Page top

注意

ES1B ご使用の前に 1
ES1B ご使用の前に 2

本製品の故障により、正しい出力がでなくなると接続されている設備、装置などへの物的損害が稀に起こる恐れがあります。本製品故障時にも安全なように、別系統で過昇温防止警報を取りつけるなど安全対策を行ってください。

安全上の要点

(1)形ES1B本体の仕様、定格の範囲でご使用ください。

(2)端子の極性を確認し、正しく配線ください。

(3)以下の環境では使用しないでください。
  ・結露、氷結する恐れのあるところ
  ・振動、衝撃の影響が大きいところ
  ・塵埃、腐食性ガスのあるところ
  ・温度変化の激しいところ、直射日光のあたるところ
  ・水のかかるところ、被油のあるところ

使用上の注意

(1)熱電対出力と電源は絶縁されていません。接続する機器との回り込み回路が生じないようにお使いください。

(2)誘導ノイズを防止するために、配線は大電圧、大電流とは分離して配線してください。また動力線との平行配線や同一配線をさけてください。

(3)フィルターは汚れないようにしてください。フィルターを掃除する場合には、エアーブローあるいは細い綿棒をご使用ください。

取りつけについて

・測定対象は放射率の高い場所を選択してください。必要により、黒体スプレー、黒体テープを使用してください。

・固定は付属のロックナットで行ってください。締めつけトルクは0.5N・m以下としてください。

・高温の対象物を測定するときは、輻射熱による本体の温度上昇をさけるため、遮蔽板などをお使いください。

接続について

・緑色のリード線出力(+)、白色のリード線出力(-)、橙色のリード線電源(+)、シールド線電源(-)に接続してください。

・2ヵ所の温度差を計測する場合は、絶縁された電源を2個ご使用ください。

ES1B ご使用の前に 6

調整について

・形ES1Bの出力インピーダンスは1~4kΩです。通常調節器にはバーンアウト検出電流が流れているため、+数度~+数10度℃のオフセットが発生します。入力補正機能付きの調節器に接続される時には、ご使用になる温度付近で、温度誤差分を入力補正機能で補正してください。補正方法は“補正方法”およびお使いの調節計の説明書をご覧ください。

・リード線の延長が必要な場合には、出力(+)、出力(-)にはK熱電対の補償導線を使用してください。
 電源線(+)、(-)には一般の銅線をお使いください。

・リード線は繰り返し曲げをしないでください。

清掃について

清掃時、シンナー類は使用しないでください。市販のアルコールを使用してください。