レーザマーカセレクション
従来工法の印字課題を、レーザマーカに置換えることで
解消した事例を、業界ごとにご紹介いたします。
製品に取り付ける“銘板”を外部に発注して制作。その後打刻機で必要な製品情報(製品番号・緒元)を印字。
銘板の納期がかかり在庫の運用も必要になり、コストもかかっていました。
部品の管理に“ラベル”を使用している場合、製品にラベルを貼り付ける人員が必要となり、人件費と工数がかかってしまっていました。
加えて、シールの貼り違いなどの“作業ミス”も発生し、品番の特定に時間がかかるなどのデメリットもありました。
そもそも、個々の製品情報の識別や管理が適切に行われていないので、製品出荷後の不良が発生した際、対象となる製品ロットの範囲を限定することが難しく、原因特定に時間が掛かり、不具合対策のコストが莫大になっていました。
金型に管理用ラベルの添付、けがき(手書き)による文字記入で管理を行っていましたが、ラベル添付の場合、貼り間違いや、ラベルのはがれが発生していました。
ドリルやビットなどの工具に、インクや打刻機に品番などを印字。製品の“再研磨”や“製品の交換”の際に不鮮明な印字だと、文字を読み誤り誤発注や欠品が生じていました。
スタンプ機を使った印字の場合、インクを使って情報を印字するので、“インクのかすれやムラ”ができてしまい、印字品質の安定性が低いというデメリットがありました。
従来工法の場合、社名ロゴや製品型式をあらかじめ印字をしたうえで、製品ごとに筐体の在庫を持っておく必要があり、機種が多い電子部品の場合、在庫が膨らみ管理も大変でした。
電子部品の基板や部品に多く用いられる銅などの金属に対して、従来のYAG 基本波の波長のレーザでは印字ができないため、これらの金属に印字が可能な“SHGレーザマーカ”を使用して印字を行っていました。