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共通仕様

CSシリーズ プロセス入出力ユニット共通の仕様は以下のとおりです。
ユニットごとの個別仕様は、各ユニットの項を参照してください。

項目仕様
適用PLCCSシリーズ
ユニットCSシリーズ高機能I/Oユニット
構造ベース取付形、シングル・サイズ
外形寸法(mm)35W×130H×126D
質量450g以下
外部接続端子21点着脱式端子台(M3ネジ、適正締め付けトルク0.5N・m)
号機No.設定スイッチ00~95
自己診断機能診断結果をLEDで表示
装着可能位置CPU装置またはCSシリーズ増設装置
装着可能台数80台(10ユニット×8装置)
1装置(CPU装置または増設装置)に装着される全ユニット(CPUユニットなどを含む)の消費電流の合計が
電源ユニットの最大供給電力以下であることを確認してください。
使用周囲温度0~55℃
使用周囲湿度10~90%RH(結露のないこと)

プロセス入出力ユニットの消費電流(電力)

品名形式消費電流(電力)
5V26V
絶縁型 パルス入力ユニット形CS1W-PPS010.20A(1.00W)0.16A(4.2W)

[参考]電源装置の最大供給電流と合計最大供給電力

電源ユニット形式最大供給電流(電力)合計最大供給電力
5V26V24V
形C200HW-PA204/204R/204C4.6A(23W)0.6A(15.6W)なし30W
形C200HW-PA204S4.6A(23W)0.6A(15.6W)0.8A(19.2W)30W
形C200HW-PD0244.6A(23W)0.6A(15.6W)なし30W
形C200HW-PA209R9A(45W)1.3A(33.8W)なし45W
形C200HW-PD0255.3A1.3Aなし40W
形CS1D-PA207R7A(3.5W)1.3A(33.8W)なし35W
形CS1D-PD0244.3A(21.5W)0.56A(14.6W)なし28W
形CS1D-PD0255.3A1.3Aなし40W

形CS1W-PPS01

項目仕様
形式形CS1W-PPS01
適用PLCCSシリーズ
ユニット種類CSシリーズ高機能I/Oユニット
装着可能位置
装着可能台数
CPU装置、CSシリーズ増設装置
(C200H用I/O増設装置およびSYSBUSリモートI/O子局装置には装着不可)
80台(ただし、消費電流および消費電力の範囲内であること)
設定可能号機No.00~95(高機能I/Oユニットの中で重複不可)
CPUユニット
とのデータ
交換エリア
高機能I/Oユニット
割付リレーエリア
10 CH/ユニット
・本ユニット→ CPUユニット:
 各点瞬時値、各点瞬時値警報(LL、L、H、HH)、各点積算値、積算値リセットフラグ
高機能I/Oユニット
割付DMエリア
100ワード/ユニット
・CPUユニット→ 本ユニット:
 瞬時値変換係数、瞬時値のスケーリング、パルスウェイト、移動平均個数、瞬時警報設定値
 (LL、L、H、HH)、ゼロ・スパン調整値など
パルス入力点数4点
パルス入力種類電圧入力、無電圧半導体入力、有接点入力(4点個別。接続端子により選択)
・無電圧半導体入力:電圧入力端子(Fn+−COMn間)に接続
 最高係数速度:20,000パルス/s(デューティ比50%)
 検出電圧:DC4V
 端子間短絡電流:DC1.2mA
 ON抵抗:0.8kΩ以下
 OFF抵抗:5.0kΩ以上
・電圧入力:電圧入力端子(Fn+−COMn間)に接続
 波形:方形波
 最高係数速度:20,000パルス/s(デューティ比50%)
 ON電圧:0~1V
 OFF電圧:3~30V
・有接点入力:有接点入力端子(Sn+−COMn間)に接続
 最高係数速度:20パルス/s(デューティ比50%)
 検出電圧:DC8V
 端子間短絡電流:DC2.4mA
 ON抵抗:0.8kΩ以下
 OFF抵抗:5.0kΩ以上
センサ用電源無電圧半導体入力などの場合、パルス源となるセンサに対して、DC12Vを供給することも可能
出力電圧:DC 12V±15%
電流容量:30mA以下
短絡時制限電流:31~55mA
許容短絡時間:無制限
積算値への変換周期100ms/4点
CPUユニット取り込み最大時間変換周期+CPUユニット1サイクル


瞬時値
出力
機能
瞬時値への変換入力パルス数をある時間ごとに測定して、瞬時値(パルス×パルスウェイト/測定単位時間)
に変換することが可能。瞬時値の変換周期(=測定単位時間)は1s、3s、10s、30s、60sのい
ずれか(割付DMエリアで設定)
注.・入力信号のパルス率が少ない場合は、誤差および変動が大きくなるため、長い瞬時値
    測定単位を指定してください。
   ・瞬時値は測定単位時間ごとにしか更新されません。したがって、リスタート時、測定単
    位時間に達するまでは、瞬時値は0000のままになっています。
   ・積算用にパルスウェイト変換機能を使用している場合は、単位時間あたりの、「実際の
    入力パルス数にパルスウェイトの0.1000~3.2000を乗じたパルス数」となります
瞬時値の
スケーリング
瞬時値(パルス×パルスウェイト/単位時間)に
対するスケーリング(最大値に対するデータ任意
設定)をして、割付リレーエリアに格納することが
可能
・100%入力時の瞬時値:
 0.001~32000(パルス×パルスウェイト/測定
 単位時間)の範囲で可能
・瞬時値スケーリング最大値(工業単位):
 上記100%入力時の瞬時値に対するスケーリン
 グが−32000~+32000(8300~FFFF Hex、
 0000~7D00 Hex)の範囲で可能
注.積算用にパルスウェイト変換機能を使用して
   いる場合は、すでに1パルスあたりのスケー
   リングをしているため、100%入力時の瞬時値
   (パルス×パルスウェイト/測定単位時間)に
   は工業単位の10のべき乗を設定します。
例1)
流量0~300.0ml/sに対して、0~2000
パルス/sのパルス入力をもらうとした
場合で、かつパルスウェイト機能を使用
していない場合:
単位時間=1s
100%入力時の瞬時値=2000
瞬時値スケーリング最大値(工業単位)
=3000とします。
例2)
流量0~300.0ml/sに対して、0~2000
パルス/sのパルス入力をもらうとした
場合で、かつ積算用にパルスウェイト機
能を使用している場合:1パルスあたり
0.15mlのため、パルスウェイト=0.15とし
ます。
流量0~300.0ml/sに対して、0~2000
×0.15=300パルス/sとなります。した
がって、
単位時間=1s
100%入力時の瞬時値=300
瞬時値スケーリング最大値(工業単位)
=3000とします。
割付リレーエリア
への格納データ
瞬時値(パルス×パルスウェイト/測定単位時
間)に対して、順に以下の①から④の処理をした
値を、16進4桁(BIN値)で割付リレーエリアへ格
納する
①平均化処理→ ②瞬時値への変換→ ③スケー
リング→ ④ゼロ・スパン調整→ ⑤出力制限
瞬時値平均化処理
(入力フィルタ)
瞬時値の過去の指定個数(1~16個設定可)分の移動平均を演算し、その値を瞬時値として
割付リレーエリアに格納
瞬時値警報瞬時値の4点警報(HH、H、L、LL)、ヒステリシスおよびオンディレータイマ(0~60s)の設定が
可能
積算
出力
機能
パルスウェイト
変換
1パルスあたりのスケーリングをする。
パルスウェイト(1パルスあたりの重み)が端数(10のべき乗でないとき)のとき、積算値のため
に(*)使用する。
実際に入力したパルス数に対して、パルスウェイト(0.1~3.2)を乗じる。そのパルス数を、瞬時
値(パルス×パルスウェイト/測定単位時間)への変換用の入力、およびステップダウン前の
積算用の入力とする。
例)流量計からのパルスウェイトが0.26ml/パルスの場合、パルスウェイト=0.26と設定しま
す。これにより、1パルス(0.26ml)が入力されると0.26パルスとみなし、2パルス(0.52ml)が
入力されると0.52パルスとみなします。
その結果、1パルスあたりの重みが1mlとなるため、CPUユニット側で本ユニットからの積算値
(n+5~n+8CHの値)をもとに工業単位(ml)を単純に(スケーリングせずに)算出したいとき、
1パルスあたり1mlで計算するだけで済みます。
*CPUユニット側で本ユニットからの積算値を使用しない場合(瞬時値のみを使用する場合)
  は、パルスウェイト変換機能は使用する必要がありません。瞬時値に対するスケーリング機
  能を使用して、工業単位に変換してください。
差分積算値各点のパルス積算値(0~9999パルス)を割付リレーエリアに格納。ただし、9999を超えた
場合、9999→ 0000→ 0001→ …となる。
注.パルスウェイト変換機能を使用している場合は、「実際の入力パルス数にパルスウェイ
   トの0.1000~3.2000を乗じたパルス数」の積算値となります。
ステップダウン積算値を使用する場合、積算値がオーバーフローしないように、入力パルス数を減らして積算
する。
実際の入力パルスに対して、×1、×0.1、×0.01、×0.001の4種類のいずれかを乗じたパルス
数を、入力パルスとして積算する。
注.このステップダウン処理は、積算値に対してのみ働きます。瞬時値に対しては働きませ
   ん。また、パルスウェイト変換機能を使用している場合は、「実際の入力パルス数にパル
   スウェイトの0.1000~3.2000を乗じたパルス数」に対して働きます。
絶縁各チャンネル間および入力端子とPLC信号間:トランスおよびフォトカプラにより絶縁
絶縁抵抗各チャンネル一括相互間:20MΩ(DC500V絶縁抵抗計による)
耐電圧各チャンネル一括相互間:AC1000V 50/60Hz 1分間 漏れ電流10mA以下
外部接続端子台(着脱式)
設定部前面ロータリスイッチ:号機No.(0~95)
表示部前面:LED3個(正常動作中、ユニットが検知する異常、CPUユニットに関する異常)
前面接続部センサ入力接続端子台(着脱式)
CPUユニットのサイクルタイムへの
影響時間
0.3ms
消費電流(電源ユニットより供給)DC5V 200mA以下、DC26V 160mA以下
ウォームアップ時間10分
外形寸法(mm)35W×130H×126D
注.ベースユニットを含めた高さは、145mm
質量450g以下
標準付属品なし