セーフティ商品の安全上の注意については、使用上の注意事項をご覧ください。
セーフティ・リレーユニット
情報更新 : 2022/09/16
セーフティ商品の安全上の注意については、使用上の注意事項をご覧ください。
(1)配線をおこなう場合には必ず電源を切った状態でおこなってください。また通電中はカバーを取り付けた状態とし、端子部には触れないでください。感電の恐れがあります。
(2)落雷の恐れがある場合には配線作業を行わないでください。感電の恐れがあります。
(3)入力端子には規定の電圧を正しく印加してください。誤った電圧を印加されますと規定の機能が発揮されず、製品自体の破損・焼損の原因になります。
(4)電源電圧は規定電圧でご使用ください。リップルの大きな電源や、断続的に異常電圧を発生する電源での使用は行なわないでください。
(5)開閉容量(接点電圧、接点電流)などの接点定格値を越える負荷に対しては、絶対に使用しないでください。絶縁不良、接点溶着、接触不良など、規定の性能を損なうばかりでなく、破損、焼損の原因となります。
(6)耐久性は開閉条件により大きく異なります。使用にあたっては必ず実使用条件にて実機確認をおこない、性能上問題のない開閉回数内にてご使用ください。また、性能が劣化した状態で引き続きご使用されますと、最終的には回路間の絶縁破壊や、製品自体の焼損などの原因となります。
(7)引火性ガス・爆発ガスなどの雰囲気では使用しないでください。開閉にともなうアークやリレーの発熱などにより、発火または爆発を引き起こす原因となります。
(8)落下させたり内部を分解した製品は、使用しないでください。特性を満足できないばかりでなく、破損、焼損の原因となります。
(9)負荷の短絡、地絡防護のため、必要に応じ適切な保護素子(公称電流5A以下のヒューズなど)を接続ください。保護できない場合には、破損または焼損の可能性があります。
(1)電源電圧が徐々に上昇する時の故障検知について
立ち上がり時間が長い電源でのご使用時に、入力が閉路のまま電源が投入されますと、内部回路が電源電圧異常を検知し、製品は動作しません。製品には、電源電圧が定格電圧に達してから印加してください。
(2)取り扱いについて
1. 製品を落下させたり、異常な振動衝撃を加えないでください。故障や誤動作の原因となります。
2. オフディレー付きユニット形G9SA-321-T□、形G9SA-EX031-T□において、オフディレー時間を設定するボリュームスイッチは、MIN値およびMAX値の目盛り以上は回転させないでください。目盛り以上に回転させますと、製品が破損する恐れがあります。
(3)溶剤の付着について
製品にアルコール、シンナー、トリクロロエタン、ガソリンなどの溶剤が付着しないようにしてください。溶剤により、マーキングの消えや、部品の劣化を引き起こす原因となります。
(4)保管・設置場所について
下記の場所には故障や誤動作の原因となりますので設置をしないでください。
1. 直接日光が当たる場所。
2. 周囲温度が-25~55℃の範囲を越える場所。
3. 相対湿度が35~85%RHの範囲を越える場所、温度変化が急激で結露するような場所。
4. 周囲気圧が86~106kPaの範囲を越える場所。
5. 腐食性ガスや可燃性ガスのある場所。
6. 本体に定格値以上の振動や衝撃が伝わる場所。
7. 水、油、薬品などの飛沫がある場所。
8. 塵埃、塩分、鉄粉の多い場所。
(5)多数個取付けについて
密着取付する場合は、定格通電電流は、3Aとなります。3A以下でご使用ください。
(6)フィードバック用の接点は微小負荷(DC24V 、5mA)に適用できるものを使用してください。
(7)T11-T12(T23)、T21-T22の安全入力部へのOFF信号は、応答時間(10ms)を越える時間を確保してください。OFF信号が応答時間(10ms)未満の入力の時間幅では、製品がロックアウトし、起動または再起動出来ない恐れがあります。また、チャタリング等の短いOFF信号により、製品がロックアウトした場合は、安全入力を再度OFF状態にして頂き、安全入力を再入力して頂くか、電源電圧を一度OFFして頂き、電源を再投入してください。
(8)配線について
1.配線用電線サイズは下記のものをご使用ください。
・ヨリ線(flexible wire): 0.75~1.5mm2
・単線(steel wire): 1.0~1.5mm2
・電線の剥き線長さは、7~8mm以下としてください。
2.端子ネジは誤動作、発熱などの原因にならないように、規定のトルクで締め付けてください。
・端子ネジ締め付けトルク: 0.5~0.7N・m
3.T11とT12(T21とT22)への入力は無電圧接点で入力してください。
4.PEはアース端子になります。(+)側をアースされた設備には使用できません。
(9)この商品は「class A」(工業環境商品)です。住宅環境でご利用されると、電波妨害の原因となる可能性があります。その場合には電波妨害に対する適切な対策が必要となります。
(10)増設ユニットへの接続について増設ユニットを取り付ける場合以外は、本体ユニットのコネクタカバーをはずさないでください。
複数の形G9SAを使用される場合、同一のスイッチでは入力できません。他の入力端子も同様です。
形G9SA内部回路には、ポジティブサーミスタ(TH)が内蔵されており、アースショート故障(S1、S2がアースした場合)、1ch、2ch間のショート故障を検出し、安全出力を遮断します。ショート故障が解除された場合には、自動的に復旧されます。
2ch入力の片側1chが切れると安全出力は遮断しますが、このとき再起動するためには、入力の2chとも切ってから再投入してください。片側1chのみを再投入しても、再起動できません。
形G9SA-321-T□がオフディレー時間中、入力が再投入された場合には、リセットモードに応じて次のように動作します。
[オートリセット]
オフディレー時間が終了して出力が一度OFFしてから、出力が再度ONします。
[マニュアルリセット]
オフディレー時間が終了して出力が一度OFFしてから、リセット入力が入った時点で出力が再度ONします。
セーフティ・リレーユニットの接点出力の耐久性は、開閉条件により大きく異なります。使用にあたっては必ず実使用条件にて実機確認を行い、性能上問題のない開閉回数内にてご使用ください。
開閉回数を超えてご使用になった場合、再起動がかからない現象を生じることがあります。この場合は、すみやかに該当するユニットを交換してください。そのまま使用継続されますと、安全性が低下する可能性があります。
形G9SAは、欧州規格EN ISO13849-1より要求されるPLe/安全カテゴリ4の環境に適用することができます。(ただし、形G9SA-321-T□/EX031-T□のオフディレー出力部は、PLd/安全カテゴリ3に適用されます。)ただし、この設定は当社が想定した回路例をもとに判定されたものであり、ご使用状況によっては当てはまらない場合があります。PLは安全制御システム全体で判定されますので、ご使用の際には十分ご確認いただきますようお願いします。
形G9SA-301/501/321-T□/TH301/EX301/EX031-T□
・TÜV Rheinland認証
EN60947-5-1
EN ISO13849-1
EN ISO13849-2
EN ISO13851(形G9SA-TH301のみ)
・UL規格 UL508 工業用制御装置
・CSA規格 CSA C22.2 No.14 工業用制御装置
・CCC認証 GB/T 14048.5
情報更新 : 2022/09/16