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基礎知識を学ぶ - 継電器とは?
地絡継電器の概要(2)
第3章 地絡継電器の概要
ケーブルこう長と充電電流の関係を図2に、ケーブルの静電容量を表2に示し、継電器整定に対するケーブルこう長の限界を表1に示します。
表1 ケーブルこう長限界目安
公称断面積(mm2 0.2A整定の場合(m) 0.4A整定の場合(m)
8 135 270
14 115 230
22 100 200
38 85 170
60 70 140
100 60 120
150 50 100
200 50 100
250 47 95
表2 ケーブルの静電容量一覧表
電圧(kV) 形状 公称断面積(mm2 高圧架橋ポリエチレンケーブルJIS
C 3606-1987(CV)
静電容量(μF/km)
6.6 3芯
(3芯一括~
アース間 )
8
14
22
38
60
100
150
200
250
0.63
0.75
0.84
0.99
1.17
1.41
1.65
1.62
1.77
単芯 8
14
22
38
60
100
150
200
250
0.21
0.25
0.28
0.33
0.39
0.47
0.55
0.54
0.59
3.3 3芯
(3芯一括~
アース間 )
8
14
22
38
60
100
150
200
250
0.63
0.78
0.90
1.11
1.14
1.41
1.65
1.62
1.77
単芯 8
14
22
38
60
100
150
200
250
0.21
0.26
0.30
0.37
0.38
0.47
0.55
0.54
0.59
参考
充電電流算出式
 Ic=2πfCE(A)
 Ic:3線一括充電電流(A)
 f:周波数(50Hzまたは60Hz)
 C:3線一括静電容量(F)
 E:対地電圧(V)=線間電圧/√3
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●DGRの感度協調
DGRの感度協調は零相電圧要素が入ってきます。零相電流の感度協調はOCGRとまったく同じです。
零相電圧の感度は、配電線のどの場所でも、故障時に発生する零相電圧は同じ値です。
短絡電流のように、末端の故障時ほど故障電流が小さいということはありません。したがって零相電圧の感度だけでは多くの場合、故障点を選択しゃ断することはできませんが、末端機器ほど感度を上げる(段協調の一般的通念)という形は軽微な地絡は末端でしゃ断し、変電所のGRはその後備保護という形態になっています。ですから、重地絡保護の場合には、零相電圧の感度協調だけではなく、他回線との間では位相判定が必要であり、自回線ではシリーズに入っているGRとの時間協調が必要になります。
継電器の零相電圧-零相電流特性上に地絡故障点をプロットしたものが図3です。

■位相協調
通常のケースでは、ほとんど問題にはなりません。また一般に市
販されているDGRも位相特性は固定されています。
継電器の位相判別は、自回線か他回線かの方向判断をします。
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