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リレーがうなる。

FAQ番号:FAQ04916

 

回答


■代表的な原因
コイル定格
No
代表的な原因
AC
(1)
 リレーに内蔵しているくま取りコイルの不具合
(2)
 リレーインバータ電源などの高周波成分の電源を使用している
(3)
 印加電圧が低い
DC
(4)
 DCコイルのリレーにAC電源を印可した。
AC/DC
(5)
 落下による破損


■対策

(1) 交換をご検討ください。

(2) ダイオードによる全波整流回路と直流コイルリレーををご検討ください。

(3) リレーの定格にあった電圧を印加してください。

(4) リレーの定格にあった電圧を印加してください。

(5) 交換をご検討ください。


■補足説明

(1) リレーに内蔵しているくま取りコイルの不良(ACコイルのみ)

   一般的な交流操作のリレーは、うなり防止のためくま取りコイルを設けていますが
   鉄心と鉄片の吸着面に異物(虫、線屑、ゴミなど)が挟まった場合や
   かしめの断線・断線などが発生した場合、うなりが生じてしまいます。   

 

 
(2) インバータ電源などの高周波成分の電源を使用している。(ACコイルのみ)

      高周波成分を多く含む電源でリレーを駆動すると、鉄芯・鉄片・ヨークなど、磁路の鉄損が増加し、
   温度が異常に上昇します。
   また、くまとりコイルは50~60Hzで最適となる様に設計されていますが、高周波成分により
   その特性が変化し、うなりが生じる場合があります。

(3) 印加電圧が低い。(ACコイルのみ)

   印加電圧が低く唸りが発生するのは、ACコイルの場合です。
   これは、ACが脈流であり定期的に電圧が0(ゼロ)になる点があるためです。
   リレーコイルに印加する電圧を徐々に上げて行くと、動作電圧付近では唸りが発生します。
   但し、DCコイルの場合でも、ACを全波整流してDC化してお使いの場合、
   リップル率が大きいと、唸りが発生することもあります。
  

(4) DCコイルのリレーにAC電源を印加した。

   DCコイルにはくまとりコイルがないため、ACの電圧変化に追従して唸りが発生します。
    ACコイルにはくまとりコイルがあり、このコイルにより電流位相をずらし、電圧位相と
     クマトリコイルによりずらした電流位相の合成により、ACの定期的に電圧が0になる点をなくしてあるため
    唸りは生じません。

 (ACコイルのリレーにDC電源を印加してもうなりは生じません。コイル電流が増大します。)

(5) 落下による破損

      落下などの強い衝撃を受けると、コイル部の鉄芯・ヨークが変形したり倒れたりするため、
     鉄芯と鉄片の吸着精度に歪みが発生し、僅かなギャップ(間隙)を生じて、コイルに電圧を印加した際にうなり(異音)

      バイブレーションが発生します。
   (DCコイルの場合、唸り・バイブレーションは発生しません)