項目 |
仕様 |
適応PLC |
CJシリーズ(ユニットVer.2.0以降) |
ユニット種類 |
CPU高機能ユニット |
装着可能位置 |
CPU装置または増設装置 |
占有ユニット数 |
本MCユニット1台につき、3ユニット分のスペースを必要とします。 |
CPUユニットとの
データ交換方法 |
ユニット用
CIOエリア |
1号機分を占有(25CH) |
ユニット、タスク用:11~25CH(モーションタスク数によります) |
ユニット用
DMエリア |
1号機分を占有(100CH) |
ユニット、タスク用:32~74CH(モーションタスク数によります) |
任意エリア
(ビット) |
軸用:0~64CH(使用軸の最大軸番号によります) |
任意エリア
(データ) |
軸用:0~128CH(使用軸の最大軸番号によります) |
任意エリア
(データ) |
汎用入出力用:0~1280CH(設定によります) |
対象機器 |
・オムロン製SMARTSTEP Juniorサーボドライバ(MECHATROLINK-Ⅱ通信内蔵タイプ)
・各種I/Oユニット(安川電機製)
注. MECHATROLINK-Ⅱ機器の接続が16局(30m以内)、または、15局(50m以内)
までの場合、リピータは不要です。これ以上のMECHATROLINK-Ⅱ機器を接続
する場合、リピータが必要です。 |
内蔵プログラム言語 |
専用モーションコントロール言語 |
制御 |
制御方式 |
MECHATROLINK-Ⅱによる
・位置指令、速度指令、トルク指令 |
制御軸数 |
最大32軸
物理軸/仮想軸:最大30軸(各軸ごとに選択可能)
仮想軸専用:2軸 |
運転モード |
RUNモード、CPUモード、ツールモード/システム
(ツールによります) |
自動/手動モード |
自動モード:ユニット内蔵のプログラムを実行して制御するモード。
手動モード:CPUユニット(割付リレーエリア)からの指令を実行して制御するモード。
注. 自動/手動の切替は、CPUユニットの割付リレーエリアによります。 |
制御単位 |
指令最小
設定単位 |
1、0.1、0.01、0.001、0.0001 |
単位 |
mm、inch、deg、パルス |
最大位置指令値 |
-2147483647~2147483647パルス(符号付き32bit)
無限軸送りモードも可能です。
例:16ビットエンコーダ(65536pulse/rev)、最小設定単位0.001mm、10mm/revの場合
-327679999~327679999指令単位となります。 |
CPUユニットからの
指令による制御機能 |
サーボロック/
アンロック |
サーボドライバのロック/アンロックを行います。 |
JOG送り |
システムパラメータの速度×オーバーライドで、各軸独立に連続送りを行います。 |
STEP運転 |
指定された量だけ軸を送ります。 |
原点サーチ |
システムパラメータで指定されたサーチ方法で機械の原点だしを行います。
絶対値エンコーダでも実行可能です。 |
強制原点 |
現在位置を機械原点とします。 |
ABS原点設定 |
絶対値エンコーダ使用時の原点を設定します。
オフセット値:符号付32bit[パルス] |
偏差カウンタ
リセット |
偏差カウンタを0にします。 |
現在位置
プリセット |
現在位置を任意の値にプリセットできます。 |
マシンロック |
軸への移動指令の出力を禁止します。 |
シングルブロック |
モーションプログラムを1ブロックずつ実行します。 |
手動/自動運転
切り替え |
手動運転と自動運転を切り替えます。 |
モーションプログラムによる制御機能 |
位置決め(PTP) |
システムパラメータの速度で、各軸独立の位置決めを行います。
同時指定:最大8軸/ブロック
同時実行:最大32ブロック/ユニット |
直線補間 |
指定された補間送り速度で、同時最大8軸での直線補間を行います。
同時指定:最大8軸/ブロック
同時実行:最大32ブロック/システム |
円弧補間 |
指定された補間送り速度で時計回りまたは反時計回りで、2軸の円弧補間を行います。1軸の直線補間を加えた螺旋円弧補間も可能です。
同時指定:2軸または3軸/ブロック
同時実行:最大16ブロック/システム |
原点サーチ |
システムパラメータで指定されたサーチ方法で機械の原点だしを行います。
原点だし後の位置に対して、オフセットの指定が可能です。
絶対値エンコーダでも実行可能です。 |
割り込み定寸送り |
サーボドライバへの入力で、指定された軸を指定された移動量だけ送り、
位置決めを行います |
時間指定
位置決め |
指定した時間で位置決め動作を行います。 |
トラバース機能 |
指定した2軸で、巻き線の巻き取り機能(トラバース制御)を行います。 |
単独電子カム |
時間の経過を基準として、指定したテーブルデータに従いカム動作を行います。 |
同期電子カム |
指定した軸の位置を基準として、指定したカムテーブルデータに従いカム動作を行います。 |
リンク動作 |
指定した軸の位置を基準として、設定した条件に従ってリンク動作を行います。 |
電子シャフト |
指定した軸の速度に比率をかけた動作を行います。 |
追従同期 |
指定した軸の位置を基準として、追いかけ+同期動作を行います。 |
速度指令 |
指定した軸に速度指令を出力します。 |
トルク指令 |
指定した軸にトルク指令を出力します。 |
加減速カーブ |
台形またはS字 |
加減速時間 |
加速、減速時間 |
最大60000ms |
S字時定数 |
最大30000ms |
外部入出力 |
高速サーボ
通信路用 |
1ポート(MECHATROLINK-Ⅱ用) |
サーボ用
エンコーダ |
インクリメンタルロータリエンコーダ
アブソリュートロータリエンコーダ
(但し無限長ABSは条件付で対応) |
入出力 |
減速停止入力(または、サーボオフ停止)1点
汎用入力2点
汎用出力2点 |
入出力用
外部電源 |
24V |
送り速度 |
早送り速度 |
1~2147483647[指令単位/min] |
補間送り速度 |
1~2147483647[指令単位/min] |
オーバーライド |
システムパラメータまたはモーションプログラムによって指定した速度に
任意の倍率をかけることにより、動作速度を変更します。
0.00~327.67%(設定単位 0.01%、軸またはタスクごとに指定可能。) |
内部オーバーライド
(ユニットVer.3.1以降
で使用可能) |
モーションプログラムから次の命令実行時の送り速度を変更できます。
命令語 オーバーライド対象
MOVE 早送り速度
DATUM 原点復帰送り速度
MOVEI 早送り速度、外部位置決め速度
MOVET 早送り速度
実際の速度は以下のようになります。
実際の速度=軸送り速度×(軸オーバーライド+内部オーバーライド) |
軸制御 |
バックラッシュ補正 |
機械系のバックラッシュ量(駆動する軸と駆動される軸の機械的な隙間)を
あらかじめ登録した値で補正します。
サーボドライバ側のパラメータで設定します。 |
インポジション |
位置決め完了を判断するインポジション機能です。
サーボドライバ側のパラメータで設定します。 |
位置ループゲイン |
サーボドライバの位置ループゲインです。
サーボドライバ側のパラメータで設定します。 |
フィードフォワード
ゲイン |
MCユニットで作成する指令値に乗算するフィードフォワードゲインです。
サーボドライバ側のパラメータで設定します。 |
プログラム |
タスク数 |
モーションタスク:最大8タスク |
タスク内並列分岐 |
モーションタスク:最大8分岐 |
プログラム数 |
最大256本/ユニット
プログラムに使用するプログラム番号は、0000~0999のいずれかです。 |
プログラム番号 |
0000-0499:モーションタスクのメインプログラム
0500-0999:モーションタスクのサブプログラム |
プログラム容量 |
モーションプログラム換算で最大8000ブロック/ユニット(2Mbytes) |
ブロック数 |
800ブロック/プログラム |
位置データ容量 |
10240ポイント/ユニット |
サブプログラム
ネスティング |
最大5重まで |
スタート |
プログラムから(別のタスクの)プログラム運転を開始します。 |
スタートモード |
モーションタスク:イニシャル、コンティニュー、ネクスト |
減速停止 |
モーションタスク:ブロックに関わらず減速停止します。 |
ブロック停止 |
モーションタスク:現在実行中のブロック終端で減速停止します。 |
シングルブロックモード |
モーションタスク:プログラムを1ブロックずつ実行します。 |
ブレークポイント
(ユニットVer.3.0以降
で使用可能) |
サポートツールから任意のブロックにブレークポイントを設定できます。
ブレークポイントを設定すると、該当のブロックを実行後、
プログラムの実行を停止します。 |
プログラム、
データの保存方法 |
MCユニット本体 |
フラッシュメモリによるバックアップ |
ゾーン機能
(ユニットVer.3.0以降で使用可能) |
任意の変数(フィードバック現在位置、フィードバック速度などを含む)が
設定範囲内であればON、設定範囲外であればOFFします。
最大32点設定できます。 |
トレース機能
(ユニットVer.3.0以降で使用可能) |
1点~16点を1グループとして、最大2グループ、最大32点の同時トレースが可能です。
注:トレース対称はビットやデータです。これらは区別することなく1点として取り扱います。
収集できる点数は、2048点(16点収集時)~32768点(1点収集収集時)です。 |
自己診断機能 |
ウォッチドッグ、フラッシュメモリチェック、RAMチェックなど |
異常検知機能 |
減速停止入力、号機No.異常、CPUユニット異常検知
ソフトウェアリミットオーバー異常
など |
異常履歴機能 |
必要に応じCPUユニット側からIORD命令で読み出してください。 |
アラームリセット |
アラームリセット |
プログラム・CAMデータ読み出し
プロテクト機能
(ユニットVer.3.1以降で使用可能) |
CX-Motion-MCH Ver.2.1の読み出しプロテクト(パスワード設定)機能により、
プログラム・CAMデータの第三者からの読み出しを制限することができます。 |