フルメタルボディ近接センサによる設備のトータルコスト削減

現場の課題
イニシャルコストを抑えるため、樹脂ヘッドの近接センサで溶接ワークの着座検知をしていますが、衝突や擦れが頻発する箇所では短期間でセンサが壊れ、その都度設備が突発的に停止しています。
改善
溶接工程向け近接センサ E2EW(直流2線式ベーシックモデル)なら、厚肉メタルヘッド構造のフルメタルボディにより、ワークとの衝突や擦れにも壊れにくく、センサの故障によるライン停止で発生する機会損失を防止し、トータルコストを飛躍的に改善できます。
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改善の内容
E2EWは、ワークとの衝突や擦れ、金属ブラシによる清掃でも壊れにくいメタルヘッドにより、これまでお使いの樹脂ヘッドの近接センサに比べて、摩耗・衝突による故障が原因の突発停止や交換頻度を低減します。また、スパッタの飛散が多い箇所には耐スパッタ対策タイプのE2EW-Qを使用することにより、フッ素樹脂コーティングなしの樹脂ヘッドの近接センサに比べて、保守・交換頻度を大きく低減できます。
改善のポイント
樹脂ヘッドの近接センサから、E2EW(直流2線式ベーシックモデル)に交換することで、10年間(*1)のトータルコストを約1/10に削減できます。(比較グラフ参照)
(*1)自動車業界のフルモデルチェンジの周期を10年と定義
比較グラフ内の注釈は以下の通り。
(*2)1か月あたりの突発停止による交換時間を1時間/月、1分あたりの機会損失額を1万円で試算
(*3)交換 1 時間の労務費。2,000円×1,000台×4回交換(10年間)
(*4)E2E(M12)の標準価格 6, 500円×1,000台×4回交換(10年間)
(*5)E2E(M12)の標準価格 6, 500円×1,000台
(*6)E2EW(直流2 線式ベーシックモデルのM12 )の標準価格 13,000円×1,000台
(*7)溶接ライン(25万台規模)で1,000台で試算(治具あたり20台×50治具)。E2EWシリーズは、耐衝撃(*Y) 、耐スパッタ(*Z)の観点で10年間交換不要となります。
(*Y)当社で想定した「溶接治具へのワーク設置環境下で1日10時間稼働し、ワークが近接センサに当社連続打撃相当の強度で1日に100回衝突する」とした場合の想定値です。当社品は20万回の連続打撃テストでも非貫通であるため、10年以上交換不要となります。
(*Z)当社で想定した「アーク溶接環境下で1日10時間稼働し、清掃頻度を月1回(年間12回)」とした場合の想定値です。当社従来品(E2EF-Q)が清掃3回に1回の交換とすると、E2EW-Qは清掃180回に1回の交換となるため、10年以上交換不要となります。
事例はご参考ですので、「適合性等」については保証いたしかねます。詳細は免責事項をご覧ください。
- 事例番号
- ap10075