スイッチング電源の保全工数削減
現場の課題
最近の装置は昔に比べて品質も向上しており、故障の頻度は低くなってきてはいますが、故障はゼロではないので定期的なチェックとメンテナンスは必要です。
現在、制御盤内に取り付けられたスイッチング電源の電圧や電流の定期的なチェックは、作業員が1台ずつテスタで確認していますが、装置や制御盤の数は増えてきているので、それらを全部チェックするには効率アップしないと、必要な期間に必要なメンテナンスができません。
改善
IoT対応のスイッチング・パワーサプライ S8VK-Xで、定期的にスイッチング電源の状態をチェックします。
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改善の内容
IoT対応のスイッチング・パワーサプライ S8VK-Xは、出力電圧値・出力電流値・出力最大電流値、および交換時期までの年数と割合を本体の前面に表示する機能があるので(*1)、テスタなしでも現場でスイッチング電源の状態を素早く確認できます。
さらに、無償ソフトウェア「Power Supply Monitoring Tool」を使えば、S8VK-XをEthernetケーブルでパソコンにつなぐだけでデータの一括表示と保存、グラフ表示はもちろん、ディレーティング図上でリアルタイムに状態の確認と容量変更のシミュレーションを実現できます。最大18台まで可能なこの遠隔での一元監視により、スイッチング電源の全数チェックを効率よく行うことができます。
(*1)90W/120W/240W/480Wの場合。
改善のポイント
スイッチング電源の稼働状態を表示モニタでチェックしたり、遠隔で一元監視したりすることにより、制御盤に取り付けられたスイッチング電源の定期的なチェックとメンテナンスが効率よく行えます。
また、S8VK-XはEtherNet/IPとModbusに対応した通信機能がありますので、S8VK-X内のステータスデータをPLCで収集し、HMIやパソコンへデータを受け渡して画面表示することで、遠隔での一元監視はもちろん、警報しきい値などの設定も可能となり、保全効率をさらに向上することができます。(*2)
(*2)PLCに収集したデータを読み出すツールは、お客様にてご準備いただく必要があります。
事例はご参考ですので、「適合性等」については保証いたしかねます。詳細は免責事項をご覧ください。
- 事例番号
- ap10020