ケーススタディ 2
冗長化構成

everRUNを使った

フォールト・
トレイラント(FT)機能

PCベースの制御環境において、アクティブ側とスタンバイ側の2台のIPCを高速LANで接続し、双方のデータ同期をとることでアクティブ側のIPCがダウンしても即座にスタンバイ側に制御が移り、ネットワーク(EIP)で接続されたI/Oを継続動作させることができます。システムを止めることのできない、インフラ系アプリ(水処理、通信インフラ監視 等)で効果を発揮します。

カバーできるエラー

ネットワーク
障害
IPCからI/Oにつながるネットワークが切断された際にスタンバイ側に切り替わり、スタンバイ側のネットワークを利用して動作を継続する。
ストレージ障害 アクティブ側とスタンバイ側のストレージ内容は同期されているため、アクティブ側のストレージに障害が発生した際に、スタンバイ側に切り替わり、スタンバイ側のストレージで動作が継続する。
CPU・
メモリ障害
アクティブ側とスタンバイ側は常に互いのハートビートを監視しており、アクティブ側のハートビートが止まった際に、スタンバイ側に制御が切り替わり動作を継続する。

止まらないIPC
(リダンダンシー構成)

推奨構成

EtherCATは、スレーブデバイスでの通信時間管理が厳格なため、本用途では使いにくい。EtherNet/IPを選択。

everRUNでフォールト・トレイラント (FT)システムを構築
一方のIPCがダウンしても、瞬時に他方に切り替わり、動作を継続する。

障害発生時の挙動
~ネットワーク障害~

IPC#1のネットワーク障害へ対応
スタンバイ側のIPCを経由して、動作を継続する(IPC#2のBusiness Port使用)。

障害発生時の挙動
~ストレージ障害~

IPC#1のストレージ障害へ対応
スタンバイ側のIPCのストレージを使って、IPC#1のBusiness Portで動作を継続する。

障害発生時の挙動
~CPU・メモリ障害~

IPC#1のCPU障害・メモリ障害およびそれに伴うIPC本体の処理障害へ対応
スタンバイ側のIPCに切り替わり、動作を継続する(IPC#2で動作継続)。

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