JISパレットに対応した協調ロボットパレタイジング
導入容易なアプリケーションモデル

商品名:協調ロボット「TMシリーズ」

搬送出荷省力化・自動化情報化

既存スペースを活かしたパレタイズ自動化により重労働から人を解放

  1. 1.既存スペースで設置・稼働できる自動化により生産性と安全性を両立

  2. 2.さまざまな箱、パレット、積み込み方への対応

  3. 3.ロボットエンジニアに頼った運用の改善

日本のオートメーションセンタ*が制作した展示会向け協調ロボットのデモンストレーション動画です。

工場内の搬送工程では人手不足の問題が慢性化し、重労働作業からの解放が課題となっています。
従来の産業ロボットによる自動化は、安全柵の設置により大きなスペースが必要となり、スペースが限られる多くの製造現場では導入できませんでした。
そこでオムロンは、協調ロボットを活用することで安全柵を不要とし、パレットと人による積み込みの作業スペースにほぼ近い、産業用ロボット比で約2/3のスぺ―スで導入できるパレタイジングシステムのモデル機械を制作しました。
欧米標準パレットよりも大型のJISパレット(一貫輸送用平パレット:1,100×1,100)に対応し、国内のパレタイジング用途にお応えします。
パレタイジングの動作中に動作範囲に人が侵入してもセーフティレーザースキャナにより検知し保護停止します。さらに、人が安全な範囲に退避すると作業は再開されます。

また、TMシリーズの特長であるダイレクトティーチングの他に、移設や品種登録といったロボットの運用に必要なHMI(タッチパネル画面)と専用のソフトウェアを開発。
現場で使いこなせる簡単さを備え、ロボットエンジニアの都度呼び出し/張り付きを不要にするといった工夫を施しています。

導入効果として、繁忙期の工場に多い24h稼働の4直3交代制で、4名分の活人化**(当社試算)を見込んでおり、慢性的に高負荷/人が集まらない生産拠点、そのなかでも搬送/出荷工程における生産性向上と人手不足の問題解決の両立に貢献いたします。

*オートメーションセンタ(AUTOMATION CENTER)
オムロンでは、i-Automation!が実現するモノづくり革新の最前線となるAUTOMATION CENTER(ATC)を世界37カ所に設置しています。国内では、それそれの立地や特徴を生かした拠点(東京、刈谷、草津)に設置。モノづくりに関わるあらゆる課題の解決やビジョンの実現に向け、お客様とオムロンが共に考え、解を探り、具体的な解決策を形にしていく場がオートメーションセンタ(AUTOMATION CENTER)です。

**活人化
オムロンの工場では、1人当たりの削減された工数の合計が1になった場合、「活人化 1」というKPIを設定しています。
動画のモデル機械では、4人分の省力化と同時に4人が組立や検査といったより創造性・生産性の高い業務で活躍できることを示しています。

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