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カプリング

カプリングの材質と特徴

使用条件に合わせて選択できるよう樹脂製と金属製、2種類のカプリングを用意しています。使用条件に合わせて最適のタイプを選定してください。

基本的には、「高分解能」には金属製、「低分解能」には樹脂製を採用されることをおすすめします。(高分解能の目安は3600P/Rを超える分解能です。)
また、激しい加減速の発生する用途、起動トルクが大きいタイプのエンコーダを使用する時には、比較的「低分解能」であっても金属製のカプリングを選ぶほうが、より安心して使用いただけます。

特徴

材質良い点悪い点
樹脂製
(標準タイプ)
・低価格
・取り付け時の軸同士の合わせがラフでよい
・軽量で慣性モーメントが小さく駆動系への負担が
小さい
・ねじり剛性が劣るため高分解能には不向き
・軸同士のずれが大きくても取りつけることができる
ため、その状態で長期間使用していると、疲労現象
で破損することがある
金属製
(アルミ・ヘリカル)
・ねじり剛性が高く高分解能に適している
・伝達許容トルクが大きい
・高価
・質量が重く駆動系への負担が大きい場合がある
・軸同士の取りつけ許容ずれ量が小さく精度よく位置
決めをして取りつける必要がある