CK5Mシリーズは、コンパクトな筐体にPMAC（Programmable Multi Axis Controller）の圧倒的なモーション制御能力を詰め込んだ、オムロンの次世代モーションコントローラです。
Rapid、Flexible、Capable、Easyの4つの特性で、速度と精度の両立を実現し、装置を最高パフォーマンスまで導きます。
制御周期25μs/5軸*1という超高速サーボサイクル演算で、高精度な指令演算と高精度な指令追従性を実現し、お客様の装置のさらなる高精度化へと導きます。
*1.モータ制御のみの場合。2022年11月当社調べ
精度の高い加工を実現するには、高精度な指令が不可欠です。
CK5Mシリーズは超高速の制御周期で高精度な指令演算が可能です。
制御周期が長く、高精度の指令演算ができないため、
理想の軌跡になりません。
超高速の制御周期で滑らかな指令演算ができるため、
理想の軌跡を実現できます。
マルチベンダのアクチュエータ・スケールに対応のインタフェースと制御モードにより、周辺機器の制約から解放し、お客様の装置を最高パフォーマンスまで導きます。
入力インタフェースではA/B相信号、正弦波信号、シリアルデータI/Fに対応し、制御指令のインタフェースもアナログ指令（DAC）、Direct PWM*2による軸制御に対応しています。高精度なスケールや精密なリニアモータ、高精度なガルバノスキャナなどにつながり、お客様のアプリケーションに最適な機器構成を自在に選定できます。さらに、各アクチュエータ間の高精度な同期制御で高精度な加工が実現します。
*2. Power PMACとサーボアンプを通信するための当社独自の通信方式です。
複数のコントローラで制御するため、完全な同期制御が困難です。
また、コントローラにより、接続できるアクチュエータに制限があります。
1コントローラで高精度な同期制御を可能にします。
しかも、多様なアクチュエータが制御でき、マシンパフォーマンスが向上します。
高い開発自由度を持つPMACのアーキテクチャを内蔵しており、自由度の高いソフトウェア構造でお客様独自のアルゴリズムを簡単に組込み、実現が困難なアプリケーションも簡単に実現します。
CK5MシリーズではPMAC専用スクリプト言語で、お客様独自の複雑・高度なアルゴリズムのプログラミングが可能です。また、C言語もサポートしており非常に複雑なアルゴリズムやコントローラ内でのログファイル処理など、一般的なコントローラで実装困難な機能も簡単に実装可能です。さらに、サブルーチンを定義することで標準Gコードのカスタマイズだけでなく、お客様の独自機能を持ったGコードの実装も可能です。
コントローラの専用言語のみで、サポートする制御以外の機能は、
実装が困難です。
PMAC専用言語のほかにC言語やGコードのカスタマイズも
サポートしており、さまざまなアプリケーションに対応できます。
EtherCAT®I/F、EtherNet/IP™機能を搭載。周辺機器を含めて1コントローラで制御しプログラミングや通信のセットアップが1ツールに統一できるため、装置設計の工数を削減できます。
EtherCAT I/F、EtherNet/IP機能を搭載し、加工アクチュエータだけでなく、搬送軸、周辺機器を含めて1台のコントローラに集約するためインターロックが不要になり、装置設計にかかる時間が削減できます。
搬送軸と周辺機器をPLCで制御するため、インターロックを取るには多くの工数がかかります。
搬送軸と周辺機器をCK3M/CK5Mシリーズに集約すれば、インターロックが不要です。
高速な演算周期で送り速度1000mm/sを実現
マルチヘッド加工でカッティングのスループットを倍増
制御の統合で、設備の設計・立ち上げ工数を削減
