電流を流す必要があります。

(例)AC110V 4.5A整定の時

逆電力整定値 三相回路(通常時) 単相回路(試験時)
三相電力 三相時電流 動作逆電力値
(×0.95)
動作電流
(×0.95)
単相電力 単相時電流 動作逆電力値
(×0.95)
動作電流
(×0.95)
1.5% 12.86W 67.5mA 12.22W 64.13mA 6.43W 58.46mA 6.11W 55.53mA
2.0% 17.15W 90.0mA 16.29W 85.50mA 8.57W 77.94mA 8.14W 74.05mA
10.0% 85.74W 450.0mA 81.45W 427.50mA 42.87W 389.70mA 40.72W 370.23mA
15.0% 128.60W 675.0mA 122.17W 641.30mA 64.30W 584.57mA 61.09W 555.34mA

保守・点検

形K2WR静止形逆電力継電器は、信頼性の高い半導体素子を採用しているため、動作は安定していますが、定期的に次の点検をしてください。

巡視点検

日常随時行う点検で、主として目視で確認します。もし異常があれば、必要に応じて臨時点検を行い更に点検します。

外部接続

 誤結線・脱結線・試験後の結線復旧の不完全さ

継電器

①目視点検

・継電器内への異物の侵入

・動作表示器の表示状態

・ケース・カバーの錆・汚れ

・水滴や麈埃の付着

・端子ねじのゆるみ、変色

②異臭

③異常音

CT、PT

 端子部のゆるみ、変色

定期点検

(年1回実施を原則とします)

一定期間ごとに、各項目について詳しい点検を行うもので、停電して各機能の性能・特性を点検することになります。

・実施するポイント

継電器

①試験用押ボタンによる動作試験

 継電器の動作としゃ断試験

②動作特性試験

・動作逆電力値の測定

・動作時間の測定

③絶縁抵抗-端子と外箱

④接地抵抗-アース端子と大地

CT、PT

 発熱状態・接地抵抗

臨時点検

逆電力保護システム内での電力的故障が発生した場合に行う点検で、定期点検と同様な点検を実施しますが、異常の内容によって、必要な点検をつけ加えてください。