省スペース/小型化

制御盤の小型化に貢献する密着取り付け

2016/04/02 更新

制御盤を小型化させるのに重要なことは、サイズの小さい盤内機器製品を選定することですが、取り付けの間隔はそれと同じぐらい重要です。
取り付け間隔を広く必要とする製品は、製品単体のサイズが小さくても、設置に広いスペースが必要になってしまいます。

究極は、取り付けの間隔が"ゼロ"になる「密着取り付け」

オムロンは制御盤を革新的に小型化するためには、密着取り付けが必須と考え、ValueDesign製品群では、
すべての製品について密着取り付けを可能にしました(※同一製品に限る。詳細はデータシート等をご覧ください)。

ついにパワーサプライも密着取り付けが可能に

パワーサプライは大きな電力を扱うため、他の制御機器に比べて比較的発熱量が多く、これまで密着取り付けは難しい製品でした。
ValueDesign製品群のS8VK-Sシリーズでは、他の製品同様に55℃での密着取り付けを実現(※詳細はS8VK-Sデータシートのディレーティング曲線をご覧ください)。従来品に比べて設置面積の約30%削減が可能になりました(※当社従来比)。

パワーサプライの密着取り付けを可能にした、オムロンの低損失設計技術と熱制御技術

S8VK-Gで培った技術をさらに進化させ、スイッチング損失とトランス・ダイオードなど発熱部品の損失を軽減することで、搭載部品の小型化ならびに高密度実装を実現させています。

オムロン独自の熱モデリングのノウハウにより、正確で迅速な熱シミュレーション方法を確立しています。それにより、熱の流れをコントロールしながら部品の最適配置が可能になり、ヒートシンクの形状やサイズを最適化することで、製品の小型化を実現するとともに、密着取付も可能にしました。

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