リコール発生時の影響範囲の特定への
バーコード・2次元コード活用

課題

自動車産業に供給される製品やサービスの品質マネジメントシステム規格であるIATF16949では、リコール発生時の迅速な影響範囲の特定と報告が規定されており、その手段として、1つ1つの部品にダイレクトパーツマーキング(DPM)による個体管理と品質情報の紐づけが行われています。リコール発生への備えとして、部品に印字されたコードが読めないと製品の個体情報と紐づけられない問題が発生するため、完成車メーカから印字検証を行うことが取引の条件として指定されたり、部品メーカがグローバルメーカに安心して採用してもらうために自主的に検証を行う動きがみられています。

解決策

国際規格準拠のコード検証機でチェック

コード検証機

コード検証機とは?

印字品質を数値化して管理するバーコードの採点機

バーコードや2次元コード(QRコード)が、規格通りに印字されているかを評価する機器がコード検証機です。印字品質を複数の観点から定量的に評価することで、品質が悪いコードが市場に流出することを防ぐことができます。近年、国や業界の規制でコード検証を行うことが義務付けされる動きが進んでおり、バーコードシステムにとって極めて重要な役割を果たします。

印字品質を数値化して管理するバーコードの採点機

国際規格に準拠した検証でコード品質をチェック

読み取り装置や読み取り環境に左右されない客観的な品質チェックができるよう、検査項目や点数の算出は国際規格ISO 15415/15416、ISO 15426-1/15426-2、ISO/IEC 29158などで定めれています。コード検証機は、これらの規格に則りコードの印字品質をチェックします。

国際規格に準拠した検証でコード品質をチェック

バーコードの印字不具合の原因特定

複数ある検査項目の採点結果を個別に確認できるので、印字品質に問題ありと判断された場合の原因特定に役立ちます。これにより、印字不良原因の特定工数の短縮や読み取り不良によるライン停止の未然防止に役立ちます。

バーコードの印字不具合の原因特定

オムロンのコード検証機が選ばれる理由

  • ・欧⽶の医療用医薬品・医療機器メーカでの10年以上の実績
  • ・ISO/IECをはじめとする国際規格に準拠
  • ・コード不良の原因を即時に発⾒する詳細分析機能
  • ・複数のバーコードを同時に検証するマルチセクタ機能
  • ・納品先との信頼関係確⽴につながるレポート出⼒機能
オムロンのコード検証機が選ばれる理由