ヘッドユニットに搭載されたLEDは有寿命品のため、定期的に交換しなければなりません。海外でのサポートがないメーカの商品の場合、この定期的な交換をはじめ、故障、トラブルの際にも自国から調達や遠隔での対応が必要となり、現地生産に支障をきたす可能性があります。オムロンのZUVシリーズなら、アジア・パシフィック、中華圏をはじめグローバル共通で同じ品質の製品提供かつサポートが受けられ、海外工場でも生産性と品質を損なうことなく安心してご使用いただけます。
UV-LED照射器
情報更新 : 2022/05/16
ヘッドユニットに搭載されたLEDは有寿命品のため、定期的に交換しなければなりません。海外でのサポートがないメーカの商品の場合、この定期的な交換をはじめ、故障、トラブルの際にも自国から調達や遠隔での対応が必要となり、現地生産に支障をきたす可能性があります。オムロンのZUVシリーズなら、アジア・パシフィック、中華圏をはじめグローバル共通で同じ品質の製品提供かつサポートが受けられ、海外工場でも生産性と品質を損なうことなく安心してご使用いただけます。
世界の組立拠点が集まる東南アジア、および中華圏では、各国にある販売本社のほかに、最新の制御機器を組み合わせた制御アプリケーションが実機でご覧いただける9拠点*2 のオートメ―ションセンタを設置し、お客様の海外展開をサポートしています。
最新の情報は海外販売ネットワークをご参照ください。
https://www.fa.omron.co.jp/sales/global/
*1. 2020年3月現在。
*2. グローバルでは35ヵ所にオートメ―ションセンタを設置。2022年2月現在。
オムロンは紫外線LED光源の優位性に業界でいち早く着目し、ランプ式に替わるUV硬化装置として2005年にオムロン初のUV-LED照射器 ZUVシリーズをリリースしました。以降、ヘッドやレンズ、そしてコントローラのバリエーションを強化し、2007年には日本国内で最も多くお客様にご採用いただいたUV-LED照射器となりました。*3
2022年現在でも継続して自社工場でZUVシリーズを製造しており、2005年のリリースから17年を経て、世界各国で多数の販売実績を誇っています。
*3. 2009 LED関連市場総調査(富士キメラ総研)2009年03月12日発刊に拠る。
一般的なUV硬化には標準ヘッドとスポットレンズによるUV照射がおすすめです。ヘッド部のレンズ交換で照射エリアを簡単に変更可能。スポット径の異なる5つのレンズから、ワークに最適なサイズのレンズ選定でUV接着剤を安定して硬化できます。
ビーム幅の広いレンズで照射することにより、長楕円の比較的均一な照射を実現。これまで一度の照射では困難だったワークのUV硬化も可能になります。
ラインビームレンズを付けた4本のヘッドで、幅広い範囲を一度にUV硬化することにより、タクトタイムを短縮できます。
30mm離しても800mW/cm2の照射パワーなので、これまでワークに近づいて照射できない場合に課題だった照度を確保でき、ワークから30mm離しても硬化できます。
拡散ビームによる照射で、30mmのワークディスタンスでもUV硬化できます。
スポット径がφ2mmの超集光レンズを装着すれば、最大照度は13,200mW/cm2*1。強力な照射パワーにより、短い時間で硬化できます。
超集光レンズで高速にUV硬化できるので、接着工程のタクトタイムを短縮できます。
*1. 照射パワー100%、室温25℃、放熱治具取りつけ状態にて。保証値ではありません。
光軸を90度曲げて照射できるので、標準ヘッド+スポットレンズに比べて約1/7の省スペース化を実現。取り付け自由度が高く、狭所でも柔軟にUV照射を行えます。
生産設備の設置スペースを有効活用できます。 既設装置の隙間への後付けにも適しています。
UV-LEDは発光するときの熱を逃がさなければ、寿命が短くなってしまう可能性があります。ZUVシリーズの全ヘッドには、発光時の温度上昇を抑えるオムロン独自の放熱構造が採用されていますので、長寿命化が可能となり、光源の交換回数を削減することができます。
より長期間の使用で運用コストを大幅に低減できる超冷却ヘッドもご用意しています。標準ヘッドに比べて、さらに長い約4.6年の長期使用が可能です。
超冷却ヘッドは、筐体をロングボディにすることで放熱リブ数を標準ヘッド(形ZUV-HN30MD)の21個から40個にボリュームアップ。広範囲に放熱することで、標準ヘッドに比べて1.6倍の長寿命と、さらなる照度安定性を実現しました。
UV-LEDは光源の安定性が高いため、照射が不要な時は消灯し必要な時だけ点灯でき、省電力化が可能です。電気代はもちろん、CO2排出量を大幅に低減でき、カーボンニュートラルの実現にも貢献します。また、LED光源は水銀を使用していないので環境負荷を低く抑えることができます。
1台のコントローラで4つのヘッドを独立制御。各ヘッドで異なるパワーや時間、タイミングの照射が可能です。また、照射パターンはステップ照射、リニア照射などをプログラムできます。
I/OポートやRS-232C通信での外部制御、またUSB経由でのパソコンへのデータ転送などマルチにつながるアクセスリンク機能で使い勝手も抜群です。
照射のON/OFF、照射パターン切り替え、各種アラームなどをI/Oポート、もしくはRS-232C通信により、外部から制御できます。
累積照射エネルギー・回数などをUSB経由でパソコンにデータ転送できます。品質データの保管や不具合時の解析に役立ちます。
照度計の出力をもとに、照射パワーを補正できるパワーチューニング機能を搭載。始業点検時に簡単にパワー補正が行えます。
情報更新 : 2022/05/16