形KM-N2/N3を安全に使用するために、以下のことを守ってください。
・下記の環境では保管・設置・使用しないでください。
・振動、衝撃の影響が大きいところ
・不安定なところ
・仕様範囲外の温湿度のところ
・温湿度変化が激しく、結露・氷結の恐れがあるところ
・屋外または直接日光、風雨にさらされるところ
・静電気やノイズの影響を受けるところ
・電界および磁界の影響をうけるところ
・冠水、被油のあるところ
・塩水飛沫のあるところ
・腐食性ガス(特に硫化ガス、アンモニアガス)のあるところ
・粉塵、鉄粉などの多いところ
・溶解性液体のあるところ
・端子記号を確認し、正しく配線してください。使用しない端子には何も接続しないでください。
・次の端子の配線には指定の断面積のより線か単線の電線を使用してください。
KM-N2の電源/計測電圧端子: AWG24~14(断面積0.2~2.0mm2)
KM-N2/N3のCT端子: AWG18~14(断面積0.75~2.0mm2)
KM-N3の電源端子: AWG20~16(断面積0.5~1.5mm2)
KM-N3の計測電圧端子: AWG18~14(断面積0.75~2.0mm2)
・通電する前に、配線に間違いがないことを確認してください。
・取り扱いおよび保守は取扱説明書をよく理解してから行ってください。
・ユーザーズマニュアルを理解して、機器の設定をしてください。
・ケーブルを引っ張らないでください。
・取扱説明書に記載されている方法以外で使用しないでください。機器に備わった保護が損なわれる場合があります。
・作業者がすぐ電源をOFFできるよう、ご使用になる電圧と、ご使用になる国の適切な規格(米国:UL Listed対応品、カナダ:cUL Listed対応品、その他の国:IEC60947-1およびIEC60947-3など)に適合したブランチサーキットブレーカを設置し、製品のための断路装置であると表示してください。推奨条件は、定格電流1Aのブランチサーキットブレーカです。
・機器を使用する前には必ず配線の確認を行った上で、電源を投入してください。配線の不良などにより感電、けが、事故、故障、誤動作の恐れがあります。
・通電中は端子に触れないでください。
・発熱機器(コイル、巻線を有する機器等)と近接して取り付けないでください。
・DINレールは、ねじで緩みがないように取り付けてください。また、DINレールと本体との取り付けも確実に行ってください。緩みがあると、振動・衝撃等でDINレール、製品本体、配線が外れる原因となります。(KM-N2の場合)
・DINレールは、35mm幅(オムロン製 形PFP-50N/-100N)を使用してください。(KM-N2の場合)
・DINレールに取り付ける際は、DINフックを音がするまで確実にスライドさせてください。(KM-N2の場合)
・誘導ノイズを防止するために、本製品への配線は、高電圧、大電流の動力線とは分離して配線してください。また、動力線との並行配線や同一配線を避けてください。配管やダクトを別にする、ツイストペア線を使用するなどの方法も効果があります。
・本製品は、「class A」(工業環境製品)です。住宅環境でご使用されると、電波妨害の原因となる可能性があります。その場合には電波妨害に対する適切な対策が必要になります。
・パネルの板厚1~8mmの盤内に組み込んでご使用ください。パネルの板厚が適切でない場合や取り付け方法に誤りがあると、製品が外れる要因になります。(KM-N3の場合)