レーザ加工ソリューション(高速高精度、マルチヘッド)

ここがポイント

レーザ加工機のタクト改善のためには、(1)加工速度を上げる、(2)ガルバノスキャナヘッド(以下ヘッドと呼びます)を複数にする(マルチヘッド化)、のいずれかを行う必要があります。

(1)加工速度を上げる場合

従来

時間設定による ON/OFF 制御

時間設定による ON/OFF 制御
指令と実際のレーザ照射位置にずれが発生し、
補正に時間がかかる
矢印

CK3W-GC

距離の目標値による ON/OFF 制御

距離の目標値による ON/OFF 制御
目標値による設定で、
指令と実際のレーザ照射位置が合致

加工精度を落とさないためには、レーザのON/OFFを確実に行う必要があります。
しかし、加工速度と精度は常にトレードオフの関係があり、速度を上げると目標軌跡からのズレが発生し精度が下がります。これを防ぐために、一般的には目標軌跡とのズレの補正演算を行います。
CK3W-GCでは、目標軌跡上のON/OFF点への移動距離をあらかじめ計測し、指令が距離に到達すると瞬時にレーザをON/OFFできるため、従来難しかった補正演算を必要とせず、高速かつ高精度な加工を簡単に実現することが可能です。

(2)ヘッドを複数にする場合(マルチヘッド化)

従来

加工量を増やす場合
コントローラからの指令が同期していないため、
レーザON/OFFのタイミングが
スキャンヘッドごとに異なる
矢印

CK3W-GC

加工量を増やす場合
指令が同期しレーザON/OFFの
タイミングも同期。
同一形状の製品が加工可能

装置内のレーザのヘッドを増設することで加工量を増やすことができます。例えば2つのヘッドでは同一時間での加工量は2倍、4つのヘッドでは単純に4倍となります。
マルチヘッド構成で加工を行う際にもっとも重視すべきことは、ヘッド間でガルバノ動作が同期することですが、一般的にはヘッド動作は独立しているため、補正演算を行い調整をする必要があります。
CK3W-GCでは、ガルバノスキャナをコントロールする動作クロックがヘッド間ですべて同期するため、特別な調整を行わず全てのヘッドで同じガルバノ動作を実現できます。