CV/CVM1からCJ2への置き換え
置き換えに必要なソフトウェア/ケーブル、機種選定、命令語一覧などを、手順に沿ってご案内します。
特に気になる7つのポイントをピックアップ
1 作業フロー
事前準備から実際の作業までの全体像をチェック
2 概略システム構成
機種選定の前に現在と置き換えた後のシステム構成をチェック
3 必要なサポートソフトとツールケーブル
プログラム変換に必要なサポートソフトとPLCとパソコンをつなぐケーブルをチェック
4 置き換え機種の選定
既存システムの形式から推奨の置き換え形式をチェック
5 外形寸法
外形寸法の違いをチェック
6 ラダープログラム変換方法
サポートツールでのプログラム変換方法をチェック
7 置き換えの留意点
チャネル割付の相違点をチェック
概略システム構成
必要なサポートソフトとツールケーブル
サポートソフト
CX-One(CXONE-ALxxD-V4)のCX-Programmer
ツールケーブル
CV/CVM1との接続ケーブル
CJ2との接続ケーブル
パソコンのUSBポートへは、USB変換ケーブル(形CS1W-CIF31)で接続可能です。
外形寸法
CJ2
システムでの外形寸法
電源ユニット 形CJ1W-PA202(AC電源14W)使用時のシステム幅W(mm)の例
31mm幅の ユニットの 接続台数 |
システム幅W(mm) | |||
---|---|---|---|---|
形CJ2H-CPU6□-EIP 使用時 |
形CJ2H-CPU6□ 使用時 |
形CJ2M-CPU3□ 使用時 |
形CJ2M-CPU1□ 使用時 |
|
1台 | 170.5 | 139.5 | 152.7 | 121.7 |
2台 | 201.5 | 170.5 | 183.7 | 152.7 |
3台 | 232.5 | 201.5 | 214.7 | 183.7 |
4台 | 263.5 | 232.5 | 245.7 | 214.7 |
5台 | 294.5 | 263.5 | 276.7 | 245.7 |
6台 | 325.5 | 294.5 | 307.7 | 276.7 |
7台 | 356.5 | 325.5 | 338.7 | 307.7 |
8台 | 387.5 | 356.5 | 369.7 | 338.7 |
9台 | 418.5 | 387.5 | 400.7 | 369.7 |
10台 | 449.5 | 418.5 | 431.7 | 400.7 |
電源ユニット、CPUユニット、エンドカバー
ユニット名 | 形式 | ユニット幅 |
---|---|---|
電源ユニット | 形CJ1W-PA205C | 80 |
形CJ1W-PA205R | 80 | |
形CJ1W-PA202 | 45 | |
形CJ1W-PD025 | 60 | |
形CJ1W-PD022 | 27 | |
CPUユニット | 形CJ2H-CPU6□-EIP | 79.8 |
形CJ2H-CPU6□ | 48.8 | |
形CJ2M-CPU3□ | 62 | |
形CJ2M-CPU1□ | 31 | |
エンドカバー | 形CJ1W-TER01 | 14.7 |
CV/CVM1
1. CV/CVM1からデータを読み出す
① CV/CVM1 CPU ユニットにペリフェラルインタフェース(CV500-CIF01)を装着し、パソコンと接続します。
② CX-Programmer を立ち上げます。([スタートメニュー]-[プログラム]-[OMRON]-[CX-One] -
[CX-Programmer] - [CX-Programmer] )
③ PLC 機種を接続しているCV500/CV1000/CV2000/CVM1/CVM1-V2 に設定します。
([ファイル | 新規作成…])
(下記はCVM1-CPU21-V2 を選択した例)
④ PLC にオンライン接続します。([PLC | オンライン接続])
⑤ ラダープログラム、PLC システム設定、I/O テーブルを読み出します。([PLC | 転送 | 転送(PLC→パソコン)…])
“OK”ボタンを押下すると読出します。
⑥ PLC メモリ(データメモリ)を読み出します。([PLC | PLC 情報 | PLC メモリ])
スクロールして全てのエリアをチェックします。“PLC→パソコン”ボタンを押下すると読み出します。
⑦ CX-Programmer をオフラインにします。[PLC | オンライン接続])
⑧ 名前を付けてファイルに保存します。([ファイル | 名前を付けて保存…])
2. プログラムをCJ用に変換・変更する
① CX-Programmer を立ち上げて、保存しておいたCV/CVM1 用のファイルを開きます。([ファイル | 開く…])
② PLC 機種を“CV/CVM1”から“CJ2”に変更します。([PLC | 機種変更])
※機種変換する際に、CV/CVM1 からのデータは残して置いてください。
変換できるデータは、ラダープログラムのみです。(残りはデフォルト、クリアの状態になります)
③ 命令語が変換されます。変換結果がアウトプットウィンドウに表示されます。表示されているエラー表示行をダブルクリックすると、ラダープログラムの該当箇所へジャンプします。
一部自動変換されない命令語があります。「付1.CX-Programmer のPLC 機種変更による命令語の変換」に従ってラダープログラムを修正してください。
プログラムのチェックは、[プログラム | コンパイル(プログラムチェック)]で都度行なうことができます。チェック結果は、上記のアウトプットウィンドウに表示されます。
機種変換時にはエラーが表示されない命令もありますので、プログラムチェックは必ず実施してください。
命令語の変換一覧
(1) オペランドのデータ指定型が、BCD 指定からBIN 指定に変更になる命令語があります。
(2) オペランドの数が変更になる命令語があります。
(3) 割込命令が変更になります。(MSKS、MSKR、CLI、DI、EI をご使用下さい。)
詳細は、以下の一覧表を参照ください。この一覧表は、変換において差異がある命令のみを記しています。
CV/CVM1 の命令 | CJ での命令 | オペランド | オペランドの数 |
---|---|---|---|
JMP(4) | JMP(4)または JMP0(515) |
オペランドが#0 の場合は、JMP0 に変換されオペランドはなくなります。#0 以外の場合は、同じです。 | 1→0 または 同じ |
JME(5) | JME(5)または JME0(516) |
オペランドが#0 の場合は、JME0 に変換されオペランドはなくなります。#0 以外の場合は、同じです。 | 1→0 または 同じ |
STEP(8) | STEP(8) | オペランドは内部補助リレー(WR)または、インデックスレジスタ(間接)でのみ使用可能です。 オペランドを変更してください。 |
同じ |
SNXT(9) | SNXT(9) | オペランドは内部補助リレー(WR)または、インデックスレジスタ(間接)でのみ使用可能です。 オペランドを変更してください。 |
同じ |
EQU(25) | =(300) | 同じ | 同じ |
MOVQ(37) | MOV(21) | 同じ | 同じ |
XFER(40) | XFERC(565) | 同じ | 同じ |
MOVB(42) | MOVBC(568) | 同じ | 同じ |
DIST(44) | DISTC(566) | 同じ | 同じ |
COLL(45) | COLLC(567) | 同じ | 同じ |
BXFR(46) | なし | 本命令はサポートされていません。 XFER 命令でのプログラミングを検討ください。 |
|
SETA(47) | SETA(530) | 第2,3 オペランドがBCD からBIN に変更されます。定数指定の場合、#表記から&表記に変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
RSTA(48) | RSTA(531) | 第2,3 オペランドがBCD からBIN に変更されます。定数指定の場合、#表記から&表記に変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
NSFL(54) | NSFL(578) | 第2,3 オペランドがBCD からBIN に変更されます。定数指定の場合、#表記から&表記に変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
NSFR(55) | NSFR(579) | 第2,3 オペランドがBCD からBIN に変更されます。定数指定の場合、#表記から&表記に変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
NASL(56) | NASL(580) | 第2 オペランドがBCD からBIN に変更されます。定数指定の場合、#表記から&表記に変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
NASR(57) | NASR(581) | 第2 オペランドがBCD からBIN に変更されます。定数指定の場合、#表記から&表記に変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
NSLL(58) | NSLL(582) | 第2 オペランドがBCD からBIN に変更されます。定数指定の場合、#表記から&表記に変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
NSRL(59) | NSRL(583) | 第2 オペランドがBCD からBIN に変更されます。定数指定の場合、#表記から&表記に変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
ADD(70) | +BC(406) | 同じ | 同じ |
SUB(71) | -BC(416) | 同じ | 同じ |
MUL(72) | *B(424) | 同じ | 同じ |
DIV(73) | /B(434) | 同じ | 同じ |
ADDL(74) | +BCL(407) | 同じ | 同じ |
SUBL(75) | -BCL(417) | 同じ | 同じ |
MULL(76) | *BL(425) | 同じ | 同じ |
DIVL(77) | /BL(435) | 同じ | 同じ |
ADB(80) | +C(402) | 同じ | 同じ |
SBB(81) | -C(412) | 同じ | 同じ |
MLB(82) | *U(422) | 同じ | 同じ |
DVB(83) | /U(432) | 同じ | 同じ |
ADBL(84) | +CL(403) | 同じ | 同じ |
SBBL(85) | -CL(413) | 同じ | 同じ |
MLSL(86) | *UL(423) | 同じ | 同じ |
DVBL(87) | /UL(433) | 同じ | 同じ |
INC(90) | ++B(452) | 同じ | 同じ |
DEC(91) | --B(454) | 同じ | 同じ |
INCB(92) | ++(448) | 同じ | 同じ |
DECB(93) | --(450) | 同じ | 同じ |
INCL(94) | ++BL(453) | 同じ | 同じ |
DECL(95) | --BL(455) | 同じ | 同じ |
INBL(96) | ++L(449) | 同じ | 同じ |
DCBL(97) | --L(451) | 同じ | 同じ |
BCNT(114) | BCNTC(621) | 同じ | 同じ |
LINE(115) | LINE(63) | 第2 オペランドがBCD からBIN になります。定数指定の場合、#表記から&表記に自動変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
COLM(116) | COLM(64) | 第3 オペランドがBCD からBIN になります。定数指定の場合、#表記から&表記に自動変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
TCNT(123) | なし | 本命令はサポートされていません。CNT 命令でのプログラミングを検討ください。 | |
TSR(124) | TSR(780) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 同じ |
TSW(125) | TSW(781) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 同じ |
SSET(160) | SSET(630) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 同じ |
SRCH(164) | SRCH(181) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 同じ |
MAX(165) | MAX(182) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 同じ |
MIN(166) | MIN(183) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 同じ |
SUM(167) | SUM(184) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 同じ |
EMBC(171) | EMBC(281) | オペランドがBCD からBIN になります。定数指定の場合、#表記から&表記に自動変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
REGL(175) | なし | 本命令はサポートされていません。他データ転送命令でのプログラミングを検討ください。 | |
REGS(176) | なし | 本命令はサポートされていません。他データ転送命令でのプログラミングを検討ください。 | |
FPD(177) | FPD(269) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 同じ |
FILR(180) | なし | 本命令はサポートされていません。FREAD 命令でのプログラミングを検討ください。 | |
FILW(181) | なし | 本命令はサポートされていません。FWRIT 命令でのプログラミングを検討ください。 | |
FILP(182) | なし | 本命令はサポートされていません。オンラインエディット等を検討ください。 | |
FLSP(183) | なし | 本命令はサポートされていません。オンラインエディット等を検討ください。 | |
IOSP(187) | なし | 本命令はサポートされていません。 CS/CJ の実行モードを通常(デフォルト)で使用する等を検討ください。 |
|
IORS(188) | なし | 本命令はサポートされていません。 CS/CJ の実行モードを通常(デフォルト)で使用する等を検討ください。 |
|
IODP(189) | なし | 本命令はサポートされていません。タッチパネル等での表示を検討ください。 | |
READ(190) | なし | 本命令はサポートされていません。 IORD 命令でのプログラミングを検討ください。 また、高機能I/O ユニットのデータは、PLC のI/O メモリに直接反映されます。 詳しくは使用する高機能I/Oユニットのマニュアルを参照ください。 |
|
WRIT(191) | なし | 本命令はサポートされていません。 IOWR 命令でのプログラミングを検討ください。 また、高機能I/O ユニットのデータは、PLC のI/O メモリに書き込まれたデータが 直接反映されます。 詳しは使用する高機能I/O ユニットのマニュアルを参照ください。 |
|
MSG(195) | MSG(46) | 第1 オペランドがBCD からBIN になります。定数指定の場合、#表記から&表記に自動変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
TOUT | なし | 本命令はサポートされていません。OUT 命令でのプログラミングを検討ください。 | |
SA(210) | SA(784) | オペランドのデータ仕様が異なります。 詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351),CX-Programmer オペレーションマニュアルSFC編(SBCA-348)を参照し、データを修正してください。 |
同じ |
SP(211) | なし | 本命令はサポートされていません。他SFC 関連命令でのプログラミングを検討ください。 | |
SR(212) | なし | 本命令はサポートされていません。他SFC 関連命令でのプログラミングを検討ください。 | |
SF(213) | なし | 本命令はサポートされていません。他SFC 関連命令でのプログラミングを検討ください。 | |
SE(214) | SE(785) | オペランドのデータ仕様が異なります。 詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351),CX-Programmer オペレーションマニュアルSFC編(SBCA-348)を参照し、データを修正してください。 |
同じ |
SOFF(215) | なし | 本命令はサポートされていません。他SFC 関連命令でのプログラミングを検討ください。 | |
CJP(221) | CJP(510) | オペランドがBCD からBIN になります。定数指定の場合、#表記から&表記に自動変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
CJPN(222) | CJPN(511) | オペランドがBCD からBIN になります。定数指定の場合、#表記から&表記に自動変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
CNR(236) | CNR(545) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 異なる場合があります |
PID(270) | PID(190) | オペランドのデータ仕様が異なります。詳しくはCS/CJシリーズ コマンドリファレンスマニュアル(SBCA-351)を参照し、データを修正してください。 | 同じ |
RD2(280) | なし | 本命令はサポートされていません。
IORD 命令でのプログラミングを検討ください。 また、高機能I/O ユニットのデータは、PLC のI/O メモリに直接反映されます。 詳しくは使用する高機能I/Oユニットのマニュアルを参照ください。 |
|
WR2(281) | なし | 本命令はサポートされていません。 IOWR 命令でのプログラミングを検討ください。 また、高機能I/O ユニットのデータは、PLC のI/O メモリに書き込まれたデータが 直接反映されます。 詳しくは使用する高機能I/O ユニットのマニュアルを参照ください。 |
|
TST(350) | TST(350) | 第2 オペランドがBCD からBIN になります。定数指定の場合、#表記から&表記に自動変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
TSTN(351) | TSTN(351) | 第2 オペランドがBCD からBIN になります。定数指定の場合、#表記から&表記に自動変換されます。 CH 指定の場合、CH 内のデータをBCD からBIN に変更してください。 |
同じ |
置き換えの留意点
この一覧表は、CV/CVM1 とCJ においてチャネル割付の相違の概要を記載しています。
詳細は関連マニュアルを参照ください。
項目 | CV/CVM1 シリーズ | CJ シリーズ | 備考 |
---|---|---|---|
I/O 割付 基本I/O |
「フリーロケーション・フリーチャネル」方式 CIO 0~127CH (機種によりCH 数は異なります) CIO 0~511CH (ラックごとにチャンネルを設定した場合) |
「フリーロケーション・フリーチャネル」方式 CIO 0~319CH (機種によりCH 数は異なります) CIO 0~999CH (ラックごとにチャンネルを設定した場合) |
I/O 割付の詳細は、「CJシリーズ CJ2 CPUユニット ユーザーズマニュアルソフトウェア編( SBCA-350 )」を参照ください。 |
I/O 割付 高機能I/O |
「フリーロケーション・フリーチャネル」方式 CIO 0~127CH (機種によりCH 数が異なります) CIO 0~511CH (ラックごとにチャンネルを設定した場合) |
CIO 2,000~2,199CH (号機No.毎に10CH 割付) DM20,000~21,999CH (号機No.毎に100CH 割付) |
|
I/O 割付 CPU 高機能 |
CIO 1,500~1,899CH (号機No.毎に25CH 割付) DM2,000~3,599CH (号機No.毎に100CH 割付) |
CIO 1,500~1,899CH (号機No.毎に各25CH 割付) DM30,000~31,599CH (号機No.毎に各100CH 割付) |
|
I/O 割付 SYSBUS |
CIO 2,300~2,555CH (デフォルト) |
CJ:なし 【その他リモートI/O の割付】 DeviceNet:CPU 高機能のI/O 割付 CompoNet:高機能I/O のI/O 割付 CompoBus/S:高機能I/O のI/O 割付 |
CJシリーズはSYSBUS をサポートしていません。 その他リモートI/O への変更を検討ください。 |
I/O 割付 SYSBUS/2 |
CIO 200~999CH (デフォルト) |
CJ:なし 【その他リモートI/O の割付】 DeviceNet:CPU 高機能のI/O 割付 CompoNet:高機能I/O のI/O 割付 CompoBus/S:高機能I/O のI/O 割 |
CJシリーズはSYSBUS/2 をサポートしていません。 その他リモートI/O への変更を検討ください。 |
I/O 割付 DeviceNet |
CIO 1,900~1,963CH CIO 2,000~2,063CH |
【CJ 用DeviceNet の場合】 CPU 高機能のI/O 割付になります |
|
内部補助リレー | CIO 0032(※)~0199CH (※:機種により開始CH が異なります) CIO 1,964~1,999CH CIO 2,064~2,299CH |
CIO 1,200~1,499CH CIO 3,800~6,143CH WR 000~511CH |
CJ シリーズで未使用エリアは、内部補助リレーとして使用できますが、将来拡張用に割り当てられているエリアもありますので使用しないでください。 |
データリンクリレー | CIO 1000~1199CH D0000~0127CH (自動設定時) |
CIO 1000~1199CH | |
保持リレー | CIO 1200~1499CH | HR 000~511CH | |
一次記憶リレー(TR) | TR0~7 | TR0~15 | |
CPU バスリンクリレー | GR 000~255CH | GR 000~004CH:AR GR 008~255CH:なし |
CPU ステータス、時計は特殊補助リレー(AR)に変更されています。 |
特殊補助リレー | AR 000~511CH | (1)AR の該当エリア・接点 プログラム内のチャネル・接点番号を変更してください。 (2)コンディションフラグ、クロックパルス プログラム内の演算フラグはコンディションフラグに変更してください。クロックパルスは、P_0_1ms、P_1ms などの変数名(グローバル変数)で指定してください。 |
演算フラグ、コンディションフラグは、ラベルで指定します。 |
PLCシステム設定方法の違い
CV/CVM1 設定項目 | CJ 設定項目 | 備考 |
---|---|---|
電源ON 時 電源ON 時保持設定 □強制状態保持フラグ |
電源ON 時 電源ON 時保持設定 □強制状態保持フラグ |
強制セット/リセットデータ保持フラグの電断時の状態を保持し、電源ON 時も有効とします。 CV/CVM1 とCJ で機能的な違いはありません。 |
電源ON 時 電源ON 時保持設定 □I/O メモリ保持フラグ |
電源ON 時 電源ON 時保持設定 □I/O メモリ保持フラグ |
I/O メモリ保持フラグの電断時の状態を保持し、電源ON 時も有効とします。 CV/CVM1 とCJ で機能的な違いはありません。 |
電源ON 時 電源ON 時保持設定 □電断継続フラグ |
なし | 電断継続フラグの電断時の状態を保持し、電源ON 時も有効とします。 CJ では電断継続のフラグはありません。 |
電源ON 時 動作モード ○プログラム ○デバッグ ○モニタ ○運転 |
電源ON 時 動作モード ○プログラム ○モニタ ○運転 ○プロコンキースイッチ(運転) |
電源ON 時のPLC の動作モードを設定します。 CS では、デバッグモードはありません。 デバッグを行う場合は、CX-Simulator によるシミュレーションを実施してください。 |
電源ON 時 □ユーザプログラムを 自動転送する |
なし | 電源ON 時にユーザプログラムをメモリカードからPLC 本体に転送するかを設定します。 CS ではPLCシステム設定でなく、CPU ユニット前面のDIP-SW にて設定します |
電源ON 時 表示モード ○モード1 ○モード2 ○モード3 |
なし | 電源ON 時の増設ユニット、SYSMAC BUS/2 の7SEG 表示の表示モードを設定します。 CS では7SEG 表示はサポートされていません。 表示器などによる表示を検討ください。 |
異常履歴 □異常履歴を有効にする |
なし | 異常履歴情報の格納数、格納エリアを設定します。 CS では異常履歴のエリアは固定です。 |
実行制御設定 CPU 実行処理 ○同期処理 ○非同期処理 |
周辺サービス CPU 実行処理モード 実行モード 通常 周辺サービス優先 I/O メモリ同期並列処理 I/O メモリ非同期並列処理 |
PLC 本体の命令実行と周辺ユニットへのサービス実行を非同期にするか同期にするかを設定します。 CJ1 では、同期処理は通常、非同期処理はそれ以外で設定します。 CJ2 では通常のみになります。 各種実行モードがありますが、動作が異なる場合がありますので、動作に影響がないことを確認してください。 |
実行制御設定 間接DM データ ○BIN ○BCD |
なし | 間接DM データをBCD にするかBIN するかを設定します。 CS ではプログラム中にて以下にすることで、個々の間接DM データを指定します。 BIN モード:@付きD BCD モード:*付きD |
実行制御設定 ステップタイマ単位時間 ○ 0.1 s ○ 1.0 s |
なし | SFC ステップ命令用のタイマ設定です。 CJ では、SFC エディタ内で右クリックすると設定メニューが表示されます。 |
実行制御設定 実行制御設定1 □CPU 高機能サービス間隔を 計測する |
なし | CPU ユニットがCPU 高機能ユニットへのサイクリックサービスのサービス間隔を計測するかどうかの設定です。 CJ では本機能は存在しません。 参考:A262~268CH に各種サイクルタイムの実行時間が記録されます。 |
実行制御設定 実行制御設定1 □電池異常を検出しない |
CPU ユニット設定 CPU 実行処理 □バッテリ異常を検知しない (バッテリレス運転) |
PLC 本体およびメモリカードの電池異常時にフラグを立てるかを設定します。 CV/CVM1 とCJ で機能的な違いはありません。 |
実行制御設定 実行制御設定1 □CPU 高機能ユニット待機中 でも運転開始する |
電源ON 時 運転開始条件 □特定ユニット/INNERボード の立ち上がりを待たずに CPU を運転開始する |
運転開始時に、高機能ユニットがイニシャル中でも運転を開始するかの設定です。 CV/CVM1 とCJ で機能的な違いはありません。 |
実行制御設定 実行制御設定1 □瞬停異常を運転継続にする |
なし | 瞬停を運転継続異常とするかの設定です。 CS では特殊補助リレー(AR)に電源ON 時刻、電源OFF 時刻があります。 上記情報とFAL 命令を使用することを検討ください。 |
実行制御設定 実行制御設定2 □アクション多重実行を SFC 継続エラーにする |
なし | アクション多重実行をSFC 継続エラーとするかの設定です。 CJ では動作仕様の違いから多重実行にはなりません。 |
実行制御設定 実行制御設定2 □JMP0 命令の複数使用を 有効にする |
なし | JMP0 命令の複数使用を有効とするかの設定です。 CJ ではJMP0 命令はデフォルトで複数使用可能です。 |
実行制御設定 実行制御設定2 □I/O 照合異常時に 運転を継続する |
なし | I/O 照合異常発生時に、運転待機中にするか、運転を開始させるかを設定します。 CJ では運転継続のみです。 運転を継続させたくない場合は、特殊補助リレー(AR)にI/O 照合異常フラグがあります。 このフラグで運転を停止させることを検討ください。 |
実行制御設定 実行制御設定2 □電源ON 時にトレース実行 |
なし | 電源ON 時やモード変更時にあらかじめ設定された内容にしたがって、トレースを自動的に実行開始するかの設定です。 CJ1 では本設定はできません。ラダープログラムにてログプログラムを組むなど、別手段での対応を検討ください。 CJ2 ではデフォルトで電源ON 時のトレース実行が可能です。 |
実行制御設定 実行制御設定2 □優先順位の高いI/O 割込 プログラムを実行する |
なし | I/O 割込みプログラム実行中は他のI/O 割込みを待たせるか、中断して優先順位の高いI/O 割込みプログラムを実行するかを設定します。 CJ ではMSKS 命令にて実行させるか設定してください。 |
実行制御設定 実行制御設定2 □電断割込み有り |
タイマ/割込み □電断割込みタスク無効設定 |
電断時に電断割込みプログラム(タスク)を実行するかを設定します。 CV/CVM1 とCJ で機能的な違いはありません。 |
上位リンクポート ポート設定 他 |
上位リンクポート 通信設定 他 |
内蔵の上位リンクポートの設定を行います。 上位リンクで使用する場合は、CV/CVM1 とCJで機能的な違いはありません。 NT リンクで使用する場合、CJでは本設定で設定する必要があります。(CV はディップスイッチ) |
I/O リフレッシュ ○ゼロクロス ○サイクリック ○定時 |
なし | I/O リフレッシュ方法を設定します。 CJ ではサイクリックリフレッシュおよび命令語による都度リフレッシュのみになります。 |
有効アドレス ・基本ラック ラック0~7 の先頭アドレス設定 ・グループ1、グループ2 RM0~3 の先頭アドレス設定 ・グループ3、RT 子局 RM0-RT0~RM7-RT7 の 先頭アドレス設定 ・I/O 子局 RM0~7 の先頭アドレス設定 |
なし | 各ラックの先頭アドレスの設定です。 CJ では基本ラックの先頭アドレス設定はI/O テーブル画面にて設定できますが、SYSBUS,SYSBUS/2 はサポートされていません。 |
タイマ/割込み □サイクルタイム監視時間設定 |
タイマ/割込み □サイクルタイム監視時間設定 |
サイクルタイムの監視時間を設定します。 CV/CVM1 とCJ で機能的な違いはありません。 |
タイマ/割込み □瞬停定義時間 |
タイマ/割込み □電断検知延長時間設定 |
瞬停時間を延長できる設定です。 CV/CVM1 とCJ で機能的な違いはありません。 |
タイマ/割込み □サイクルタイム |
タイマ/割込み □サイクルタイム一定時間 |
サイクルタイムを一定時間に設定します。 CV/CVM1 とCJ で機能的な違いはありません。 |
タイマ/割込み □定時割込単位時間 |
タイマ/割込み □定時割込単位時間設定 |
定時割込みの単位時間を設定します。 CV/CVM1 とCJ で機能的な違いはありません。 |
タイマ/割込み □CPU バスリンクサービス |
なし | CPU バスリンクを使用するかを設定します。 CJ ではCPU バスリンクの機能はありません。 本機能は主にCPU ユニットとBASIC ユニットとのデータ授受方法ですので、BASIC ユニット代替としてBASIC プログラムをCPU ユニットに移行し、グローバル変数でデータ共有するなど、別手段での実現を検討ください。 |
保持 □保持エリアを有効にする |
なし | 保持エリアの設定および開始~最終アドレスを設定します。 CJ では保持リレーエリア(H000~511CH)は固定です。 なお、CJ2 では拡張データメモリ(EM)を保持リレーと同様にビットアクセスできます。 |
保持 ・CPU Rack0~7 保持状態の設定 ・SYSMAC BUS/2 RM0~3 保持状態の設定 ・SYSMAC BUS/2 RM0~7 保持状態の設定 |
なし | 各ラック単位での保持状態を設定します。 CJ ではラック、RM単位での保持はできません。 |