人を超える自働化

揺れない液体充填搬送の
制御パラメータ 自動生成

課題

梱包材の軽量化・小型化と生産性の両立

SDGsの取り組みの一環として自然環境に優しい梱包材への切替が求められ、液体物の包装充填機では、梱包材の軽量化・小型化と生産性の両立が課題となっています。

解決策

液面の揺れ具合を学習し、搬送時間最小化へ自動調整。
梱包材の軽量化・小型化と生産性の両立を実現

オムロンは、製品の粘度や容器の素材・形状に応じて、制御条件を自動調整する技術を開発。品種切替時の作業を従来比で90%削減し(当社試算)、搬送時間を最小化しました。梱包材を切替える際には、容器の薄さや液体の粘度を考慮した品種切替設定の効率化や、搬送時間の最小化など、熟練技術者でも時間を要す緻密な設定・調整が欠かせません。また、実機・現物を用いたトライ&エラーでの搬送パラメータの手動変更も必要であり、調整工数が膨大になっていました。
これを、現場で搬送中の液面の揺れ具合を学習し、充填物に応じて搬送時間を最小化できる動作プロファイルを自動生成する技術によって、品種切替や立上げ時の調整を効率化し、梱包材の軽量化・小型化と生産性の両立が実現します。品種切替時には、熟練技術者でなくても搬送時の制御条件を迅速かつ簡単に最適化可能であり、自然環境に優しい梱包材への切替を後押しします。

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