独自のフレキシブルパルスコントロール機能(1~20本で可変できる最大1MHzのパルス列)によって、「熱を与えにくい印字・加工」「熱を加える印字・加工」など、材料・用途に応じた最適な印字や加工を実現します。
例えば、熱影響が問題となるような微小な印字が必要な場合にも、精細な印字が可能です。
フレキシブルパルスコントロール機能を拡大。強化したモードでパルスパワーと最大30本のパルス列が可能。
金属深彫、あらし加工など、より大きなエネルギを必要とする加工が可能になります。
例えば熱処理後(焼入れ後)にも、深堀加工によりカメラ読み取りに適したコントラストを維持し、読み出しが可能になります。
フレキシブルパルス(分割されたパルス)レーザにより1パルス当たりの出力アップを実現。さらに連続的な照射により、深さ方向へも熱が伝わり深彫形状が可能となります。
一般的なレーザ照射では、フレキシブルパルスに比べ1パルス当たり出力が低いため、主に熱が表面部分にとどまり、浅彫形状となります。
※オプションのため、有効にするにはライセンス「EEモードアクティベーションキー」の購入が必要となります。
EEモードは塗装や油が付着しても2次元コードが読み取れる深彫り印字を実現します。
オプションソフト不要で、段差、斜面、曲面、円錐、球面などのさまざまな3D形状へより綺麗に印字することが可能になりました。
球体面への印字も本体ソフトで簡単に設定が可能です。
球体の半径を入力するだけで球体の曲率に合わせて正しくきれいな印字ができます。
オムロンが開発したGalvano Dynamic Acceleration Controlの略称です。
G-DAC機能は、マーキング内容に合わせ、ガルバノメータの加速減速制御を最適化。これによってG-DACを使わない場合に比べ、高速、綺麗なマーキングを実現します。
一般的な固体レーザはミラー等を使用し、レーザを共振させて増幅、Qスイッチをオンオフすることでレーザを出力します。この方式では高品質かつ自由度の高いレーザは困難で、信頼性・耐久性にも課題がありました。オムロンはMOPA方式オールファイバレーザで共振器構造をなくし、高いビーム品質、高安定、長寿命かつ高い自由度を実現しました。
レーザのプロファイルは真円度が高いほど品質がよいといわれます。右図のように、オムロンのレーザは真円度が高く品質の高いレーザです。
微細加工に求められる位置精度を実現、加工エリアの歪みを最小限に抑制します。また、設置による誤差を解消する座標補正機能も搭載しています。