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サージキラーによる接点保護はどのようにすれば良いですか?

FAQ番号:FAQ05462

 

回答

接点の耐久性を高めたり、雑音の防止、およびアークによる炭化物や、硝酸の生成を少なくするために接点保護回路を用いてください。
ただし、正しく使用しないと逆効果となります。以下に接点保護回路の代表例を示します。
また、接点保護回路(サージキラー)を用いた場合、負荷の動作時間が多少遅くなる場合がありますのでご注意ください。

■接点保護(サージキラー)の回路例
分類
回路例
適用
素子の選び方の目安
AC
DC
CR方式 接点間に並列に接続

*1
●素子の選び方の目安 
 C:接点電流1Aに対し0.5~1.0(μF)
    耐電圧:200~300V

    AC回路の場合は、AC用コンデンサ

   (極性無し)をお使いください。
 R:接点電圧1Vに対し0.5~1.0(Ω)
 

*1 ACの場合は、負荷のインピーダンスが、C、Rのインピーダンスより十分に小さい場合に効果があります。

 

●注意事項、その他

直流高電圧で接点間のアークのしゃ断能力が問題となる場合に、負荷間より接点間にC、Rを接続した方が効果的になる場合があります。

実機にてご確認ください。 

*2 負荷がリレー、ソレノイド等の場合は、動作時間が遅れます。

負荷と並列に接続*2
ダイオード
方式
●素子の選び方の目安

 D:逆耐電圧:回路電圧の10倍以上
   順方向電流:負荷電流以上

 

●注意事項、その他

CR方式よりもさらに復帰時間が遅れます。

ダイオード
  +
ツェナー
ダイオード
方式
●素子の選び方の目安

 ツェナー電圧:電源電圧×1.2倍程度

 

●注意事項、その他

ダイオード方式では復帰時間が遅れすぎる場合に使用すると効果があります。

バリスタ
方式
●素子の選び方の目安

 カット電圧Vc
 ・交流 Vc>((電源電圧×1.5)×√2)
 ・直流 Vc>(電源電圧×1.5)
 

●注意事項、その他

 ・Vcを高く設定しすぎると高電圧へのカットが働かなくなるため効果が弱くなります。
・復帰時間が多少遅れます。
・電源電圧がDC24~48V時は負荷間に、AC100~200V時は接点間のそれぞれに接続すると効果的です。


なお、次のような接点保護回路(サージキラー)の使い方は行わないでください。
しゃ断時のアーク消弧には非常に効果がありますが、接点の開路時Cに容量がたくわえられているため、接点の投入時にCの短絡電流が流れるので、接点が溶着しやすくなります。
しゃ断時のアーク消弧には非常に効果がありますが、接点の投入時にCへの充電電流が流れるので、接点が溶着しやすくなります。