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これまで複数台で行っていた検査を1台でシンプルに実現

従来、検査専用のカメラとコードリーダ、あるいは複数台のカメラを設置して行っていた画像検査を、オムロンのスマートカメラ F430-F/F420-Fシリーズは1台でシンプルに実現します。1台で検査できるので、装置設計をシンプルにできるうえ、初期導入コストや設置時の配線工数、さらにメンテナンス時の交換工数とコストの削減に貢献できます。

MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 1

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複数台のカメラの精度を1台で

MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 3
MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 4

解像度が低いカメラでは、検査に必要な解像度の画像を撮影するためにカメラを複数台使用し視野を分けて撮影しなければなりません。F430-F/F420-Fシリーズの500万画素カラーカメラを使えば、1台で高解像度な画像を撮影でき、複数個所の判別検査が可能です。

位置合わせはカメラ1台だけ

複数台のカメラでもれなく検査するには、各カメラの微妙な位置合わせの設計・調整が必要となります。F430-F/F420-Fシリーズなら1台で広視野を撮影できるので、位置合わせの設計・調整時間を大幅に削減できます。

MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 5

有無・色・形状判別、読取りを同時に実行

F430-F/F420-Fシリーズは、視野内にある複数箇所で、有無判別、色判別、形状判別、コード読取りなどを同時に実施できます。品質強化のために検査箇所を増やしたいといった場合にも、簡単に対応できます。

MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 6

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簡易判別検査とコード読取りを1台で

MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 8
MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 9

有無・方向・色などの簡易判別検査とコード/ 文字読取りが必要な場合、従来は高機能な画像センサを選択するか、それぞれの目的のためのセンサとコードリーダを用意する必要がありました。F430-F/F420-Fシリーズはコード/ 文字読取り機能があるので、1台でシンプルに検査とコード/ 文字読取りが実現できます。

配線・設置スぺース 1/2に削減

F430-F/F420-Fシリーズは、スマートカメラとコードリーダの機能を兼ね備えているので、上位機器との配線が1/2、設置スペースも1/2に削減できます。

MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 10

文字列・検証結果を出力可能

F430-F/F420-Fシリーズは従来のスマートカメラではできなかった文字列、コード品質の検証結果まで出力できるので、トレーサビリティ用途にも使用できます。

出力できる項目例
➀簡易判別検査の結果:OK/NG
➁コード読取り結果:文字列
➂検証結果:コードの品質グレード

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長寿命オートフォーカスレンズにより長期運用を交換なく1台で

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MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 14

長寿命な液体レンズ式のオートフォーカスを搭載しており、日々の品種切替えにも回数制限なく、焦点切替えだけで簡単に対応できます。メカ式オートフォーカスのレンズでは必要だった数カ月~ 数年に1度のペースで発生する故障による交換回数を大幅に削減できます。

メカ式オートフォーカスと液体レンズ式オートフォーカスの違い

メカ式オートフォーカスには、主要部品として小型モータが使用されており、金属疲労や摩耗が起こるため、原理的に寿命が短くなります。そのため、1年に1回程度の交換が発生します*1。液体レンズは電圧印加により水と油の形状を変え、光を屈折させることでメカ的な摩擦なく焦点位置を自在に変えることができます。

MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 15

*1. 当社で想定した下記条件での試算値
  一般的なメカ式オートフォーカスの回数制限:50,000回
  使用条件:1日200回のフォーカス切替え、月20日稼働、200回x20日x12カ月=48,000回≒約1年

ツール

12種類のツールが搭載されています。
機種によって搭載されているツールは異なります。詳細はデータシートをご覧ください。

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MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 18

1つの画面でシンプルに設定 [AutoVISIONソフトウェア]

3ステップの簡単設定

画面のガイドに従い、画像・編集・実行の3ステップで検査を開始できます。

MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 20

【STEP1 画像】ワンクリックで画像を最適化

設置距離内にワークを置き、オートフォーカスボタンを押すだけで、フォーカスや明るさを最適化した検査画像として設定できます。

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【STEP2 編集】ツールを選んで検査領域を囲むだけ

検査したいツールを選んで検査領域を囲むだけで必要な設定が完了します。テスト計測の結果確認、検査領域やしきい値の調整、ツールの入れ替えも一つの画面で簡単に設定できます。

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【STEP2 編集】計測値、読取り結果の出力設定も割り当てるだけ

ツールごとに「どんな値を、どのメモリエリアに出力するか」を、選択肢から選ぶだけで簡単に割り当てでき、PLC接続の設計工数を削減できます。簡易判別の判定結果に加え、計測値やコード読取り結果、文字読取り結果などを出力することができ、データ収集にも役立ちます。

MicroHAWK F430-F / F420-Fシリーズ 特長 23

【STEP3 実行】ワンクリックで検査を開始

実行ボタンを押すだけで、すぐに検査を開始できます。リアルタイムに検査結果が画面に表示されます。

【使いこなし】ソフトウェア無料ダウンロードと素材提供で学習支援

AutoVISIONソフトウェアは当社のWEBサイトから無料でダウンロードいただけます。
https://www.fa.omron.co.jp/autovision

ソフトウェアをインストールすると、クイックスタートガイドやサンプル画像/Jobデータが付属しているおり、気軽にお試しいただけます。
また、ソフトウェアにヘルプファイルが内包されているので、ネットワーク環境がなくてもヘルプを参照できます。

学習支援に役立つ資料や素材例

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検査状態を見やすく表示 [WebMonitorソフトウェア]

大きく見やすい表示で、作業性アップ

Webブラウザが搭載されたタブレットやパソコンをモニタとして使用できるので、導入環境や検査画像にあったサイズのデバイスを自由にお選びいただけます。一般的なスマートカメラ用の小型モニタで課題とされる視認性を確保できます。Webブラウザの推奨仕様は、データシートをご覧ください。

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大きな画面を有効活用できる、画面カスタマイズ機能

画面に表示する項目は、WebMonitorソフトウェアを使って、簡単にカスタマイズできます。さまざまな表示用のウィジェットが用意されているので、その中から選んで配置していくだけで設定できます。プログラミングは不要です。

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複数カメラの集約監視で、設備コスト削減

複数台のカメラの検査状態を、1台のデバイスで監視できます。一般的なスマートカメラではカメラごとにモニタを設置する必要がありますが、F430-F/F420-Fシリーズでは1台にまとめられるので導入コストや設置にかかるコストを削減でき、各設置場所へ確認にいく手間も削減できます。

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集約監視を簡単に構築できる、Webブラウザインタフェース

スマートカメラ本体にWebMonitorのソフトウェアがインストールされているので、Webブラウザが搭載されているタブレットやパソコンとつなぐだけで、検査状態を見ることができます。複数台のスマートカメラの集約監視をしたい場合には、WebブラウザにスマートカメラのIPアドレスを入力するだけで、簡単に表示を切り替えできます。
Webブラウザの推奨仕様は、データシートをご覧ください。

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