製造業が直面する4つのジレンマ

市場のグローバル化や消費者ニーズの変化、カーボンニュートラルの達成への貢献、デジタル化をはじめとする⽣産技術の進化、少⼦⾼齢化の進展、そして⼯場で働く⼈の価値観の変化など‧‧‧。
製造業の現場では、これらのモノづくり環境を取り巻く急速な変化を捉え、持続的発展に不可⽋な社会的要求に対応していくために、いくつものジレンマを乗り越えねばなりません。

資本生産性 経済合理性 技術進化 労働生産性
柔軟性 環境還元 人の習熟 人の尊厳
の両立

人に頼り過ぎる現場のリスク拡大

人手不足が深刻化し、人に頼り過ぎる現場へのリスクが高まる中、資本集約型のモノづくりでは、機械化や自動化投資による省人化が加速しています。しかし、省人化だけではなく、消費者ニーズの多様化にも柔軟に対応できる、機械化・自動化が必要になっています。

脱炭素という経営リスク

よりよい製品を、より安価に生産する経済合理性の追求は、製造業の永遠の取り組み課題です。加えて、社会的マテリアリティを受け、製造業にも脱炭素化に貢献する、地球環境保全を考慮したモノづくりが必須になってきました。

人財確保と早期の戦力化

製造業の企業間競争に勝ち抜くためには、生産技術の継続的進化に遅れることなく追随する必要があります。ところが、製造業に携わる労働者が減少し高度なスキルをもつ技術者が不足する中、進化した技術を使いこなす人財の確保や早期育成は、年々困難になっています。

ワークライフバランスや働きがい

労働生産性を追求しながらも、安全で働きやすく、能力が発揮できる労働環境が求められています。働く人が成長と働きがいを実感でき、より創造的な活動に取り組める製造現場の整備が必要になっています。

社会的課題を製造現場で解決する
モノづくり革新コンセプト

i-Automation!

オムロンは、こうした社会的課題に起因して顕在化してくる製造現場でのさまざまな問題を、オートメーションにおける3つのイノベーションのアプローチ、「integrated 制御進化」、「intelligent 知能化」、「interactive 人と機械の新しい協調」を融合させ、より進化したソリューションによって解決します。これこそが、モノづくり革新コンセプト「i-Automation!」です。

新しいカタチの現場が導く
サステナブルな未来

オムロンは、進化したi-Automation!を軸に、「人を超える自働化」「人と機械の高度協調」「デジタルエンジニアリング革新」の新しい3つのモノづくりコンセプトを掲げ、モノづくりを高度に進化させながら、同時に地球環境との共存と働きがいを実現する持続可能なオートメーションを目指し、サステナブルな社会の創造に貢献します。

CLOSE